ニュース
» 2010年09月19日 12時54分 公開

まさにSense of wonderなアイデアを発掘。ゲームの伝統に縛られない、個性的な9作品を一挙紹介!TGS2010【センス・オブ・ワンダーナイト 2010】(2/5 ページ)

[山本大樹,ITmedia]

プレイヤーが絵によって創り出す世界「Infinite Blank」

 アメリカから来日した発表者のEvan Blaster氏によると、「Infinite Blank」は参加プレイヤー全員が一緒に世界を作っていくオンラインゲームであるという。ゲームは白紙の状態で始まり、そこにプレイヤーが世界を描くことで、一つのエリアが作られていく。描かれる世界は全て繋がっており、自分で作成したアバターで移動することもできる。その広がっていく世界で、アドベンチャーも生まれてくるとのことで、Evan Blaster氏による解説は次の通りだ。

 「Infinite Blankのデザインの焦点というのは、自由なクリエイティビディの探求、遊び心のインタラクションであり、自由な創造がこのゲームに中核のものとして埋め込まれています。参加する人誰もが、自分の自由な発想を永久のものとして共有できる。そしてそれが何であるか、ということに制限は非常に少ないのです。探求というのは、世界の中にシームレスに埋め込まれているものであり、表現の手段でもあります。遊び心のインタラクションは、キャラクターのアバターに自分自身のアイデンティティを作り出すことができるのです」。

 このゲームのインタフェースには、文字やテキストといったものはほとんどない。記号や、描くことによって、会話が成り立つようになっている。将来はプレイヤーコミュニティを作り、その中で発表や自慢をできる場を設けるようにし、ゲームそのものはWindows/MAC/Linuxの全てで動作でき、来週にリリースされるそうだ。この作品にベクターの片山 崇氏は「このような自由な世界で、同じ場所で世界中の人々と遊べるというのは、我々オンラインゲームに関わっている人間の究極の夢でもあります。そういう意味では、それに近い世界を感じさせてくれたと思います」とコメントし、言葉を用いなくても、絵による表現などで世界中の人間とコミュニケーションをとりつつ遊べるこのゲームの今後に期待していた。

「Infinite Blank」製作者のEvan Blaster氏。アメリカからの参加となる
何もなかった白紙の世界に、参加者によって様々なエリアが創られていく

Windowsでもっともポピュラーなゲームを音楽と融合。「音楽マインスイーパ」

 Windowsユーザーの中に「マインスイーパ」を知らない人は少ないだろう。マス目をクリックすると、その周囲8マスにある地雷の数が表示され、それをヒントにプレイヤーは地雷を踏まないよう、地雷以外の全てのマス目を開くとクリアとなるゲームだ。ゲーム製作者コミュニティin札幌の岩本氏は、この「音楽マインスイーパ」製作のエピソードとして次のように述べている。「ゲームプログラミングの練習としてマインスイーパを再現しようとしていたころ、調度音楽のシーケンサプログラムを完成させていました。このマインスイーパというゲームと、音楽シーケンサを用いて、もうちょっと面白いものが作れないかと考えていました。そこで生まれたのが、この音楽マインスイーパです」。

 本作は、ゲームスタートと同時に音楽が流れる。プレイヤーはマインスイーパをプレイすることで、音楽を作っていくことになる。しかしここで注目すべき点は、プレイヤーがする事が普段のマインスイーパと全く変わらない。そして、音楽作成の仕組みは、プレイヤー地雷のマスに旗印をつけた場所が、音楽と同時に流れているラインと重なり合った瞬間、音が鳴り始める。つまり、音楽の経験や知識が全く無くても、毎回違ったオリジナルの音楽が作れることになる。また、プレイ速度に応じてバックグラウンドミュージックの早さも変わるようだ。

 このマインスイーパと音楽の独特の一体感は、クリックの繰り返しによる作業感を解消しているうえに、クリエイティブな面でも非常に優秀だ。自分が思うような音楽を作れるわけではないが、プレイするたびに毎回違う音楽を奏でられるというのは、とても面白いアイディアであると思った。

 司会の新氏からコメントを求められたおにたま氏は「見た目がマインスイーパそのままなのに中身が違うというのは、とても日本的な、突き詰めている感じが面白いと思います。僕もプログラマーとして、既存のものにいろいろと手を加えて、ちょっと中身を変えただけで面白いということにとても共感できます。とても大好きなタイトルでした」と、好評。Brandon Sheffield氏は「私はマインスイーパをすると、途中でどうしても我慢できなくなって、手当たり次第にクリックを始めてしまい、自爆することが多い。もしこの音楽マインスイーパで、自爆時にも何か楽しい仕組みが組み込まれたなら、私は初めてマインスイーパを好きになると思います」など、面白いコメントも。プレゼン中もマインスイーパから音楽が奏でられるアイディアに、参加者からの「pico pico」が絶えなかった「音楽マインスイーパ」をプレイしてみたくなった人は多いだろう。すでにベクターにてダウンロードできるそうなので、是非多くの人に遊んでほしい。

