“レッツゴー!陰陽師”へ至る道のり「豪血寺一族」ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(4/4 ページ)

» 2010年04月02日 10時14分 公開
[ゲイムマン,ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

ソーリス my heart(ポリスうーめん)

 1997年、アーケードに登場した「GROOVE ON FIGHT 豪血寺一族3」は、近未来(2015年)の話となったことで、キャラクターが一新された。前作より引き続き出演しているのはお梅とお種だけで、しかも高齢のため、2人で1キャラという扱い。

 各キャラクターの出す必殺技がやたら派手なところに、「豪血寺一族」らしさが感じられる。もっともこの時代になると、ほかの2D対戦格闘ゲームにも同じくらい派手な演出はあった(「ヴァンパイア セイヴァー」「幕末浪漫 月華の剣士」など)。

 「豪血寺外伝 最強伝説」から引き続き、2人のキャラがタッグを組む、チームバトルとなっている。「最強伝説」は単独で家庭用ゲーム機に移植されていないので、家庭用ゲーム機では初めて(1人プレイで)チームバトルができる豪血寺となった。

 新たなキャラクターは、前作までに比べてかなりまとも。ステージBGMも正統派の曲が多い。ソーリス、ラリー、クリスといったマジメなキャラに交じると、お梅&お種とか、クララの娘・ポプラ(見た目はクララとほぼ一緒)とかが、ちょっと浮く。

 この「GROOVE ON FIGHT」はセガサターンに移植されている(拡張RAMカートリッジが必要)。アーケード版で背景キャラだったデミアンを主人公にできる。デミアンのエンディングは、豪血寺らしいぶっ飛んだもの。

お梅とお種は、たすきで背中合わせに結ばれた状態で登場。これでは1人多いハンデを生かせないような気がするのだが……
今作のヒロインは、西暦2115年から来たタイムパトロール、ソーリス=R8000。スーパークララ以上に衣装がきわどすぎる
セガサターン版の隠しキャラ・デミアンは、ルドルフ=ゲルトハイマーの従者。エンディングが濃い

 「GROOVE ON FIGHT」でいったん豪血寺シリーズは途絶えてしまうが、6年後の2003年、新作の「新豪血寺一族 闘婚 Matrimelee」が突如アーケードに登場した。以前のキャラクターも多数復活。同じくノイズファクトリーが開発した、「レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ」(プレイモア/現・SNKプレイモア)のキャラクターも登場する。BGMのインパクトはさらに強化され、ここで陰陽師・矢部野彦麿が初登場。家庭用ゲーム機では、ネオジオ版のみ発売されている。

 そして2006年に、この記事の前半で触れた「新・豪血寺一族 煩悩解放」が発売。2009年には、「豪血寺一族 先祖供養」がアーケードに登場した。豪血寺一族の骨肉の争いは、まだまだ終わりそうにない。

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/21/news027.jpg 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  2. /nl/articles/2411/20/news049.jpg 高校生の時に出会った2人→つらい闘病生活を経て、10年後…… 山あり谷ありを乗り越えた“現在の姿”が話題
  3. /nl/articles/2411/20/news222.jpg ディズニーシーのお菓子が「異様に美味しい」→実は……“驚愕の事実”に9.6万いいね 「納得した」「これはガチ」
  4. /nl/articles/2411/20/news027.jpg 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  5. /nl/articles/2411/20/news054.jpg 「防音室を買ったVTuberの末路」 本格的な防音室を導入したら居住空間がとんでもないことになった新人VTuberにその後を聞いた
  6. /nl/articles/2411/20/news050.jpg プロが教える「PCをオフにする時はシャットダウンとスリープ、どっちがいいの?」 理想の選択肢は意外にも…… 「有益な情報ありがとう」「感動しました
  7. /nl/articles/2411/21/news083.jpg 間寛平、33年間乗り続ける“希少な国産愛車”を披露 大の車好きで「スカイラインGT-R R34」も所有
  8. /nl/articles/2411/21/news085.jpg 「もしかしてネタバレ?」 “timeleszオーディション”候補者がテレビ局を退社 ディズニーの“船長”としても話題
  9. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
  10. /nl/articles/2411/21/news018.jpg グルーミングが出来ない生まれたての子猫、とんでもない体勢になり…… 想像以上のへたくそっぷりに「どこにも届いてないww」「反則級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた