May'n、ELISA、飛蘭、高橋洋子らが色とりどりのアニメソングを熱唱!!――「ANIMAX MUSIX-SPRING 2010-」

3回目のANIMAX MUSIXとなる「ANIMAX MUSIX-SPRING 2010-」が5月15日・16日に開催され、May'n、ELISA、飛蘭、SCANDAL、Mizca、佐咲紗花、喜多修平、AKINO from bless4、高橋洋子らが駆けつけた。

» 2010年08月10日 18時21分 公開
[ふじたけ,ITmedia]

 アニメやアニメミュージックの魅力を世界中のファンへ発信すべく、様々なアーティストが集結してパフォーマンスを披露する「ANIMAX MUSIX-SPRING 2010-」が5月15日・16日、JCBホールにて開催された。第3回となる今回もMay'nELISA飛蘭、SCANDAL、Mizca、佐咲紗花、喜多修平、AKINO from bless4(※15日のみ)、高橋洋子(※16日のみ)といった、アニソン界を代表するアーティストたちが駆けつけた。

15日に出演したAKINO from bless4。May'nとのコラボを果たした(写真:右)

 2日開催となった今回は、各アーティストの代表曲に加えて15日に「Day1:Artist Selection」としてアーティスト自身が選択した楽曲を、16日に「Day2:Fan Selection」としてファンによる1万票ものリクエストを反映させた楽曲を披露するという構成だ。本記事では、16日の模様をお送りする。

スタートは飛蘭の代表曲から

 記念すべきお祭りライブのトップバッターは飛蘭。アニメ「喰霊-零-」の挿入歌としてすい星のようなインパクトを与えた「Dark Side of the Light」のイントロが流れ出すと、オールスタンディングのアリーナにオレンジ色のサイリウムが一斉に咲き乱れる! 2009年にはAnimelo Summer Liveなどの大舞台も経験しただけあって、さすがのあおりとセクシーな歌声でスタートから一気にスパートをかける。

 飛蘭が熱狂させた空気を受けて登場した喜多修平はアニメ「夏目友人帳」のOPテーマである「一斉の声」を熱唱。喜多はこの曲のお陰で立ち直れたというファンからの手紙をもらったことがあり、それは今なお記憶に残る、読んでいるだけで泣きそうになるほど嬉しくなるファンレターだったそうだ。そのエピソードを語る喜多の目に涙が光った。

 第1回アニソングランプリの受賞者である喜多の後に続くのは、こちらもANIMAX MUSIXではお馴染み、第3回アニソングランプリの受賞者である佐咲紗花。「Lucky☆Racer/Real Star☆」からの激しい2曲で観客を汗だくにさせたていく。

ELISAがTwitterを始めた

ELISA

 夏のような熱気が覆い始めたステージに登場したMizcaは4人のダンサーを従え、キュートなダンスを交えたテクノポップ「ダメよ」でファンを魅了。それに続くELISAはTwitterを始めた報告と、15日のステージに集まった2000人以上の観客へフォローのお願いをしたのに600人ほどしか増えていないことを可愛らしく冗談めかして話し、観客を爆笑させる。しかし、そんなELISAが「Real Force」(アニメ「とある科学の超電磁砲」EDテーマ)を歌い始めるとフロアーには両手の指に何本ものサイリウムを挟んでステージを彩るファンが多数現れ、ELISAが持つ少女らしさからは考えられないような歌唱力と相まって、幻想的でありながら力強い時間が流れた。

 そして、SCANDALが10代らしい元気いっぱいのバンドサウンドを響かせた後は、Fan Selectionのパートがスタート! そのままステージに残るSCANDALが名曲「タッチ」を、続けてELISAも登場して一緒に歌う「瞬間センチメンタル」という、本イベントならではの展開で口火を切る。

