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» 2010年05月24日 18時06分 公開

「韓国e-sports史上最大のスキャンダル」と言われたプロゲーマー八百長騒動、その後どうなった?日々是遊戯

韓国で人気のRTS「Starcraft」のプロリーグで起こった八百長騒動。その後の操作で、なんと11人ものプロゲーマーが摘発される事態になったそう。

[池谷勇人,ITmedia]

ゲームファンにも大きな衝撃

 以前この連載でもお伝えした韓国プロゲーマー界の八百長騒動について、e-spotts関連ニュースサイト「StarCraft Times」にその続報が掲載されていました(事件の概要については、以前の記事「韓国プロゲーマー界に八百長疑惑が浮上! e-Sports史上最悪のスキャンダルとの見方も」を参照)。

 現在までに摘発されたのは、八百長に関与した元プロゲーマーと現役プロゲーマーが11名、これを指示したブローカーが3名、そして情報を利用して違法賭博サイトで賭博を行った2名の計16名。このうち1名が起訴、7名が在宅起訴、1名が軍検察へと移送、ブローカーである暴力団員1名が指名手配処分となっており、予想通りかなりの数の逮捕者が出てしまいました。荷担していたプロゲーマーたちは、ブローカーから金銭を受け取るかわりに故意に試合に負けるなどしており、1回あたりの謝礼金は最高で700万ウォン(約52万円)にものぼったそう。一方で、ブローカーはネットの違法ベッティングサイトを通じて八百長試合に多額の金を賭け、不当に配当を得ていたことなどが明らかとなっています。

 ただ、今回の逮捕者はあくまで騒動の末端にすぎず、八百長の温床となった違法ベッティングサイトの運営関係者の検挙には残念ながら至っていません。このため「いつでも今回のような事件が再び起こり得る」(StarCraft Timesより)可能性はあると見られており、八百長の根を完全に根絶できたとは言い難いようです。

 今回の件について、「Starcraft Times」管理人のsugeo氏からコメントをいただくことができましたので、以下に掲載します。

―― 今回の事件の大きさ、韓国e-sports界に与えた影響

sugeo氏 韓国e-sports界では過去にも様々な問題が浮上したことがありましたが、今回はシーンの主役である選手自身が不正をしていたという点で重みがまったく違います。これは先代たちが作り上げた「e-sports選手はフィジカルスポーツ選手と同位であり、ゆえにプロ化が進んだ」という土台を揺るがしかねず、また事件の規模、道徳面から言っても、韓国e-sports史上最悪のスキャンダルと言えるでしょう。

―― これで根本的解決になったのか

sugeo氏 まったくなっていないと思います。すべての容疑者が処分されたわけでもなく、氷山の一角である可能性が非常に高い。「がむしゃらに頑張る」という段階を世界で唯一超えたであろう韓国e-sports界では、今後こういった「予想することが難しい角度からの不正」を取り締まり続ける必要が強調されたのではないかと感じます。e-sportsという分野で仕事をするプロ達が、今後はエンターテイメントマーケットを円滑に運営するノウハウを高いレベルで取得し、実行していく必要がありそうです。

―― プレイヤーとして、率直な感想は?

sugeo氏 ありきたりな言葉ですが「残念極まりない出来事です」。国境を超えて広がっていた「感動」の一部が嘘で構成されていたということであり、当たり前の反応です。これからも世界のe-sportsを引っ張っていくであろう韓国e-sports業界が、これを機に「マイナースポーツの王者」から「メジャースポーツの王者」へと飛躍していくことを望みます。

 sugeo氏も書いているとおり、やはりシーンの主役たるe-sports選手が不正に関わっていたという点で、韓国国内でも今回の件はかなり重く見られている模様。本件の詳しいまとめについては、Starcraft Timesの下記記事をご覧下さい。

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