ゲームソフトの不正ダウンロード被害、昨年12月だけで978万件!日々是遊戯

年々深刻化が進む、ゲームソフトの不正ダウンロード問題。昨年ESAが行った調査で、その驚くべき実態が明らかになりました。

» 2010年02月22日 23時09分 公開
[池谷勇人,ITmedia]

実際のダウンロード件数は1000万件以上?

 アメリカのゲーム業界団体「Entertainment Software Association(ESA)」が行った調査によると、全世界で行われたゲームソフトの不正ダウンロード件数は、昨年12月だけでなんと978万件にものぼったとのことです。

 ESAの調査は、特に不正ダウンロード被害が大きい200タイトルを対象に行われたもので、実際の不正ダウンロード件数はこれよりはるかに多くなるとのこと。また国別のダウンロード件数では、イタリアがもっとも多く全体の20.3%を占め、次いでスペイン(12.5%)、フランス(7.5%)、ブラジル(6%)、中国(5.7%)の順となったそうです。

 もともとイタリアやスペインなどは「不正ダウンロード大国」として有名で、今回の調査であらためてそれが浮き彫りになったと言えます。以前、任天堂が海外のマジコン裁判で立て続けに敗北を喫したことをお伝えしました(マジコンは合法? スペインのマジコン訴訟で任天堂がまさかの敗北)が、このとき争っていたのもちょうどイタリア、スペイン、フランスの3国。不正ダウンロード大国であることと裁判の結果は無関係だと思いますが、根底にはやはり著作権に対する根本的な意識の薄さのようなものはあるのかもしれません。

 つい先日も、Wiiの「NewスーパーマリオブラザーズWii」を違法にアップロードしたオーストラリア人男性に150万ドル(約1億3000万円)の賠償金支払いが命じられたばかり(「マリオ」違法アップロードの男性に約1億3000万円の損害賠償)ですが、不正ダウンロードの被害は年々深刻化が進んでおり、今後も終わりのないいたちごっこは続いていくことになりそうです。

ESAの公式サイト
海外ではBitTorrentなどを使用した、P2Pによるファイル交換が主流だそう

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」