大人のゲーム環境構築は家具から考える(2/3 ページ)
ちょっと大人にカップルでゲームタイムを演出したいなら……
大人の二人がゲームを楽しむなら、大画面のディスプレイでまったりと遊びたいところ。きれいなディスプレイの前には、できればオシャレなファニチャーを置いておきたい……ということで、続いて紹介してもらったのが、カップルでゲームを楽しみたい二人にオススメのソファセット。
「新しいものを二人の関係の中で取り入れていきたい、そういった志向のある方にはネルソンのセットはどうでしょうか」と、前澤さんが紹介してくれたのが、奇抜なカラーリングが目を引く「ネルソンマシュマロソファ」。オレンジ、パープル、レッドのクッションがちりばめられたこのソファに、同じくデザイナーのジョージ・ネルソン氏の手によるクラシックなローテーブルの「ネルソンエンドテーブル」のマッチングは実用性と趣味性を両立させた取り合わせと言えるだろう。
このほかに、まだ日本では数える程の人しか手に入れていない、というマーク・ゲッツ氏による「ゲッツソファ」もカップル向けのシートとしてオススメとのこと。前澤さんは「シンプルで洗練された美しさを持つこのソファは、ミッドセンチュリーの家具に多くみられるプライウッドをモチーフとしているため、現代的なインテリアにも、クラシックなインテリアにも合います。人間工学に基づいて設計された快適性は、長時間ソファに座っていても疲れを感じさせません」と自信を見せる。
恋人を家に招くのなら、こういったファニチャーでお出迎え、というのも大人のスタイルなのでは。
65万1000円〜(税込)
マルチカラーのクッション部分が奇抜すぎる、という人にはブラック、レッド、ホワイトなどのカラーバリエーションもある。
6万9300円〜(税込)
このくらいのサイズのローテーブルは、意外と使い勝手がいい。ゲーマー的にいうと、ジョイスティックを置いてみたり。
100万6950円〜(税込)
「ソファで100万円超え!?」と驚くなかれ。その価格には、それなりの理由があるのだ。
コレに座ればゲームスコアがあがる? そんなイスがあるんです
そして、最後にオススメしてもらったのが、「ガチでゲームをやる人に最適な環境」について。
前澤さんはまず「ハーマンミラーが自信をもって送り出した最新モデルのワーキングチェアが、この『エンボディ』です。人間工学に基づいて、モニターの前に座る人のためにデザインされたもので、座る人にとってもっとも好ましい姿勢になるように自然に動いてくれるものです」と、エンボディチェアを大プッシュする。実はこのエンボディチェア、筆者も昨年末から愛用しているもの。その独特の背面デザインで好き嫌いが分かれるとは思うが、近未来ガジェットっぽくて個人的にはかなり好きな部類だ。
さらに、このエンボディチェアには、驚くべき機能を搭載している。なんと「体の自由な動きをサポートし、心拍数を安定させることによってリラックス状態を作り出し脳の活性化を促す」のだという。まだ、基礎調査の段階で詳細な研究についてはこれから、と前置きしながらも「普通のチェアに座っている人よりも、ゲームに集中できる環境を作り出せるのでは」と前澤さんは語る。もしかすると、これに座っているとゲームのスコアがあがる、なんてこともあるかもしれないのだ。筆者は実際にスコアが上がったかどうかは、具体的に比較をしていないので分からないが、少なくとも長時間ゲームをしていても、肩こりや座面の蒸れがほとんどなく、非常に快適に座っていられる、ということは確実に言える。デスクワークが長い人、ゲームをするときにデスクモニターを使用している人にはかなりオススメできる。
そのチェアに合わせるのに最適なものは? というと「6年間の研究を経て、昨年3月に発売されたエンボディチェアの開発中に、それにあわせたデスクを、ということで作り上げられたのが、天板を伸ばすと同時に傾斜を加える『エンベロップデスク』です。身体がすっぽりとおさまるボディポケット構造のデスクになっているので、さまざまな体格、体型の方にご使用いただけます」と前澤さん。
筆者も実際に使わせてもらったが、通常のデスクとは異なり、背中を垂直にした姿勢でも、後ろにもたれかかった姿勢でも、天板が追従してくるため、かなり使いやすい。モニターも24インチまでなら2枚横に並べることも可能だろう。机にすっぽりと包まれた印象はコックピットに入ったようで、これでゲームをプレイすると、かなり没入感を楽しむことができそう。
PCゲームをはじめ、一人で真剣にゲームをプレイしたい人は、このセットを導入してみるのもアリだろう。趣味にお金をかける、それもまた大人だからできることなのだ。
18万7950円(税込)
ハーマンミラーの定番ワークチェア、アーロンチェアを超えた、とも言われているエンボディ。一度座ってみる価値はある。
17万1990円〜(税込)
今回の取材で、筆者がもっとも「ほしい!!」と思ったのがこれ。いままでのデスクの概念を打ち壊す会心のプロダクツだ。
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