「ラングリッサー シュヴァルツ」は自由度の高いゲームなんです!――ガマニアカンファレンス:TGS2010【ガマニアブース】
ガマニアブース特設ステージで行われたカンファレンスでは、「ラングリッサー シュヴァルツ」を中心に新作オンラインゲームが紹介された。「ラングリッサー」大好きなスタッフが手がける新たな「ラングリッサー」の魅力とは?
「ラングリッサー」好きなスタッフが作った「ラングリッサー シュヴァルツ」
9月17日、ガマニアブース特設ステージでガマニアカンファレンスが行われた。
ここでまず発表されたタイトルが、新作オンラインゲーム「ラングリッサー シュヴァルツ」。最初にプレゼンテーターとして登壇したのは、ガマニアデジタルエンターテインメント(ジャパン)代表取締役社長である浅井清氏。浅井氏は司会の女性からの質疑応答という形式で、「ラングリッサー シュヴァルツ」開発の経緯について語った。
浅井氏 「ラングリッサー シュヴァルツ」には元になったゲームがあります。古いユーザーの方にはご存知の方もいらっしゃると思うんですが、約20年くらい前にメガドライブで発売されたシミュレーションRPG(以下、SRPG)です。その後続編が出てたんですが、ここ10年くらいは新作が出てなかったんです。
―― 「ラングリッサー シュヴァルツ」を開発した狙いは?
浅井氏 SRPGは1人でやるイメージが強いと思うんですが、1人でいろんなユニットを操作するSRPGをオンライン化して、みんなでいろんなキャラを動かして遊んだら面白いんじゃないかと思ったんです。
―― 「ラングリッサー」を選んだ理由は?
浅井氏 ラングリッサーは世界観とかストーリーがしっかりしていて魅力的なんですよ。あと、一番決め手になったのは元々ライセンサーが協力的でいい関係でゲームの開発がやれそうだったというのがあります。
ここで浅井氏の紹介のもと、「ラングリッサー」のライセンス管理をしているエクストリーム代表取締役社長である佐藤昌平氏が登壇した。
「浅井さんと2年くらい話をしていたんです。このタイトルをぜひやりましょうって。そこからずっと、言いたくて言いたくてしょうがなかったんですが、やっとこうやって発表することができてうれしく思っています」と笑顔で語る佐藤氏。
佐藤氏は「ラングリッサーに思い入れのあるスタッフの方々が多くて、我々よりも知っているくらいです。グローバルに展開していただけるということで、家庭用の時にはできなかった展開を期待しています」と、新たなる「ラングリッサー」の展開を歓迎した。
グローバル化の話題を受けて次に登壇したのは、ガマニアデジタルエンターテインメント最高戦略責任者である陳威光氏だ。
陳氏は、「ラングリッサー シュヴァルツ」を世界各地のマーケットに合わせて展開していくこと、「ラングリッサー」ファンにかつて親しんだストーリーをもう一度体験してもらうことで新たな感動を提供したい、魅力的になったクエストやダンジョンで新規ユーザーにも楽しんでほしい、ということを熱く語ってくれた。
ここで3名は退場し、ガマニアデジタルエンターテインメント(ジャパン)商品開発部部長の市崎裕康氏と、
市崎氏 今なぜ「ラングリッサー」なのか、とよく聞かれるんですが、浅井社長が好きだったからです(笑)というのは冗談なんですけども、僕も含めて「ラングリッサー」大好き人間が集まっちゃったんですね。これはやるしかない、と始まったプロジェクトなんです。
岩垂氏 僕がゲーム音楽を始めて3、4作目にあたるのが「ラングリッサー」です。当時は2週間で作りました。やっつけじゃないですけど、突貫作業でやったタイトルが、ここまで盛り上がってくれているのは感無量です。当時からずっと遊べるゲーム、一生遊べるゲームだとは言われていましたが、それがこうやってオンラインゲームになるとはびっくりしました。
市崎氏 「ラングリッサー」はよくできたゲームで世界観がしっかりしてるんで、それをどう再現するかというのが苦労したところでもあり、楽しかったところでもあります。
続いて、キャラクターメイキングの映像を交えながら、市橋氏が本作の自由度について語ってくれた。
市橋氏 3Dにすることで自由度が高くなったんですよ。体のパーツは肩、腕、足、鎧、アクセサリーなど全部で15カ所も取替え可能です。最初に用意されているキャラだけども18パターンあります。クラスチェンジ、ジョブチェンジが元々豊富なんですが、今回は最初の段階で70もあります。さらに追加していく予定です。自分だけの個性を持ったキャラクターを作れるんです。