真ん中がゲーム製作者コミュニティin札幌の岩本氏。マインスイーパを「神ゲー」と言うほどのマインスイーパ好きである
写真のように、赤いラインがマス目の旗印と重なると、音が鳴る

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2311/06/news020.jpg 柴犬「友達〜!!!」 お母さんの寝坊で散歩が遅れた柴犬、ワン友に会えず……→怒りMAXの拒否柴発動に母「スマン……」
  2. /nl/articles/2311/06/news041.jpg 素潜りでイソマグロを突いたら海に引きずり込まれ…… 水深25メートルの激闘が100万再生「怖い」「磯のダンプカー」
  3. /nl/articles/2311/05/news045.jpg カナダ留学中の光浦靖子、得意の手芸でまたしても力作を生み出す 「クオリティ高すぎ」「もープロですね」
  4. /nl/articles/2308/06/news018.jpg 柴犬がプールからあがろうとした瞬間……! 「何回見ても爆笑」「好きすぎる」コントのようなずっこけハプニングが発生
  5. /nl/articles/2311/06/news047.jpg 隣家にいった飼い主、ふと視線を感じると柴犬たちが……? じーっと監視するワンコきょうだいの圧に爆笑
  6. /nl/articles/2311/06/news117.jpg 「スト6」フランス大会決勝、モニターにペンキで中断 環境団体乱入で
  7. /nl/articles/2311/06/news068.jpg 村重杏奈の“最強遺伝子”な弟、7歳バースデーお祝いに黄色い声 姉とうり二つな姿に「幼さが抜けて更にイケメン」「可愛いしカッコイイ」
  8. /nl/articles/2311/04/news008.jpg 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. /nl/articles/2311/04/news016.jpg 突然現れた痩せて汚れた野良猫、「ごはんくだちゃい」と訴えてきて…… 距離が縮まっていく姿に「涙が出ます」と100万再生
  10. /nl/articles/2311/05/news052.jpg 「ここはあんたが座る席じゃないよ」 末期すい臓がんの叶井俊太郎、優先席に座るも高齢者から非難 妻・倉田真由美が明かす
先週の総合アクセスTOP10
  1. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  2. 尻尾がちぎれた小さな子猫をサーキット場で保護→1年後“ムキムキ最強生物”に 驚異の成長ビフォーアフターに注目集まる
  3. 「犬ぐらい大きくなれよ」と願い育てた保護子猫が「まさか本当に犬ぐらいになるとは」 驚異の成長ビフォーアフターが192万表示!
  4. 「BreakingDown」出場の元プロボクサー、5人から一方的に暴行される 顔面数針縫うも「私は1発も攻撃してません」
  5. 「頭が大きい」「普通ではない」 パリス・ヒルトン、9カ月長男の受診勧めるコメントにぴしゃり「世の中には病んでる人がいるみたい」
  6. 「最期の最期まで闘って」 元「妄想キャリブレーション」水城夢子さん、27歳で病死 2年前には“しばらく療養が必要な病状”で休止
  7. 3児の母・杏、異次元スタイルのパンツスーツ姿が衝撃的 目を疑う脚の長さに「身長の半分股下」「えっ! 本当!? っと思っちゃうくらい」
  8. 志穂美悦子、68歳バースデーに鍛えられた筋肉バキバキの肉体美披露 「いろいろやりたいことがある」「まだ見ぬ自分へ」
  9. 柴犬と父のやりとりに「20分これ見て爆笑してます」「気持ちよすぎるいい返事」 お笑いコンビを超える関係性が100万再生
  10. 「スカートはないわ」「常識無視の番組でびっくり」 山下リオ、登山中の服装批判巡って反論「私が叩かれているようですが」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 病名不明で入院の渡邊渚、3カ月ぶりSNS更新で「表情に違和感」「そこまで酷い状況とは」 ベッド上で「人生をやり直すこともできません」
  2. 動かないイモムシを助けて1年後のある日、窓の外がありえない光景に 感動サプライズが「アゲハ蝶の恩返し」と話題
  3. 「スカートはないわ」「常識無視の番組でびっくり」 山下リオ、登山中の服装批判巡って反論「私が叩かれているようですが」
  4. 「千鳥」大悟、大物美人俳優にバッグハグされた表情に注目集まる 「マジ照れのお顔ですね」「でれでれやん」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 神田愛花アナ、拡散された女子中学生時代ショットにスタジオ騒然「ヤバい」→“アネゴ感”でSNSもざわつく
  7. 「生きててよかった」 熊谷真実、美麗な初“袋とじ”グラビアで63歳の色気全開 真っ赤なドレス着こなす姿に「すごいプロポーション」
  8. 尻尾がちぎれた小さな子猫をサーキット場で保護→1年後“ムキムキ最強生物”に 驚異の成長ビフォーアフターに注目集まる
  9. 双子モデル・吉川ちえ、美容整形後のひたいが“コブダイ”状態へ 多額の費用要した修正手術で後悔も「傷がこんなに残りました…」
  10. 「犬ぐらい大きくなれよ」と願い育てた保護子猫が「まさか本当に犬ぐらいになるとは」 驚異の成長ビフォーアフターが192万表示!