10年後のパシフィックシティが舞台――「ライオットアクト 2」について聞いてきたTGS

悪を裁くエージェントとなって、パシフィックシティの正義と平和を取り戻すために戦うXbox 360向けアクション「ライオットアクト 2」。開発元のRuffian Gamesに一問一答形式のインタビューを行った。

» 2009年09月26日 23時52分 公開
[遠藤学,ITmedia]

 Xbox 360用ソフト「ライオットアクト 2」は、悪を裁くエージェントとなって、パシフィックシティの正義と平和を取り戻すために戦うアクションゲーム(前作のレビューはこちら)。前作以上の戦闘の爽快(そうかい)感、広大な都市の捜査、探索、そして対戦、協力プレイによる究極のマルチプレイ体験の実現を目指して開発が進められている。

 今回、限られた時間ではあるが、開発元であるRuffian Gamesのスティーブン氏、ピーター氏、ジム氏の3人に話を伺う機会を得たので、そちらの模様を一問一答形式でお届けする。

photophotophoto (写真左から)ピーター氏、ジム氏、スティーブン氏

―― ライオットアクト 2におけるパシフィックシティについて教えてください。

ピーター氏 前作から10年が経っていますが、(前作で発生した)ウィルスの蔓延(まんえん)は止まっていません。さらに言えばフリークス(化け物)のほかに、セルと呼ばれるテロリストグループが現れ、市民に危害を加えるようになっています。昼間、市民は生き残るための資源を集めており、打ち捨てられた車に銃座を取り付けるなどし、戦いの準備を進めているんです。昼と夜の対比にはこだわっています。

―― 昼と夜の対比ですか。それはグラフィック面でもということでしょうか?

ジム氏 前作は見た目が良い、ディテールや距離感が良いという評価をもらいました。その点をさらに深めています。例えば、昼間なら明るいところと影のあるところのコントラストをよりはっきりとさせているといった感じです。

―― 先ほどフリークスの話が出ました。前作から何か変わっている点はあるのでしょうか?

ジム氏 (地下からあふれるフリークスとの戦闘シーンを見せつつ)ご覧の通り、今回は数多くの敵と同時に戦えることを目指しました。また、前作ではエージェントが一番強力な存在であったため、フリークスに対して本当の脅威を感じることはなかったかもしれません。しかし今作では、建物の屋上に逃げたとしても、フリークスたちは執拗に追いかけてくるんです。

photo 話の内容に合わせて、実際のゲーム画面も見せてくれた

―― エージェント(プレイヤー)側の変更点はありますか?

スティーブン氏 UVショットガンという新武器を用意しています。UVショットガンはエネルギーベースの武器で、フリークス相手はもちろん、車などの物体(飛ばして攻撃する)に対しても使用できます。単一の目的ではなく、さまざまな用途に使えるものを目指しました。

ジム氏 伸縮タイプのくっつく手りゅう弾もあります。例えば2つの建物のパイプをつなぎ、その間に車をくっつければパチンコのように使えたり、2つの建物の間に多くの車をつなげれば、橋を作ることも可能です。ほかにはガスボンベもあり、先端を撃つことでロケットのように飛ばして爆発させることや、煙突に大量のガスボンベを投下すれば、大爆発も起こせます。想像力次第で、いろんなことができるようになっています。

―― 最後にミッションについても教えてください。

ジム氏 前作のミッションは繰り返しが多かったと思いますが、その点は大幅に改善しています。また、今作では4人までの協力プレイも可能となっています。4人で遊んだ場合でも、自由度を崩さないような仕掛けを用意しますので、期待してください。

―― 本日はありがとうございました。


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