連載
» 2009年12月30日 13時34分 公開

2009年の話題を独断と偏見でランキングしちゃった!くねくねハニィの「最近どうよ?」(その35)(2/3 ページ)

[くねくねハニィ,ITmedia]

1位:任天堂不振のニュース

 任天堂が対前年比で売上高も純利益率を落としてるって話じゃなくて、それが「不振」って報道に注目したいわけよ。毎回報告してる北米市場を見たって、決して任天堂が負けているわけじゃないし、赤字を出してるわけではないってことは覚えておきたいね。去年が異常なほどのブームだっただけで、今年だって悪いわけじゃなくて、ノーマルな状況に戻ったってだけ。

 ただ、状況を細かく知らない人(ベンチャーキャピタルなんかの投資元とか)は市場がシュリンクしてる(小さくなってる)! って大騒ぎして、業界はダメなんじゃないか? とか言っちゃうのでたくさんのタイトルやプロジェクトがこっそりキャンセルされてるって噂。ったくもう。そういう意味では任天堂の責任は重いってことだけ分かってればいいお話。

2位:「Call of Duty: Modern Warfare 2」空前の大ヒット〜発売から48時間で700万本(全世界)突破

 「Grand Theft Auto」シリーズの売上を上回るタイトル(任天堂の「Wii Play(はじめてのWii)」除く)がこんなに早く出るとは思わなかったね。バイオレンスゲームが売れる! って言ってた時代が終わって、FPSが売れる! って時代が来たのだ。ハニィを含む業界関係者が考えなければいけないのは、この次にアタるジャンル、ゲーム性は何かってこと。今から日本がFPSを作っても遅いことは明白だからね〜。

 それにしても、北米だけで11月単月での600万本突破はすばらしい……。10月の売上と比べてみると、みんなコレを待ってて買い控えしてたのかな?って感じさえするよね。

3位:ハードの値下げラッシュ

 昨年12月にHomeをローンチして1年が経つPS3だけど、9月に大幅な値下げをしたよね。120GBが299.99ドルになったため、9月は北米売上台数首位! 時を同じくして、Xbox 360エリート(120GB)が同じく299.99ドル、Wiiが199.99ドルに値下げされて、年末商戦にむけてハードメーカーの大きな勝負に出たんだけど、不振と言われる任天堂さんが年末はやっぱり強かったっ!

 2009年11月現在(12月のデータはまだ出ていないのだ、すんません)で、Wiiが2333万台、Xbox 360が1734万台、PS3は977万台となりましたけね。でもね、ハードのインストールベースはWiiの大勝利ですけど、ハードの一台当たりのソフト売上本数(装着率)は、Xbox 360が9.5本とダントツで、相変わらずハードへのロイヤリティが高い、もしくは稼働率が高いのはXbox 360なんですね〜。ちなみにWiiは7.4本、PS3も7.5本なんです。

 そういう意味では任天堂ユーザーはなかなか新しいソフトを手にしてくれないけど、台数は出回ってるからタイトルは供給して行かんとね、そしてXbox 360は台数こそWiiに達していないけど、ソフトは買ってくれるからな、とメーカーが思うわけだ。じゃ、PS3は? 台数もいってないけどロイヤリティも低い……なんじゃそりゃ。そういう意味で「Uncharted 2: Among Thieves」(10月発売:65.7万本)や「Ratchet & Clank Future: A Crack In Time」(10月発売:15.1万本)がハードを牽引するエクスクルーシブソフトとしてもっと機能するはずなんだけどな。2010年の「God of War 3」まで待たないといけないのかもしれないね。

 そうそう、忘れてたけど、PS2も値下げしましたね、99.99ドルになりましたよ。あのかっちょいい薄型PS2が100ドルを切っているのだよ。北米だけで4500万台のインストールベースを誇るPS2なのに、残念ながら、小売店側の利益シロが低いので、ソフトを店の棚に置いてもらうことすら困難な状況。エコに反するなぁと思うハニィでした。

4位:EA不振続く

 90年代からず〜っと業界のジャイアントだったElectronics Arts(EA)がActivision Blizzardに世界一のパブリッシャーの地位を譲ったのは昨年の2008年。それからというもの売上不振が続いてるよね。2009年も2回にわたるリストラを行ったの。ワールドワイドで1万人ほどの社員がいて、春に約1000人、秋に約1500人の解雇を行ったと発表があったけど、元EA社員に言わせれば「毎年のイベント」だそう。

