アッキーナほか豪華ゲストが登場、ニュースも山盛り――期待の新作をプレイできたチュンソフト×スパイク “大収穫祭 09-10”開催(2/2 ページ)
小説版の秘話もたっぷり! 「極限脱出 9時間9人9の扉」
続いて、「極限脱出 9時間9人9の扉」のステージイベントが行われた。ゲストは同作プロデューサーのイシイジロウ氏、シナリオ&ディレクションの打越鋼太郎氏、そしてノベライズを手がける黒田研二氏。
本作の開発のきっかけは「ニンテンドーDSでサウンドノベルが出ていなく、なぜチュンソフトが作らないのだ!」と思ったから、とイシイ氏。「脱出パートも面白いのだが、とくに後半に進むにつれてストーリーが盛り上がる」と魅力を語る。
ノベライズについては、黒田氏は「当初ゲーム中に登場する“ノナリーゲーム”の構想を聞いたとき、“これはいろいろ面白いことができそうだ”と、さまざまなネタを考えました。でも、ゲーム版のシナリオが完成して見せてもらったら、その内容があまりにも完璧すぎて……悔しいぐらいに(笑)。なので、最終的にはゲームのネタをそのまま使っています。複線も、ものすごくしっかりしていますよ」と秘話を語った。
そもそも、ノベライズを依頼したきっかけは、「『かまいたちの夜』のシナリオを手がけた我孫子武丸さんに紹介してもらったから」とイシイ氏。「ゲームとは違う結末まであり、ゲームをプレイしていても楽しめる内容」と、小説版の魅力を打越氏が語った。
本作のキャラクターデザインは、「ストリートファイター」シリーズのキャラクターデザインで有名な西村キヌ氏が手がける。本作は、キヌ氏がフリーランスになってからの最初の仕事だという。キヌ氏に設定資料を渡し、上がってきたデザインを見た打越氏は「想像を上回る完成度で、そのイラストを見てさらにキャラクターを奥深く肉付けできた」と語る。ちなみに小説版の挿絵、表紙も同じくキヌ氏が担当しており、「中でもセクシーな“八代”が好み。小説では魅力的に書きました」と語る黒田氏。
また、開発秘話も語られた。登場キャラクターは腕にバングルを装備しており、ルールに違反すると爆発して爆死してしまう。だが開発当初はバングルのみが爆発し、もげた手を使っての謎解き要素が考えられていたが、大人の事情でボツになったという。女子高生風キャラクター“四葉”のイラストはパンチラを多くしたが、上からNGが出たためボツに。「もしかしたら、この絵はパンチラだったのかも!? なんて想像しながら楽しんでください」とイシイ氏。
目立つからモノクロ画面にした!? 「MADWORLD」イベント
最後に開催されたのは、「MADWORLD」のステージイベント。ここでは、ゲストとして開発元であるプラチナゲームズのプロデューサー稲葉敦志氏と、グラビアアイドルのKONANさんが登場した。
本作の魅力について、稲葉氏は「突き抜けたバイオレンス。やりすぎだろう! と笑いとばせるレベル」と語る。本作はモノクロを基調とした画面で、「モノクロにしたのは単純に目立つから(笑)。ゲームなのか映画なのか、漫画なのか。一見、よく分からないけれど、とにかくスタイリッシュに見えるものを目指した」と語る稲葉氏。
バイオレンス性が高い作品だが、「すごくスカッとしていて、どんどん斬りたくなる」とKONANさん。稲葉氏は「じつは女性でも遊んでもらえるような作品を目指して作りました。普段ストレスをためているOLさんが、ドロドロせずにスカッとストレスを解消できたらいいな」と語る。
KONANさんは、ゲームは「ハマると止まらない。普段遊ぶのは、畑を育てたり……」とライトゲーマーよりの様子。だが、テストプレイでは敵の頭に標識を刺したり、ゴミ箱に敵を投げ込み、閉じたフタで真っ二つにするなど、見事なプレイを披露。「さわったらすぐに楽しめるように作ったのですが、実際に目の前でそれを実証してもらえると、とても嬉しいですね!」と稲葉氏、開発者冥利に尽きる、という様子だった。
会場では、新作タイトルを実際にプレイできる試遊台を多く設置。どのタイトルも数十分待ちという盛況ぶりだった。
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※画面は開発中のもの。
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スパイクは、12月10日に発売する予定のニンテンドーDS用ソフト「極限脱出 9時間9人9の扉」を応援するサポーターを募集している。
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