レビュー
» 2009年10月13日 15時24分 公開

完全ローカライズでついに日本上陸――「デッドスペース エクストラクション」レビュー(1/2 ページ)

圧倒的な恐怖と凄惨な描写で全世界を圧倒した「DEAD SPACE」の最新作「デッドスペース エクストラクション」が、発売された。前作は諸般の事情で日本では発売されていなかったため、今回が初上陸となる。Wiiで表現される新たなる恐怖の世界とは?

[山本大樹,ITmedia]

SFホラーゲームの中で、あらゆる意味での高い評価を得ている「DEAD SPACE」

 「デッドスペース エクストラクション」の前作にあたる「DEAD SPACE」は、宇宙空間で鉱物資源を採掘中であった「USG Ishimura」という採掘船の内部で、無残な姿に変わり果ててしまった“元”人間を相手に戦いを繰り広げるSFホラーシューティングだった。

 プレイヤーが操る主人公は、特殊部隊の軍人でもなければ、対エイリアンの専門家でもない。主人公はただの「システムエンジニア」だ。船体の問題を解決するために送り込まれたエンジニアが、船内で迫りくる謎の生命体「ネクロモーフ」と戦わなければならないという状況描写は、プレイヤーの不安と緊張感を否が応でも高めてくれる。この独特の雰囲気を継承しつつ、新作である「デッドスペース エクストラクション」の物語が、幕を開けるのである。

ストーリー

ストーリーは、前作「DEAD SPACE」より少し時間を戻した植民星「イージス7」で採掘作業を行っていた採掘船「USG Ishimura」から始まる。「USG Ishimura」は、採掘した鉱石が発した未知の衝撃波により、混乱に陥る。プレイヤーは船体の異常を調べるべく船内を調査するが、乗組員が次々と発狂。中には、もはや人間としての形をとどめていない者までおり、その現象は瞬く間に「USG Ishimura」に広がっていく。そしてプレイヤーは数少ない生存者とともに、船からの脱出を目指す……。



「USG Ishimura」からはじまる物語の原点がここに。本作のゲームシステムを紹介

 本作は、主観視点での射撃を行う「FPS(一人称視点のシューティングゲーム)」でもなければ、前作「DEAD SPACE」のように、プレイヤーを後ろから見た視点で射撃を行う「TPS(サードパーソンシューティング)」でもなく、主観で射撃を行うが、移動は自動で行われるという「レールシューティング」となっている。

 これにより細かく迷いやすい船内を行き来する必要も無く、何よりも迷わない点から、初心者にもやさしく、スムーズなプレイが可能だ。プレイヤーは一人のキャラクターを操作し続けるのではなく、ストーリーごとに使用キャラクターが変わっていくシステムを採用。さまざまなキャラクターの視点から物語を進めていくので、ストーリー全体の空白部分が、移り変わるキャラクターのストーリーによってまるでパズルのように当てはまっていき、プレイヤーが物語を把握する際に、斬新な感覚をあたえてくれる。

 説明くさい要素を出来る限り取り除き、戦闘を含めるプレイ進行に疲れが生じないので、せっかちなプレイヤーも心置きなくプレイできるだろう。そして、Wiiならではのリモコンとヌンチャクを使ったプレイにも注目だ。

 例えば敵に接近され、つかみかかられた時にはリモコンを振り、敵を振りほどかなくてはならなかったり、近接攻撃の際にもヌンチャクを振り、敵を攻撃するというシステムは、より直感的な戦闘が可能になった要素のひとつだ。

 プレイ中の筆者は「こっちに寄って来るな!」と言わんばかりにリモコンとヌンチャクを振り回し近接戦闘をしのいでいたが、プレイヤーの焦りなどをダイレクトに操作に移すことができる点はプレイしていて非常に面白い。他にも昔懐かしい「電撃イライラ棒」のような、線にそってリモコンを動かし、線の外にはみ出てしまうとダメージを受けるというパズル要素にもリモコンの操作が必要だ。このように「Wiiならではの要素」を前面に押し出しているので、普段のシューティングゲームとは違った感覚でプレイができるだろう。

奇跡的に生き延びた生存者たち。彼らを軸に、本作は進行していく
こんな不気味な敵に取り付かれては、否応無しにリモコンを振ってしまう
一見簡単そうに見えるが、実はこの操作中にも敵が近くに来ることがある

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