 おっしゃる通り、今までのEAのリストラは、ある意味業界や投資家に対して「EAは経営の悪化を直ちに保全している」とのアピール(IR=Investor Relations)ってことも言えるわけだし、人の入れ替えや、の意味も大きかっただろうけど、今回の売上不振は雰囲気的にも重い感じがするのはハニィだけかしらん。

 これは、ある意味M&Aの失敗ととらえてもいいかもしれないな、とハニィは思ってる。ActivisionがVivendi Universalと合併してActivision Blizzardになったときに、EAはすかざずTake2の買収に走ったけど、長い交渉を経て決裂。

 さかのぼると、2004年のDice買収、Criterion買収、2005年のBioWare、Pandemic Studios、Jamdatを買収、2007年Mithic、そして、リストラの最中2009年にPlayfishを買収(書ききれないのでこれくらいで……笑)などなど、様々な買収で大きくしてきた過程があるけど、EAはある程度大きなタイトルで成功している会社を買収したものの、その集大成が出来上がってきたと思われるこの時期に不振とは皮肉な話でしょ? 買収によって得られるはずだったスケールメリットが享受されないってことは、単なる市場悪化のせいとは言い切れないとハニィは思う訳ですわ。

 ちなみにEAのついてないことったらないよね。Beatlesの「Rock Band」(ただしパブリッシャーはMTV Games、EAは流通のみ)は独占権に莫大なお金をかけただろうし、プロモーションだって相当なもんだったと思うけど、音楽ゲームの陰りとともに、思ったほど売れなかったり、長い間ドル箱だったTiger Woodsのゴルフゲームのライセンスも、例のニュースで吹っ飛んじゃう訳だし、いろんな意味でかわいそうなことになってることも事実ですわ。

5位:老舗メーカーの破たん

 2009年は2月にMidway(Mortal KombatはWarner Bros.に買われた)、4月に英国のEmpire Interactiveなど老舗メーカーの破たんがあったんだ〜。市場が思ったほど成長しない中で、ハイスペック機導入によって開発費は高騰するのに、ソフトの値段は上げられず、知名度の高いIPを持ったところだけが生き残ってく時代なのか?そうは思いたくないぞ! って感じてるけど、けど、いよいよ中堅メーカーの踏ん張りどころかもしれないね。

 だからと言って大手メーカーは安泰かというと、Acclaimの例があるからそうとも言えないのだ。AcclaimはTurokなどの大きなブランドを持ち、全米でトップ3パブリッシャーに入っていたのに、いきなり2004年秋にパタンと倒れたのには腰を抜かしたのを覚えてるワ。フランスの大手パブリッシャーAtari(旧インフォグラム)だってそう。DriverやStuntman、Alone in the Darkなどの大きなフランチャイズIPを持ちながらもどんどん見えなくなってしまったよね。

 「Call of Duty: Modern Warfare 2」が大ヒットしているActivionだってツライ時期はあったわけだし、今だって、鳴り物入りで発売した「Dj Hero W/Turntable」はマルチプラットフォーム(Xbox 360/Wii/PS3)で23万5千本(11月末現在)と予想を大きく下回ったり、久々の復活フランチャイズ! だった「Wolfenstein」なんかもマルチ(Xbox 360/PS3)で14万7千本と振るわなかったりしてるのだよ……。

