第23鉄 位置情報ゲーム『コロプラ』で“130円大回りの旅”を満喫(計画編):杉山淳一の +R Style(1/5 ページ)
「130円大回り乗車」をご存じだろうか。“JRの初乗りきっぷでどれだけ遠回りできるか”という遊びだ。実際にやることはないと思っていた筆者は、ある携帯ゲームがきっかけで、ついに“大回り”を実行してみることにした。
鉄道ファンにはよく知られている、「130円大回り乗車」という遊びがある。JRの「大都市近郊区間制度」を利用して、「隣の駅までの一番安いきっぷでどれだけ遠回りできるか」というルールだ。筆者はかねがね「制度に注目した机上の遊び」にとどめておくべきではないかと思っていたのだが、最近、やってみたくてウズウズしてきた。実際にやりたくなった理由は、最近流行りの「位置情報ゲーム」。今回はルール解説と計画編だ。
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→位置情報ゲーム『コロプラ』で“130円大回りの旅”を満喫(ルール解説&計画編)
→位置情報ゲーム『コロプラ』で“130円大回りの旅”を満喫(出発進行編)
→位置情報ゲーム『コロプラ』で“130円大回りの旅”を満喫(完結編)
まずはこの遊びを根底を支える、JRの「大都市近郊区間特例制度」について説明しよう。JRの運賃の大原則は「乗車経路どおりのきっぷが必要」である。しかし東京や大阪のような複雑な路線網では、いちいち経路を指定してきっぷを買うには手間がかかるし、購入したのと異なった経路をたどった場合の清算も煩雑になる。それは不便だというわけで、乗客の経路選択の自由を認める「大都市近郊区間特例制度」が作られた。「大都市近郊区間特例制度」は東京以外にも「大阪近郊区間」「福岡近郊区間」「新潟近郊区間」が定められている。
この制度を利用したのが「130円大回り乗車」。特例の裏を読んで「130円でどれだけ迂回できるか?」という遊びなのだ。
改札さえ出なければ、130円で関東を一周できる?
実はこの制度、ほとんどの利用客が無意識にお世話になっている。例えば山手線で渋谷から秋葉原へ行くときに、品川経由でも、池袋経由でも、新宿乗り換え中央線・総武線経由でもOKになる理由はこの特例のおかげ。横浜から千葉へ行くときに、横須賀線直通の総武快速線で乗り換えなしで行ってもいいし、川崎から南武線に乗り換えて府中本町から武蔵野線で大回りしてもいい。改札内のエキナカのある駅に寄り道して買い物をしてもOK。これも大都市近郊区間特例制度のおかげである。では「いったいどこまで遠回りしていいのか」というと基本的には「大都市近郊区間の地図の範囲で、同じ駅を2度通らない。改札口を出ない※。当日限り」を守ればいい。
ちなみに「東京近郊区間」の範囲をGoogleマップで表示させるとこうなる。
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130円大回り乗車とは?
東京近郊区間の対象となるJR路線(赤い部分は2009年3月に追加された区間)