インタビュー
» 2009年09月26日 19時44分 公開

思わず笑っちゃう甘い戦争――「ぽっちゃり☆プリンセス」開発者にインタビューTGS2009

東京ゲームショウのSCEブースで「ぽっちゃり☆プリンセス」(原題「Fat Princess」)の開発者を発見! 甘いものでもいかがでしょう?

[加藤亘,ITmedia]

太ってもなおかわいい!

 捕えた姫を太らせながら、城を強化したり仲間を補助しながら、敵に捕えられた自国の姫を救いだす、PlayStation Networkで11月に配信予定のPS3/PSP用チームアクションストラテジー「ぽっちゃり☆プリンセス」が東京ゲームショウ2009の会期中、ソニー・コンピュータエンタテインメントのブース内で遊ぶことができる。

 「ぽっちゃり☆プリンセス」は、木こりや戦士、レンジャー、魔法使い、僧侶の5つの職業を変えながら、姫の救出をもくろむ。そのファニーな見た目とは裏腹に、敵を倒せば血が飛び散るなどなかなかシビアな世界観となっている。PS3版では32人、PSP版でも8人でのマルチプレイが可能だ。

 今回、東京ゲームショウ2009の会場で本作プロデューサーのデボラ・マーズさんに会うことができた。デボラさんは本作を一言でいうと「思わず笑ちゃうような楽しさ」と答えてくれた。

―― 今回TGSに出展されてますね。

デボラ 16回目の訪日ですが、今回こうして「Fat Princess」(「ぽっちゃり☆プリンセス」の原題)がTGSでフィーチャーされることはうれしいし、やっと日本で発売されることで満足しています。

―― 本作はどのような経緯で誕生したのでしょうか?

デボラ 2年ほど前、タイタンスタジオからこんなゲームが作りたいと、2人のお姫様が描かれたビジュアルが送られてきたのですが、それを見た瞬間にこれは絶対にゲームにしたいと思いました。そこから戦略ゲームにしようとか、ゲームアイディアを膨らませていきました。わたしの中では最初から「Fat Princess」というタイトルが浮かんでいたのですが、当初は開発会社のスタッフも反対だったんです。でも、だからこそ面白いと思うし、お姫様を太らせることはコンセプトからも外せませんでした。

最初のビジュアルは2つの軍が激しく戦闘をしている。それも2頭身のキャラクターたちが血みどろの戦いです。すごく面白かった。サウスパークのような。

ひとつ気をつけたのはどんなに太ってもかわいらしいお姫様であることです。

―― システム面で注力したことは?

デボラ 一番気をつけたのは5つの職業のバランスです。どれかが突出していることはありません。また、オンラインのマルチプレイができるゲームはたくさんありますが、職業を変更するのが難しいものも多いのです。そこを簡単に、帽子を拾うだけでチャンジできるようなシステムにしたところでしょうか。開発中に毎週火曜日にスタッフみんなで遊ぶ日を続けていたのですが、そうしているうちにこの職業が強いとか、使い勝手が悪いとかいろいろな声が聞こえてきました。それを元にファインチューニングをしていきました。いつもランチ時間

―― どんなユーザーに遊んでもらいたいですか?

デボラ オンラインのマルチプレイゲームは敷居が高いというイメージがありませんか? ハードコアゲーマーだけでなく、カジュアルゲーマーでも入りやすい簡単なルール、でも戦術的にやりこんでいくとハードコアゲーマーでも納得できる奥深さが必要だと思っています。間口が広く、どちらのユーザーでも一緒に楽しめるよう、男女問わずいろんな人に遊んでもらいたいです。

 特にオンラインのマルチプレイゲームでも「Fat Princess」のように笑えるのも珍しいと思うんです。そこはまさに狙っているところで、みんなで遊んでいると自然発生的に作戦を考えたりといろいろな遊び方が生まれてくれればいいと思っています。


 「Fat Princess」は笑いが止まらないゲームと強調するデボラさんは、最近のゲームはシビアすぎるものが多いので、できるだけエンターテインメントとして遊んで楽しんでほしいタイトルなのだそうだ。本来ならケーキ持参で、食べてもらいながらインタビューしたかったのだが、残念ながらここは戦場(TGS会場)。またの機会となった。その際は、太るくらい食べてもらいたいと思うほど、キュートな笑顔で答えてくれました。発売、楽しみにしております!

(C) Sony Computer Entertainment America Inc. Published by Sony Computer Entertainment Inc.


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