さながらMay'n VS 飛蘭のようなステージ

May'n(左)と飛蘭

 SCANDALとELISAがステージから下がった後は、May'nと飛蘭による「Shangri-La」というサプライズナンバー。2人とも歌・踊りともに圧倒的なパフォーマンスで、ソングバトルのような印象さえ受けるステージングで観客をヒートアップさせる。どこに目をやってもウルトラオレンジのサイリウムが輝く眩しい会場で始まったMay'nのカバーコーナーは「JAP」、「モノクロのキス」という意外な選曲に。May'nが普段とは一味違う表情を垣間見せた。

 ライブの勢いは増すばかりで、ステージ上のスクリーンにELISAと佐咲による「トライアングラー」の文字が躍るとフロアーに大歓声が巻き起こる。そのまま喜多が「ペガサス幻想」、Mizcaが「only my railgun」、飛蘭が「Don't say lazy」と、誰もが知る名曲がテンポよく続き、夢のような一夜が過ぎていく。

 そのままのテンションで本日だけのスペシャルゲスト、高橋洋子が舞い降りて「残酷な天使のテーゼ」を披露すると、観客たちの「ハイ! ハイ!」という掛け声も合わさり、会場が強い一体感に包まれる。続けて、高橋にとってこの曲をカバーしたことが「新世紀エヴァンゲリオン」と出会うきっかけだったという「Fly Me to the Moon」、映画「新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 DEATH & REBIRTH シト新生」の主題歌であった「魂のルフラン」といったエヴァ尽くしのステージを、荘厳で迫力あふれる歌声で強く印象付けた。

ラストはやっぱりMay'n

 ライブのトリを飾るのは、もちろんMay'n。「Get Ready」、「キミシニタモウコトナカレ」というアップテンポなナンバーからのバラード「愛は降る星のごとく」につなげ、緩急自在な歌声で観客を聴き惚れさせる。ラストスパートは「ライオン」、「ユニバーサル・バニー」。ここまでのステージングとは一味違った力強さや可憐さ、セクシーさを存分に見せつけ、MCで自身がアジアツアーなどを経験して感じた、アニメミュージックへの思いを語った。

「3月にアジアツアーをやりました。香港・台湾・マレーシアと周って来たんだけど、どの国の人たちもアニメを愛してくれていて、日本語で一緒に歌ってくれるんです。日本のみんなと同じように盛り上がってくれたのが本当に嬉しくて、アニメの音楽は世界を1つにできるものなんだな、と強く思いました。なのでこれからも、日本の文化であるアニメミュージックをみんなと一緒に盛り上げていきたいと思います!!」(May'n)

今秋には横浜アリーナでの開催も発表!

 ラストは新曲の「Ready Go!」でさわやかにみんなを燃焼させて、ライブはクライマックスへ。ライブ終了後、今回のライブで進行役を務めた喜屋武ちあきから「ANIMAX MUSIX-FALL 2010-」が11月3日、横浜アリーナで開催されることが発表され、当日集まったアニソンファンは狂喜乱舞してこれを歓迎。

 アンコールではこれまでのライブで素晴らしいパフォーマンスを披露したアーティストが総出演して日本のアニメ史にその名を刻む名曲、「The Galaxy Express 999」を会場の全員で大合唱! その空間を味わったものには一生忘れられない一夜となった。


 なお、当日発表されたANIMAX MUSIX-FALL 2010-のイベント&チケット情報が発表された。詳細は下記の通り。次回もANIMAX MUSIXならではの内容になるのは間違いないので、ぜひ足を運んでいただきたい。

  • 開催日:2010年11月3日(水・祝)
  • 会場:横浜アリーナ
  • 出演アーティスト:May'n、中川翔子、SCANDAL、Kalafina、AKINO from bless4、GRANRODEO、Lia、下川みくに、ELISA、ORIGA、 LISP、喜多修平、HIMEKA、佐咲紗花 and more!(※出演アーティストは変更になる場合がございます)
  • 開場:12:00(予定)
  • 開演:15:00(予定)(※開場、開演時間は変更になる場合がございます)
  • 席種:全席指定
  • 料金(税込):前売り S席 8500円/前売り A席 7900円/当日 A席 8500円
  • 主催:株式会社アニマックスブロードキャスト・ジャパン
  • アニマックス特別先行予約:期間:8月14日(土)12:00〜8月22日(日)23:00

