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» 2010年09月15日 18時41分 公開

まさに次世代の格闘ゲーム? 「UFC Undisputed 2010」メディア対抗戦開催。白熱した試合の行方は……!?(1/2 ページ)

2010年9月13日、ユークス横浜開発室において「UFC Undisputed 2010」のメディア対抗戦が行われた。UFC現役ファイターの岡見勇信選手が見守る中、ゲームメディア、格闘技メディア合計14社によって繰り広げられる激闘。元格闘ゲームプレイヤーの筆者が挑んだトーナメントの結果は?

[松井悠,ITmedia]

新ジャンル「総合格ゲー」を作り上げた「UFC Undisputed」シリーズ最新作

 八角形の金網マットで繰り広げられる激闘が魅力の総合格闘技プログラム「Ultimate Fighting Championship(UFC)」をモチーフとしたゲームシリーズの2作目となるのが、この「UFC Undisputed 2010」だ。

 パンチやキックによる打撃、相手をつかんでからの投げ、そして寝技状態での攻防を見事にゲームに取り込んだ前作「UFC 2009 Undisputed」は、総合格闘技ファンはもとより、格闘ゲームファンからの熱い支持を集め、全世界で400万本を超える販売本数を記録している。

 実際の格闘技やスポーツがゲーム化されることが多い昨今では、「ゲームとしては面白いが、ファンからするとリアルではない」ものや、「登場選手のグラフィックやモーションはリアルなのに、ゲームとしては面白くない」というタイトルも少なくない。しかし、本作は打撃が交錯する際の緊張感、寝技の攻防時の駆け引きを見事にゲーム内に取り込むことに成功。「ゲームとしてのおもしろさ」と「キャラクターや動作のリアルさ」を両立させた希有なゲームと言えるだろう。

 今回、対抗戦が行われた第2作目となる「UFC Undisputed 2010」では、ファンからの声が多かった、登場選手の増加、技や動作のモーション追加、サウスポースタンス、金網際の攻防の導入など、よりリアルなUFCの世界を堪能できる。

 余談だが、日本でも公開されている「特攻野郎AチームTHE MOVIE」に B.Aバラカス(コング)役で出演しているクイントン・ランペイジ・ジャクソンも、UFCに所属しているファイターの一人だ。

打撃・投げ・寝技・関節技と、ありとあらゆる戦闘スタイルが魅力の総合格闘技。UFCには、日本のリングにも上がったことのある有名な選手が多数在籍している
立ち技だけではなく、相手をつかんだ状態での打撃もある。また、手の差し合い、体の位置など、さまざまなシチュエーションでの戦いが熱い
メディア対抗戦ゲストの岡見勇信選手をはじめ、宇野薫選手、秋山成勲選手ら、日本人選手も登場する。選手の特徴をきっちりと捉えた作りになっていることが分かるだろう

全14媒体が参戦したトーナメント、注目のプレイヤーは、格闘ゲームでおなじみのあの人

 試合開始前に、ホールで行われた挨拶では、ゲストとして、現役のUFCミドル級ファイターとして活躍する岡見勇信選手が登場。「UFC Undisputed 2010」についてコメントを求められると、「スポンサーのロゴまできっちりと作り込まれていて驚いた」とまずはグラフィック面で高評価の様子。そして、「選手の動作、試合前のコールの仕草が本当にそっくり。前作に比べて、僕の体型や顔も似ているので安心しました」と笑いを誘った。

 記念撮影の後には、さっそくメディア対抗戦のスタート。今回の大会にエントリーしたのは「サムライTV」、「GBR」、「スポーツナビ」、「Kamipro」、「ゲームブリッジ」、「電撃PlayStation」、「GAME Watch」、「4Gamer」、「格闘王国」、「ファミ通Xbox 360」、「ゴング格闘技」、「ファミ通」、そして「Gamez」編集部を含めた14媒体。ゲーム媒体と、格闘技媒体それぞれがちょうど半分半分になるような形となった。

 試合はミドル級ファイターを使用して行われ、2回戦までは5分3ラウンド、準決勝からは5分5ラウンド設定。規定ラウンド数以内に試合が決着しない場合は、判定で勝敗を決定する。

 今回、初参戦となった筆者だが、実は前作、今作ともに対戦をかなりやり込んできたため、それなりに自信がある。大会開催の情報をかぎつけた筆者が、無理矢理ねじこんで参戦と相成ったわけだ。