 それだけゲームは大きな博打であるということも裏返しに言えるよね。数十億タイトルが複数倒れてしまったら、それだけで大きな損害なわけさ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2311/06/news020.jpg 柴犬「友達〜!!!」 お母さんの寝坊で散歩が遅れた柴犬、ワン友に会えず……→怒りMAXの拒否柴発動に母「スマン……」
  2. /nl/articles/2311/06/news041.jpg 素潜りでイソマグロを突いたら海に引きずり込まれ…… 水深25メートルの激闘が100万再生「怖い」「磯のダンプカー」
  3. /nl/articles/2311/05/news045.jpg カナダ留学中の光浦靖子、得意の手芸でまたしても力作を生み出す 「クオリティ高すぎ」「もープロですね」
  4. /nl/articles/2308/06/news018.jpg 柴犬がプールからあがろうとした瞬間……! 「何回見ても爆笑」「好きすぎる」コントのようなずっこけハプニングが発生
  5. /nl/articles/2311/06/news047.jpg 隣家にいった飼い主、ふと視線を感じると柴犬たちが……? じーっと監視するワンコきょうだいの圧に爆笑
  6. /nl/articles/2311/06/news117.jpg 「スト6」フランス大会決勝、モニターにペンキで中断 環境団体乱入で
  7. /nl/articles/2311/06/news068.jpg 村重杏奈の“最強遺伝子”な弟、7歳バースデーお祝いに黄色い声 姉とうり二つな姿に「幼さが抜けて更にイケメン」「可愛いしカッコイイ」
  8. /nl/articles/2311/04/news008.jpg 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. /nl/articles/2311/04/news016.jpg 突然現れた痩せて汚れた野良猫、「ごはんくだちゃい」と訴えてきて…… 距離が縮まっていく姿に「涙が出ます」と100万再生
  10. /nl/articles/2311/05/news052.jpg 「ここはあんたが座る席じゃないよ」 末期すい臓がんの叶井俊太郎、優先席に座るも高齢者から非難 妻・倉田真由美が明かす
先週の総合アクセスTOP10
  1. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  2. 尻尾がちぎれた小さな子猫をサーキット場で保護→1年後“ムキムキ最強生物”に 驚異の成長ビフォーアフターに注目集まる
  3. 「犬ぐらい大きくなれよ」と願い育てた保護子猫が「まさか本当に犬ぐらいになるとは」 驚異の成長ビフォーアフターが192万表示!
  4. 「BreakingDown」出場の元プロボクサー、5人から一方的に暴行される 顔面数針縫うも「私は1発も攻撃してません」
  5. 「頭が大きい」「普通ではない」 パリス・ヒルトン、9カ月長男の受診勧めるコメントにぴしゃり「世の中には病んでる人がいるみたい」
  6. 「最期の最期まで闘って」 元「妄想キャリブレーション」水城夢子さん、27歳で病死 2年前には“しばらく療養が必要な病状”で休止
  7. 3児の母・杏、異次元スタイルのパンツスーツ姿が衝撃的 目を疑う脚の長さに「身長の半分股下」「えっ! 本当!? っと思っちゃうくらい」
  8. 志穂美悦子、68歳バースデーに鍛えられた筋肉バキバキの肉体美披露 「いろいろやりたいことがある」「まだ見ぬ自分へ」
  9. 柴犬と父のやりとりに「20分これ見て爆笑してます」「気持ちよすぎるいい返事」 お笑いコンビを超える関係性が100万再生
  10. 「スカートはないわ」「常識無視の番組でびっくり」 山下リオ、登山中の服装批判巡って反論「私が叩かれているようですが」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 病名不明で入院の渡邊渚、3カ月ぶりSNS更新で「表情に違和感」「そこまで酷い状況とは」 ベッド上で「人生をやり直すこともできません」
  2. 動かないイモムシを助けて1年後のある日、窓の外がありえない光景に 感動サプライズが「アゲハ蝶の恩返し」と話題
  3. 「スカートはないわ」「常識無視の番組でびっくり」 山下リオ、登山中の服装批判巡って反論「私が叩かれているようですが」
  4. 「千鳥」大悟、大物美人俳優にバッグハグされた表情に注目集まる 「マジ照れのお顔ですね」「でれでれやん」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 神田愛花アナ、拡散された女子中学生時代ショットにスタジオ騒然「ヤバい」→“アネゴ感”でSNSもざわつく
  7. 「生きててよかった」 熊谷真実、美麗な初“袋とじ”グラビアで63歳の色気全開 真っ赤なドレス着こなす姿に「すごいプロポーション」
  8. 尻尾がちぎれた小さな子猫をサーキット場で保護→1年後“ムキムキ最強生物”に 驚異の成長ビフォーアフターに注目集まる
  9. 双子モデル・吉川ちえ、美容整形後のひたいが“コブダイ”状態へ 多額の費用要した修正手術で後悔も「傷がこんなに残りました…」
  10. 「犬ぐらい大きくなれよ」と願い育てた保護子猫が「まさか本当に犬ぐらいになるとは」 驚異の成長ビフォーアフターが192万表示!