ANIMAX MUSIX -SPRING 2010- 5月16日公演
1Dark Side of the Light飛蘭
2Errand飛蘭
3Secret Garden喜多修平
4一斉の声喜多修平
5Lucky☆Racer佐咲紗花
6Real Star☆佐咲紗花
7last cross〜Virus Ver.〜Mizca
8ダメよ♡Mizca
9ebullient future (English)ELISA
10Real ForceELISA
11DOLLSCANDAL
12KOSHI-TANTANSCANDAL
13太陽と君が描くSTORYSCANDAL
14タッチSCANDAL
15瞬間センチメンタルSCANDAL・ELISA
16Shangri-LaMay’n・飛蘭
17JAPMay’n
18モノクロのキスMay’n
19トライアングラーELISA・佐咲紗花
20ペガサス幻想喜多修平
21only my railgunMizca
22Don't say "lazy"飛蘭
23残酷な天使のテーゼ高橋洋子
24Fly Me to the Moon高橋洋子
25炎のたからもの高橋洋子
26魂のルフラン高橋洋子
27Get ReadyMay’n
28キミシニタモウコトナカレMay’n
29愛は降る星のごとくMay’n
30ライオンMay’n
31ユニバーサル・バニーMay’n
32Ready Go!May’n
EnThe Galaxy Express 999All Artist

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/28/news029.jpg 「言葉が出ない」 TDL「スペース・マウンテン」現在の状態は…… 変わり果てた“衝撃的な姿”が423万表示
  2. /nl/articles/2412/25/news213.jpg 「やりすぎだろ」 M-1王者が通販サイトでの「非公式グッズ」販売に抗議…… 運営謝罪「申し訳ございませんでした」
  3. /nl/articles/2412/26/news108.jpg 藤本美貴、“豪華なクリスマス夕食”公開 2枚目には夫・品川庄司の“激変した姿”も……「一瞬びっくりした」
  4. /nl/articles/2412/26/news028.jpg パパに娘を任せて風呂から先に出たママ、ふと浴室を振り返ると…… 衝撃展開が400万表示「ホラーすぎ!」「うちの子も……」
  5. /nl/articles/2412/25/news171.jpg ホロライブ・鷹嶺ルイ、クリスマスイブに“悲しすぎる理由”で配信を終了し泣く 「そんなことある?」「悲しいエンディングでしたね…」
  6. /nl/articles/2412/26/news122.jpg 生え際が後退し、数年髪を切ってない男性を理容師がカットしたら…… 驚がくの大変身が1400万再生「彼の人生まで変えちゃった」「すごすぎて涙出た」【米】
  7. /nl/articles/2412/26/news110.jpg 辻希美の長女・希空、“完成度高いクリスマスケーキ”披露 杉浦家6人そろった“豪華すぎる料理”にも反響
  8. /nl/articles/2412/23/news193.jpg 【編み物】淡い色の毛糸を時間をかけてひたすら編むと 芸術品のような仕上がりに脱帽「美しすぎる」
  9. /nl/articles/2412/18/news171.jpg “27歳差夫妻”、妻の母親に妊娠報告したら……涙を浮かべて まさかの「パパと同い年のおばあちゃん!」が誕生
  10. /nl/articles/2412/24/news037.jpg 毛糸で作ったお花を200個つなげると…… “圧巻の防寒アイテム”完成に「なにこれ作りたい……!!」「美しすぎる!」と100万再生【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  3. 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  4. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に【大谷翔平激動の2024年 「お菓子」にも注目集まる】
  5. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  6. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  7. 「バグってる」 シャトレーゼの“864円で買える”「1人用クリスマスケーキ」に大絶賛の声 「企業努力すごい」
  8. 「昔モテた」と言い張るパパ→信じていない娘だったが…… 当時の“驚きの姿”が2900万再生「おおっ!」「マジかよ」【海外】
  9. トイレットペーパーの芯を毛糸でぐるっと埋めていくと…… 冬に大活躍しそうなアイテムが完成「編んでるのかと思いきや」【海外】
  10. “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」