戦闘については「ラングリッサー」シリーズの弓兵、騎兵、兵士軍の3すくみをそのまま再現しつつも、属性の組み合わせでリアルタイムに戦局が変わっていく、とのこと。マップの種類が70も用意されていること、同じマップでも違う戦いができるようになっていること、武器、防具が現時点で1800種あるということ、国や騎士団(ギルド)本拠地などが戦闘によって進化、変化していくことなどが市橋氏によって語られた。
岩垂氏は「『ラングリッサー』がここまで進化しました。僕も大好きだし、大勢の方が好きになってくれると信じてます」とコメントし、市橋氏は「スタッフみんなが『ラングリッサー』が大好きなんです。これが面白くないわけがない! ガマニアでしかできない『ラングリッサー』を楽しみにしていてください」と締めくくった。
新作一気に3タイトル。かわいい女の子が大活躍するオンラインゲーム
ここでお二人の退場と入れ替わり、再び浅井氏が登場した。浅井氏の紹介のもと3つのWebゲームの映像が公開された。
「キングダムサーガ」
「Web恋姫夢想」
「POWER DoLLS」
最後に浅井氏は「日本のクリエイターが作ったものを海外でグローバル展開しています。日本はもちろん海外のユーザーにも注目してほしいですね」とコメントし、カンファレンスは盛況のうちに終了した。
関連記事
- TGS2010【ガマニアブース】:ジョン・ウー監督が登場! 日本一ソフトウェアとの連携情報も見逃せないガマニアプレスカンファレンス
オンラインゲーム企業として大きな成長を遂げているガマニアが、今回東京ゲームショウで新しく発表するタイトルの中には、有名映画監督のジョン・ウー氏も関わっているものがあるとか。一体どんな発表が待ち受けているのか、会場の参加者全員が期待に胸を膨らませていた。 - TGS2010【アジア・ゲーム・ビジネス・サミット】:話題の中心は成長の中国市場――アジア4カ国のゲームメーカートップ8人がアジアゲーム市場を熱く語った
「東京ゲームショウ2010」は、テーマのひとつに「アジアNO.1の情報網羅性」を掲げている。このテーマを象徴するイベントとして、東アジア各国のゲームメーカートップが集まり、アジア圏におけるゲーム業界の将来を語る「アジア・ゲーム・ビジネス・サミット」が9月17日に開催された。 - ディースリーとガマニアがステージイベント情報を発表――「TGS2010」出展ブース情報
開幕までいよいよ10日を切った「東京ゲームショウ2010(TGS2010)」。ディースリー・パブリッシャーズブースではWeb公開録音などのイベントを開催。ガマニアブースでは「ルーセントハート」のステージが開催されるほか、プレイヤー向けのTGS入場券プレゼントも実施する。 - PCゲーム
- 「東京ゲームショウ2010」特設サイト
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「大物すぎ」「うそだろ」 活動中だった“美少女新人VTuber”の「衝撃的な正体」が判明 「想像の斜め上を行く正体」
-
川で拾った普通の石ころ→磨いたら……? まさかの“正体”にびっくり「間違いなく価値がある」「別の惑星を見ているよう」【米】
-
中村雅俊と五十嵐淳子の三女・里砂、2年間乗る“ピッカピカな愛車”との2ショを初公開 2023年には小型船舶免許1級を取得
-
大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
-
「壊れてんじゃね?」 ハードオフで買った110円のジャンク品→家で試したら…… “まさかの結果”に思わず仰天
-
猫だと思って保護→2年後…… すっかり“別の生き物”に成長した元ボス猫に「フォルムが本当に可愛い」「抱きしめたい」
-
なんと「身長差152センチ」 “世界一背が低い”30歳俳優&“世界一背が高い”27歳女性が奇跡の初対面<海外>
-
大谷翔平と真美子さん、「まさかの服装」に注目 愛犬デコピンも大谷家全員で“歩く広告塔”ぶり発揮か
-
「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
-
「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた