コラム
» 2009年11月17日 13時30分 公開

mixiアプリって儲かるの?ナニコレ

マイミクたちが知らない間にハマっているmixiアプリって、無料で遊べるけど制作者は儲かるの? そんな疑問を調べてみた。

[内田幸二,ITmedia]

いろいろ皮算用してみました

 1500万人もの会員を抱えるmixi。そんなmixiに、アプリが登場して数カ月。マイミクを見回しても、結構な人数が遊んでいて、改めて「mixiアプリってもしかして、すごい!?」なんて気になったり。

 実際に調べてみると、本当にすごい。人気のあるアプリは驚くほどの登録者数で、トップ3を紹介すると「サンシャイン牧場」が約260万人、「マイミク通信簿」が約230万人、「脳力大学-漢字テスト」が約180万人もの登録者数を誇っているのだ。比較できるものではないが、数値だけでみれば、家庭用ゲーム機なら驚異的大ヒット作と呼べるほどの人数が遊んでいるってこと。

 そこまで、人気だとすると、制作者側はどのくらい利益が還元されているのだろうか? 実は、調べてみると、かなり不透明。mixiアドプログラムPV単価表で書かれている、料金設定は、下記のような感じ。


 実際の料金などは、ランキングによって変動する単価や、不明瞭なPV数などのため分からないが、mixiアドプログラムPV単価表のデータをもとに、おおざっぱにどれくらい利益が出るのかを妄想してみた。

 「サンシャイン牧場」の会員数は、約260万人。現在トップを走る人気のアプリでもあるので、単価計算では、「0.05円/PV」に該当するタイトルだろう。そこで、ユーザーの参加率をベースに、売り上げの方を数パターン予測してみた。

  • 10パーセント(26万人)が毎日遊んだ場合、月に39万円
  • 20パーセント(52万人)が毎日遊んだ場合、月に78万円
  • 30パーセント(78万人)が毎日遊んだ場合、月に117万円
  • 40パーセント(104万人)が毎日遊んだ場合、月に156万円
  • 50パーセント(130万人)が毎日遊んだ場合、月に195万円
※ユーザー数・260万人、単価・0.05円/PV、1カ月30日

 「サンシャイン牧場」の場合、ハマルと中毒性が高く、毎日でもアクセスしたいゲームになっている。そのため、登録者数の20〜30%が遊んでいるのは、かたい予想だろう。また、11月10日から11月11日の1日だけでも、約8万人(前日から約103パーセントのアップ)もの新規会員が加わっているため、もしかしたら40%に近い数字なんて可能性もあるかも。

 一方、単価が「0.01円/PV」から「0.02円/PV」へと切り替わる、登録者数1万人超えくらいのアプリの場合、同じ条件で計算すると下記のような感じ。

  • 10パーセント(1000人)が毎日遊んだ場合、月に600円
  • 20パーセント(2000人)が毎日遊んだ場合、月に1200円
  • 30パーセント(3000人)が毎日遊んだ場合、月に1800円
  • 40パーセント(4000人)が毎日遊んだ場合、月に2400円
  • 50パーセント(5000人)が毎日遊んだ場合、月に3000円
※ユーザー数・1万人、単価・0.02円/PV、1カ月30日

 こちらはなんとも寂しい結果。しかも、1万人を下ると単価が半分になるため、さらに下がるというわけだ。

 11月11日現在のmixiアプリの登録数は、527タイトル。そのうち、100万ユーザー以上が4タイトルで、全体の4%で、100万から10万の間が、45タイトルで8.5%。1万本未満の「0.01円/PV」タイトルに関しては、345タイトルと全体の65.5%を占めている。

 これだけ見ると、「mixiアプリは、儲かるのか?」といわれれば、ちょっと難しいかもしれないと答えざるをえない。ただ、10万人以上のユーザーを抱え込む、全体の10パーセントに食い込めばなんとかなるかもしれないとも思う。

 すでに始まっている「サンシャイン牧場」のような有料サービスが始まると、一気に様変わりする可能性もある。というのも、有料アプリは、収入の8割が開発者に渡り、残りの2割がmixiの取り分になるため、大化けする可能性があるからだ。

 ただ、例えば1万人会員のゲームが、500円のコンテンツ販売を行い、会員数の1パーセントが購入したとしても、4万円の収入にしかならない。やはり、10万人以上の登録者数確保が必要になるのではと思う(ただし、これらの優良サービスを利用するユーザーが数度にわたって購入すればその限りではない)。逆に、会員数が260万人を超える「サンシャイン牧場」なら、500円有料課金を1%のユーザーが購入することで、約1000万円の収入が得られることになる。

 mixiアプリは、「儲かる」ともいえるが今のところ「ハードルが高い」のではないかというのが、正直な感想だ。ただ、いい点ももちろんあって、ヒットすればその伝播力から“爆発力あり!”と拡大する可能性も秘めている。ソーシャルゲームの文法を理解して、いかに多くのマイミクを巻き込むゲームが作れるかが、キーとなるのは確実でしょう。mixiアプリ、今後の展開が非常に気になる。

※データは、2009年11月11日のものを参考にしています。
11月11日でのアプリ数は、527タイトル。全アプリの登録数を合計すると2658万6315人にも及ぶ。かなりの人数が、関わっていることが分かる
優秀なタイトルは、「ソーシャルアプリケーション アワード」で表彰され、賞金も授与される
ナンバーワンタイトルの「サンシャシン牧場」。いち早く有料を採用したタイトルでもある。運営は、中国のソーシャルゲームメーカーのRekoo

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