1枚のICカードで、セガとバンダイナムコゲームスのアミューズメントゲーム機が遊べる

セガとバンダイナムコゲームスは、アミューズメントゲーム機におけるICカードシステムを相互利用可能にすると発表した。

» 2010年09月09日 13時47分 公開
[ITmedia]

 セガとバンダイナムコゲームスは、アミューズメントゲーム機のICカードシステムの相互乗り入れを目的とした、新しいICカードシステム「Aime」」(アイミー)を今秋より導入すると発表した。「Aime」は、1枚のICカードで複数のゲームのデータを保存できる。

 これは、アミューズメントゲーム機で使用するICカードを1枚で両社のアミューズメントゲーム機を楽しめるようにする施策。現在ICカードシステムは、ネットワーク対応ゲームをはじめとして、プレイヤーが継続的に遊ばれるゲーム機の多くに搭載されている。

 セガの「Aime」とバンダイナムコゲームスが新たに導入を予定しているICカードシステムにおいては、ゲームデータの保存機能についての相互乗り入れを、来年以降発売されるゲーム機より対応することも決定している。これにより、プレイヤーは1枚のICカードで両社の対応するゲーム機のプレイデータの集約をすることも可能となる。

 ICカードシステム「Aime」では、データがすべてネットワーク上のサーバーで管理されているため、1枚のキーとなるICカードを所有するだけで、対応するすべてのゲームの成績やキャラクター情報などが保存でき、プレイヤーの利便性が向上することを目的としている。

 PC・モバイルサイト「Aimeサービスサイト」にカードを登録すれば、カード紛失の際のデータ復元も容易となる。また、ゲームごとのPC・モバイル向け連動サービスでプラットフォームの垣根を越えるだけでなく、ゲーム間にまたがった新しいサービスも予定している。

 「Aime」対応のゲームであれば、プレイヤーは新たにカードを購入する必要がなく、プレイ料金だけで新しいゲームを楽しむことができる。また、オペレーター(アミューズメント施設運営者)にとってはゲームごとにICカードの在庫を持つ必要がなくなるため、管理業務の軽減に付与すると思われる。

 現在、バンダイナムコゲームスが開発中のICカードシステムと相互使用が可能となり、プレイヤーは、どちらか1枚のカードを持っていれば、両社のゲーム機で利用することができる。なお、「Aime」導入は本年秋を稼働予定とする「戦国大戦」からとなる。


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