過去最高の動員を誇る「東京ゲームショウ2010」閉幕――パブリックデーは足の踏み場もなしTGS2010

幕張メッセで開催されていた東京ゲームショウが9月19日閉幕。過去最高の20万7647人の来場者を動員した。

» 2010年09月19日 23時10分 公開
[加藤亘,ITmedia]
ビジネスデー初日はあいにくの雨模様だった天候も徐々に回復。一般公開日は晴れ渡った今年の東京ゲームショウも無事終わった

 ゲームははたして新章へと進んでいたのか――。

 社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)の主催、日経BP社の共催で開催した「東京ゲームショウ2010」が、9月16日(木)から19日(日)までの4日間、千葉市・幕張メッセで開催され、総来場者数が過去最高の20万7647人に達した。なお、昨年は18万5030人の入場者数だった。


東京ゲームショウ2010東京ゲームショウ 2009
9月16日(木):2万4764人9月24日(木):2万7435人
9月17日(金):2万4229人9月25日(金):2万4605人
9月18日(土):8万1469人(内ファミリーコーナー:9221人)9月26日(土):6万1138人(内キッズコーナー 9,579人)
9月19日(日):7万7185人(内ファミリーコーナー:1万3156人)9月27日(日):7万1852人(内キッズコーナー:1万2369人)
合計:20万7647人合計:18万5030 人

 ご覧のように、一般公開日初日には8万1469人の入場者を記録。過去、2006年の東京ゲームショウで8万4823人を記録したことがあるが、それはまだ会期が3日間だった頃の話。東京ゲームショウの会期が4日間になってからは初の快挙となる。それを表わすように、会場の至るところで大渋滞が起きていた。

 今年は「Kinect」や「PlayStation Move」といった新システムの出展はもちろんのこと、「モンスターハンターポータブル 3rd」、「DISSIDIA 012[duodecim] FINAL FANTASY」、「アイドルマスター2」、「アサシン クリード ブラザーフッド」など今後発売される期待のプレイアブルタイトルに多くの列ができた。ブースでは、「Kinect」を含め50タイトル以上を出展したマイクロソフトをはじめ、3D立体視ゲームやPS Moveを含めやはり50タイトル以上をそろえたSCEなどが広くスペースを確保していたものの、やはり混雑は避けられたなかった。

 今年も一部のタイトルやイベントについては整理券を配布し対応したが、開場すぐに受付を終了するものも多く、入場者が十分に試遊することができないなどの問題は依然解消されていない。

一般公開日では人気のブースに行きつくこともままならないほどの混雑

 今回で開催20回目を迎えた「東京ゲームショウ2010」では、「世界最大級のイベント」と「アジアNo.1の情報網羅性」という中長期ビジョンを掲げていた。14の国と地域から194の企業・団体・学校が出展し、事前に届けられた712タイトルのほか、会期中にも新タイトルが続々と発表され、最新情報が全世界に配信し、その存在感をアピールできたとCESAは見ている。

 今年は「アジア・ゲーム・ビジネス・サミット」をビジネスデイ初日に開催したほか、新たな企画としてコスプレイベントや世界最大級の格闘ゲーム大会「闘劇2010」の併催などが話題となった。

 また、最終日には東京ゲームショウ2010の来場者が決める「日本ゲーム大賞 2010 フューチャー部門」の受賞10作品が決定している。フューチャー部門は、東京ゲームショウ2010に発表、出展された未発売作品を対象に、開催期間中の9月16日から18日までの3日間による来場者投票から、日本ゲーム大賞選考委員会の審査を経て、今後を期待される作品として授与される。本年のフューチャー部門全10作品は、以下の通り。

タイトル 受賞社 プラットフォーム
アイドルマスター2 バンダイナムコゲームス Xbox 360
VANQUISH セガ PS3/Xbox 360
El Shaddai ASCENSION OF THE METATRON イグニッション・エンターテイメント・リミテッド PS3/Xbox360
グランツーリスモ5 ソニー・コンピュータエンタテインメント PS3
DanceEvolution コナミデジタルエンタテインメント Xbox360
ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー スクウェア・エニックス PSP
ニノ国 漆黒の魔導士 レベルファイブ DS
ファイナルファンタジーXIV スクウェア・エニックス PS3/PC
モンスターハンターポータブル 3rd カプコン PSP
龍が如く OF THE END セガ PS3

 東京ゲームショウは、引き続き「アジアNo.1の情報網羅性」と「世界最大級のイベント」を目指し、「東京ゲームショウ2011」として、2011年9月15日(木)または16日(金)から9月18日(日)まで、再び幕張メッセで開催する予定だ。

来年もお待ちしております

ALT ITmedia Gamezの「東京ゲームショウ2010」特設サイトもご覧ください

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/14/news019.jpg ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  2. /nl/articles/2412/10/news133.jpg 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  3. /nl/articles/2412/12/news089.jpg フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. /nl/articles/2412/14/news081.jpg 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  5. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  6. /nl/articles/2412/15/news002.jpg 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. /nl/articles/2412/14/news038.jpg 「釣れすぎ注意」 消波ブロック際に“カツオを巻いた仕掛け”を落としたら…… 驚きの結果に「これはオモロい!!」「こんなにとは」
  8. /nl/articles/2412/14/news063.jpg 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  9. /nl/articles/2412/14/news002.jpg 【今日の難読漢字】「男衾」←何と読む?
  10. /nl/articles/2412/15/news024.jpg おじいちゃん「昔はモテた」→孫は信じていなかったが…… “今では想像できない”当時の姿が140万再生「映画スターのよう」【米】
先週の総合アクセスTOP10
  1. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  2. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  3. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  4. 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
  5. 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
  6. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
  7. 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
  8. 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
  9. コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
  10. 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」