 大会の中で、最大のライバルと考えていたのが、前作「〜2009」のメディア対抗戦で優勝を飾った「ファミ通」のブンブン丸氏。前作で彼に挑戦する機会があったのだが、10試合近くして全敗と、「UFC Undisputed」の奥深さを徹底して教え込まれたという苦い経験がある。本作でもオンラインでの対戦結果は全敗。ここで、なんとか挽回を試みたいところだ。

司会進行にアナウンサーの清野茂樹氏、MCに新井ありささん、そして、ゲストに岡見勇信選手が登場
上位入賞者への賞品は、「UFCグッズ盛り合わせ」と、「UFCグローブ」、そして「UFC Tシャツ」と、UFCファン垂涎の品々が用意された

トーナメントは以下のように決定した。前回の王者ファミ通と、準優勝の電撃PlayStationはシードで二回戦からの参戦となる
岡見選手が驚いたという選手の登場シーンやスポンサーロゴの参考画像がこちら。ヴァンダレイ・シウバ選手の「両手ぐるぐる」モーションもきっちり再現されている

白熱のトーナメント、人気選手は……?

 別室で行われたトーナメントではさっそく激闘に次ぐ激闘が繰り広げられた。筆者の一回戦の相手は格闘王国さん。筆者が選択したキャラクターは、チェール・ソネン。UFC104において、判定で岡見選手を下している実力派だ。そして、対する格闘王国さんがチョイスしたのはダン・ヘンダーソン。日本の総合格闘技界でも大活躍しているので、名前をご存じの方も多いだろう。

 本作の特徴として、キャラクターそれぞれに「得意な技」や「得意な技に派生できるポジション」が設定されており、それらをうまく使っていくこと、そして相手の得意な状況に追い込まれないことが重要なポイントとなる。筆者が使うソネンは、サイドポジションに移行してから相手を押さえ込んでの打撃が非常に強いため、その流れに持って行けるかどうかが課題となっていた。

 試合はヘンダーソンの素早い打撃に対して、間合いを取りながら打撃の合間をぬって相手をつかもうとするソネンという展開になった。一回間合いをつかんでから一気にサイドポジションに移行したのち、ソネンの有利な状況から拳を振り下ろし、ダメージが蓄積したところでマウントポジションに移行、そこからの関節技で1本勝ちを決めることができた。

 そして、二回戦の相手は、4Gamerさんを破って勝ち上がってきたGAME Watchさん。二回戦も、ソネンで行こう、と思ったところここでハプニングが。GAME Watchさんの使用キャラクターも同じソネンだったのだ。UFC Undisputedシリーズでは、同キャラクターの対戦はできないため、メディア対抗戦のルールに基づいて、使用キャラクターの選択権をめぐってのじゃんけん対決となる。まさかのキャラクターかぶりで別のキャラクターを選択することになった筆者だが、こんなこともあろうかと、もう1キャラクターでの練習も行っていたのだ。そのキャラクターは長い手足から繰り出される打撃に定評がある、現UFCミドル級王者のアンデウソン・シウバ。

 一回戦とは打って変わって、組み合いたいGAME Watchさんに対して、打撃の間合いで試合を運びたい筆者の対決は、一進一退の攻防を繰り返しながらも5分3ラウンドを戦い、なんと判定試合に。他媒体さんたちが試合の行方を熱く見守る中下された結果は、28-29、29-28、28-29と僅差でシウバの勝利。なんとか準決勝進出を決めることができた。

試合の風景を見守る岡見選手と、アナウンサーの清野氏。自分のゲームプレイを現役の選手とアナウンサーに見てもらえるという夢のような状態
特定の部位にダメージを与え続けると画面が青白くなる「ロック」状態に突入する。そこで一気に攻め続けると一本勝ちを狙えるが、ここから逆転されることも……

格闘ゲームをやっていたときから1P側、2P側を決めるじゃんけんに弱かったんだよな……と苦い思い出がよぎりつつも、気を取り直して試合に臨む
スタンドとグラウンドがめまぐるしく展開する好試合に他メディアの方々も熱い視線をおくってくれていた。
3人のレフェリーによって提出された判定を、UFCのリングアナウンサー、ブルース・バッファーが読み上げる演出。ほんとにドキドキしました

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