ひとりで「ファミスタ」できるかな?:ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(5/7 ページ)
野球場の下
一方、携帯ゲーム機では1990年、ゲームボーイ版「ファミスタ」が登場している。モノクロでドットの粗い初代ゲームボーイの画面で、ファミスタの世界がちゃんと再現されている。以降、ゲームボーイ版は「3」まで(後に「ナムコギャラリーVol.2」に「ファミスタ4」が収録された)、ほかにゲームギア版「ギアスタジアム」、ワンダースワン版「ワンダースタジアム」、そしてゲームボーイアドバンス版が出ており、現在はニンテンドーDSで、「ファミスタDS」が毎年リリースされている。また携帯電話用アプリとしても配信されている。
携帯ゲーム機のゲームは、外出先でプレイできることが大きなメリット。そのゲームに合った雰囲気の場所で遊べば、より臨場感が増すに違いない。そこでわたしは、ゲームボーイ版「ファミスタ」を持って神宮球場へ行き、球場の外で、プレイボールと同時にプレイを始めてみた。……でも、思ったほどの臨場感はなかった。
ファミスタ内の試合展開と、実際の試合展開がまったく違うから無理もない。何もない場面で突然歓声が上がったり、タイムリーを打った時にCMの音が聞こえてきたりする。
20年前のゲームなので、当然メンバーも異なる。ゲーム中に選手として登場する「のむり」や「おばに」が、いまや監督だ。これが「ファミスタDS 2010」だったら、また違った感覚になるかもしれないが。
もっとも、Cチームの2番「しやうだ」選手がヒットを打ったのと同時に、カープの2番・梵(そよぎ)選手がヒットを打って、球場から歓声が上がったときだけはシンクロ感があった。
ファミスタでCチームがSチームに3対2で勝利したところで、球場内に入ったらまだ1回裏だった。このゲームのスピーディーさをあらためて実感した。ちなみにこの日の実際の試合も、広島がヤクルトに3対2で勝利。こんなところでもシンクロ。
減量ナイン
「スーパーファミスタ」が発売された1992年以降も、並行してファミコン版が引き続き発売されている。
「ファミスタ'93」(1992年12月発売)では「スーパーファミスタ」同様選手は実名。選手の体型がややスリムになった。「'92」の紙吹雪はなくなった。長年ファミスタの名物チームだった、メジャーリーガーズがなくなり、代わりに日本の球団に在籍する外国人選手のチーム「オールアメリカン」が登場している。
そしてようやく、パ・リーグのチームが後攻の場合、指名打者制が採用されるようになった。
1人プレイの「めざせ日本一」は、リーグ優勝を目指すモード。といっても「'90」のようなリーグ戦ではなく、1リーグでの勝ち抜き戦。同じリーグの5チームに勝ち、日本シリーズで2勝すればクリアとなる、らしい。
しかし1人プレイで勝つのはなかなか難しい。何だか得点が入りにくいし、入れられやすい(わたしのゲームの腕が問題なのかもしれないが)。ただ、今作から守備と走塁をオートにできるので、守備だけオートにすれば無駄な失点が減って、ちゃんと戦えるようになった。
ファミコン最後のファミスタとなった「ファミスタ'94」(1993年12月発売)では、選手の体型が元の丸っこい感じに戻った。「'93」より変化球が打ちやすくなったような印象がある。
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