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» 2010年06月07日 21時10分 公開

「いっき」が名作に!? 話題の「いっき おんらいん」をひと足早く体験してきました日々是遊戯

第一報を聞いた時には、おそらく誰もが「何を考えてるんだサンソフト!」とツッコんだであろう「いっき おんらいん」。しかし、遊んでみたら意外に……。

[池谷勇人,ITmedia]

「いっき」なのに面白いってどういうことだ

 PlayStation Storeで2010年初夏に配信が予定されている、サンソフトのプレイステーション 3専用ソフト「いっき おんらいん」。そんな「いっき おんらいん」を先日、サンソフトにて体験してきました。

 あの「いっき」がオンライン配信専用タイトルとなって帰ってくる――というだけでも驚きですが、往年のファンとしてはやはり「最大12人によるオンライン対戦」という新要素が気になるところ。そもそもオリジナル版の「いっき」では、2人協力プレイこそあれ「対戦」はできませんでした。果たして「いっき」のオンライン対戦とは一体どういうものなのか? 今回はそのあたりに的を絞ってリポートしてみたいと思います。

なぜかゲイムマンも同席。「いっき おんらいん」と聞いて「ぜひ遊びたい!」と駆けつけたそう

 対戦モードでは、プレイヤーは農民軍と代官軍の二陣営に分かれて戦っていくことになります。対戦ルールは、マップ内に散らばった小判を集めていく「すたんだーど」、米俵を背負って自陣まで運ぶ「きゃぷちゃ・ざ・米俵」、代官のもとを目指してひたすら走る「じきそれぇす」、どちらかのチームが全滅するまで戦う「ですまっち」の4種類。それぞれ勝利条件やマップが異なりますが、キャラクターの操作方法やアイテムの効果など、基本的なシステムはオリジナルのままとなっています。

 ちょっとだけ変わっているのが攻撃方法で、「いっき おんらいん」では攻撃ボタンのほか右スティックでもカマを発射できるようになりました。攻撃ボタンの場合は自動で近くの敵に向けてカマを発射し、右スティックの場合はスティックを倒した方向にカマを飛ばすことが可能。慣れないうちはボタンの方が楽ですが、動いている敵には当てにくいといったオートならではの欠点もあり、手動で狙いをつけられる右スティックの方が有利な場面も。最初のうちは敵が近づいてくると必死になってボタンを連打してしまいがちですが、そこで落ち着いて正確に敵を狙えるようになれば立派な上級者でしょう。

 ルールやマップはルームの作成者が決める仕組みで、他の参加者はそのルールに従って遊ぶ形式。キャラクターはプレイヤーが決めることができ、初期状態では「権べ」と「田吾」(農民側)、「新米忍者」と「ベテラン忍者」(代官側)がそれぞれ使用可能です。権べはカマの連射がきく代わりに射程がやや短く、田吾はカマの射程が長いかわりに連射がききにくい――といった具合にそれぞれ若干の性能差があり、またゲームをやり込むことで他のキャラクターも使えるようになっていくとのことでした。

操作方法などは基本部分はオリジナル版とほぼ同じ

ルールなどはルーム作成者が決定。参加する側は、遊びたいルールの部屋を探しましょう

グラフィックは「ゴージャス」「クラシック」の2種類から選択可能

左から「権べ」「田吾」「新米忍者」「ベテラン忍者」

 個人的に面白いと思ったのが「捕虜」の要素。本作では敵にやられてもすぐ復活できますが、残機(初期状態では5機)がゼロになってしまうと「捕虜」となり、敵陣に捕えられ何もできなくなってしまいます。これを助けるには、誰かが危険を冒して敵陣まで攻め込み、捕まった捕虜にタッチするしかないのですが、当然敵もそれを阻止しようとするため、必然的に捕虜の周辺は大激戦区となります。全員が捕虜になってしまうと無条件で負けとなるため、危険を冒してでも捕虜は助けたいところ。もちろん助けようとして自分が捕虜になってしまうことも多いのですが、逆に敵の攻撃をかいくぐっって味方を一気に解放したときの気持ちよさは相当なもの。この「捕虜をめぐる攻防戦」が、ゲームの熱がかなり高まっていると感じました。なお残機数は、アイテムの巻物を取るか、試合の合間に挿入されるミニゲーム「おにぎり争奪」で増やすことが可能となっています。

捕虜になってしまった状態。おとなしく仲間の助けを待ちましょう
ラウンドの合間には、なつかしのボーナスステージ「おにぎり争奪」が!

 ルール・操作方法ともにシンプルで、誰でもすぐ対戦に熱中できる手軽さは嬉しいところ。かといって奥が浅いかと言えばそんなこともなく、右スティックによる射撃でビシッ! と敵を仕留めた時の爽快感、敵の目をぬすんでいかに捕虜を救出するか――といった戦略性など、意外にも(失礼!)ちゃんと対戦ゲームとして成立している印象。当時の雰囲気や手触りは残しながらも、しっかり遊べるバランスに仕上げてきたあたりは流石です。

 リメイク作品などを紹介する際、よく「懐かしいのに新しい」なんて言葉を使いますが、その表現がこれ以上ピタリとハマるゲームはないんじゃないでしょうか。「いっき」を知らなくてももちろん楽しめますが、個人的には当時「いっき」で遊び「なんだこのク○ゲー!」とコントローラを放り投げた世代にこそ遊んでいただきたい! きっと「あれ、『いっき』って実は面白いゲームだったんじゃないか!」と驚かれるハズです。

当時はこの「純和風」な世界観が衝撃でした。「ク○ゲー」と呼ばれることも多かったですが、この徹底した「世界観」表現は評価すべきだと思います

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