走って、飛んで、ちぎれるゾンビたちがさらにパワーと数量アップ!!「レフト 4 デッド 2」が早くも登場「レフト 4 デッド 2」レビュー(2/2 ページ)

» 2009年12月01日 00時00分 公開
[ITmedia]
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オリジナリティあふれる特殊感染者たち

 本作には、耐久力が弱く、プレイヤーに駆け寄ってきて直接攻撃をしかけてくる通常感染者(いわゆる雑魚ゾンビ)と、特徴的なシルエットと攻撃方法を持つ特殊感染者が存在する。前作でも登場した、長い舌で生存者を引きずり回す「スモーカー」、驚異的なジャンプ力で生存者につかみかかる「ハンター」、胆汁をはきかけて通常感染者を呼び寄せる「ブーマー」、突然変異によって強力なパワーと耐久力を持つ「タンク」、発見した生存者を一撃で葬り去る「ウィッチ」に加え、本作では新たに直線上にいる生存者をつかんで地面にたたきつける「チャージャー」、酸性液で生存者にダメージを与える「スピッター」、生存者の頭の上に飛びかかってその体を操る「ジョッキー」の全8種類。

 これらの特殊感染者がマップ上に現れると、それぞれ特徴的な音がする。たとえば、ブーマーが近くにいると、ゲップの様な音が、スモーカーの場合は、咳き込むような音が、ウィッチやタンクの場合は、音楽が変わる、といったように。また、生存者が特殊感染者に気がつくと、自動で「スモーカーだ!」と声を発してくれる。「レフト 4 デッド」は画面に表示されるグラフィックだけでなく、音声でもしっかりと演出されているのだ。なお、画面上の音声を文字テロップで表示するオプションもあるので、音を出せない環境の人はそちらをつかってみてもいいだろう。

 オンラインでの対戦プレイを行う際は、これらの特殊感染者のうち、ウィッチ以外の全てのキャラクターをランダムで使用することになる。いずれもクセのある操作方法となっているので、何度か練習をしてみるといいだろう。

新たに追加された特殊感染者のスピッター。酸性液を使いこなせれば、様々な場面で活躍できる
こちらも新キャラクターのチャージャー。猛烈な突進力が特徴で、一度つかんだら相手を放さない

固まる生存者の動きを分断できるスモーカーの舌は、小さな隙間からでも相手を締め上げる
対戦プレイ時に特殊感染者になると、画面全体がやや赤くなり、生存者の姿を障害物ごしに視認できる

オンラインプレイがとにかく熱い! ボイスチャット必須の1本

 「レフト 4 デッド」シリーズの魅力を最大限に堪能するためには、まずはネットワークプレイ環境を整えること、そしてボイスチャット機能を使用すること、この2つが必要不可欠な要素だ。

 当然ながら、ネットワークプレイでは最大で8人までの同時プレイが可能なため、生存者、感染者の連携プレイがさらに楽しくなる。特に、感染者で連携プレイが上手くいって生存者を壊滅させたときの喜びは筆舌に尽くしがたい。本作では、特殊感染者の種類が増えたため、様々な連係プレイが可能になった。生存者を引き寄せるジョッキ−とスモーカー、酸性液で移動箇所を制限するスピッター、そして相手を押さえつけるハンターとチャージャー、多人数でのプレイを経験できるかできないかでは、本作の評価は大きく異なってくるはず。

 ボイスチャットは、状況の伝達や、連携のためにも無論必要なのだが、むしろ「ゲームの状況や楽しさをリアルタイムに声で共有する」ために必要といってもいいだろう。前述のとおり、特殊感染者の位置情報や、武器の位置はキャラクターが自動的に発声してくれるので、ボイスチャットが無くてもそれほど困ることはない。しかし、フレンドや知らない人たちとボイスチャットでわいわいと遊べる環境があるのであれば、楽しさは倍増する。

 ちなみに、筆者オススメの遊び方は、Xbox Liveのパーティーチャットに8人で集まり、その中で対戦モードをプレイする方法だ。これだと、感染者、生存者が入り乱れてプレイすることになり、お互いの悲鳴、笑い声が飛び交う楽しいゲームになる。プレイヤー同士の駆け引きに加え、ゲームのマンネリ化を避けるために投入されているDirector AIの存在もあいまって、オンライン仲間がいれば、いつまでも楽しめる1本といえるだろう。

倒れている味方を助けるか、敵を倒すのか、その判断が勝敗を分けることも
味方を撃つとダメージを与えてしまうため、乱戦時には注意が必要

落ちているガソリンタンクやガス缶を活用するのも生存の秘訣
特殊感染者になった際は、画面左下に表示される味方キャラの状態の確認が重要

「レフト 4 デッド 2」
対応機種Xbox 360
メーカーエレクトロニック・アーツ
ジャンルFPS
発売日2009年11月19日
価格(税込)7665円
(C) 2009 Valve, the Valve logo, Left 4 Dead, the Left 4 Dead Logo, Steam, the Steam logo, Source, the Source logo, and Valve Source are trademarks and/or registered trademarks of Valve Corporation in the United States and other countries.
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