まさにSense of wonderなアイデアを発掘。ゲームの伝統に縛られない、個性的な9作品を一挙紹介!:TGS2010【センス・オブ・ワンダーナイト 2010】(2/5 ページ)
プレイヤーが絵によって創り出す世界「Infinite Blank」
アメリカから来日した発表者のEvan Blaster氏によると、「Infinite Blank」は参加プレイヤー全員が一緒に世界を作っていくオンラインゲームであるという。ゲームは白紙の状態で始まり、そこにプレイヤーが世界を描くことで、一つのエリアが作られていく。描かれる世界は全て繋がっており、自分で作成したアバターで移動することもできる。その広がっていく世界で、アドベンチャーも生まれてくるとのことで、Evan Blaster氏による解説は次の通りだ。
「Infinite Blankのデザインの焦点というのは、自由なクリエイティビディの探求、遊び心のインタラクションであり、自由な創造がこのゲームに中核のものとして埋め込まれています。参加する人誰もが、自分の自由な発想を永久のものとして共有できる。そしてそれが何であるか、ということに制限は非常に少ないのです。探求というのは、世界の中にシームレスに埋め込まれているものであり、表現の手段でもあります。遊び心のインタラクションは、キャラクターのアバターに自分自身のアイデンティティを作り出すことができるのです」。
このゲームのインタフェースには、文字やテキストといったものはほとんどない。記号や、描くことによって、会話が成り立つようになっている。将来はプレイヤーコミュニティを作り、その中で発表や自慢をできる場を設けるようにし、ゲームそのものはWindows/MAC/Linuxの全てで動作でき、来週にリリースされるそうだ。この作品にベクターの片山 崇氏は「このような自由な世界で、同じ場所で世界中の人々と遊べるというのは、我々オンラインゲームに関わっている人間の究極の夢でもあります。そういう意味では、それに近い世界を感じさせてくれたと思います」とコメントし、言葉を用いなくても、絵による表現などで世界中の人間とコミュニケーションをとりつつ遊べるこのゲームの今後に期待していた。
Windowsでもっともポピュラーなゲームを音楽と融合。「音楽マインスイーパ」
Windowsユーザーの中に「マインスイーパ」を知らない人は少ないだろう。マス目をクリックすると、その周囲8マスにある地雷の数が表示され、それをヒントにプレイヤーは地雷を踏まないよう、地雷以外の全てのマス目を開くとクリアとなるゲームだ。ゲーム製作者コミュニティin札幌の岩本氏は、この「音楽マインスイーパ」製作のエピソードとして次のように述べている。「ゲームプログラミングの練習としてマインスイーパを再現しようとしていたころ、調度音楽のシーケンサプログラムを完成させていました。このマインスイーパというゲームと、音楽シーケンサを用いて、もうちょっと面白いものが作れないかと考えていました。そこで生まれたのが、この音楽マインスイーパです」。
本作は、ゲームスタートと同時に音楽が流れる。プレイヤーはマインスイーパをプレイすることで、音楽を作っていくことになる。しかしここで注目すべき点は、プレイヤーがする事が普段のマインスイーパと全く変わらない。そして、音楽作成の仕組みは、プレイヤー地雷のマスに旗印をつけた場所が、音楽と同時に流れているラインと重なり合った瞬間、音が鳴り始める。つまり、音楽の経験や知識が全く無くても、毎回違ったオリジナルの音楽が作れることになる。また、プレイ速度に応じてバックグラウンドミュージックの早さも変わるようだ。
このマインスイーパと音楽の独特の一体感は、クリックの繰り返しによる作業感を解消しているうえに、クリエイティブな面でも非常に優秀だ。自分が思うような音楽を作れるわけではないが、プレイするたびに毎回違う音楽を奏でられるというのは、とても面白いアイディアであると思った。
司会の新氏からコメントを求められたおにたま氏は「見た目がマインスイーパそのままなのに中身が違うというのは、とても日本的な、突き詰めている感じが面白いと思います。僕もプログラマーとして、既存のものにいろいろと手を加えて、ちょっと中身を変えただけで面白いということにとても共感できます。とても大好きなタイトルでした」と、好評。Brandon Sheffield氏は「私はマインスイーパをすると、途中でどうしても我慢できなくなって、手当たり次第にクリックを始めてしまい、自爆することが多い。もしこの音楽マインスイーパで、自爆時にも何か楽しい仕組みが組み込まれたなら、私は初めてマインスイーパを好きになると思います」など、面白いコメントも。プレゼン中もマインスイーパから音楽が奏でられるアイディアに、参加者からの「pico pico」が絶えなかった「音楽マインスイーパ」をプレイしてみたくなった人は多いだろう。すでにベクターにてダウンロードできるそうなので、是非多くの人に遊んでほしい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
-
ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
-
「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
-
「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
-
餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
-
「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
-
毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
-
放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
-
脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」
-
父「若いころはモテた」→息子は半信半疑だったが…… 当時の“間違いなく大人気の姿”に40万いいね「いい年の取り方」【海外】
- イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
- 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
- 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
- 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
- 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
- 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
- コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
- 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」