レベルファイブ、「二ノ国」発売イベントを開催――招待されたユーザー1000名と豪華出演陣で発売を祝う

12月9日、レベルファイブのニンテンドーDS用タイトル「二ノ国」の完成披露発表会が開催された。主役の多部未華子さんをはじめ、豪華なゲストがJCBホールに集結した!

» 2010年12月09日 12時55分 公開
[蒼之スギウラ,ITmedia]
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 レベルファイブは12月8日に、同社タイトル「二ノ国」の発売を記念して、完成披露発表会を東京都文京区のJCBホールで開催した。

 二ノ国は、マジックマスターと呼ばれる本を使い、現実の並行世界(二ノ国)を旅する大作RPG。スタジオジブリ製作のハイクオリティなアニメーション、久石譲氏担当の音楽、多部未華子さんや長澤まさみさんを初めとする声優陣と、各方面で活躍する豪華なスタッフによって製作されており、ニンテンドーDS史上最大のデータ容量を誇っている。

 システム面においても、アイテム合成や、モンスター「イマージェン」の捕獲・成長・対戦システム、本を読み解きながら冒険を進めるシステムなどを搭載しており、ゲームとしても非常に作りこまれている。



 完成披露発表会には、二ノ国制作に関わったゲストが多数登場し、軽快なトークが繰り広げられた。今回は、そんなイベントの様子を余すことなくお伝えする。

 今回登場したゲストは下記の通り。

◯出演声優

  • 多部未華子さん(主人公/オリバー役)
  • 長澤まさみさん(ヒロイン/マル役)
  • 古田新太さん(シズク役)
  • 大泉洋さん(ジャイロ役)
  • 八嶋智人さん(ニャンダール14世役)
  • 渡辺えりさん(カウラ役)
  • 溝端淳平さん(ブヒーデン役)
  • 黒田知永子さん(アリー役)

◯エンディングテーマ

  • 麻衣さん

◯TVCMに出演

  • 芦田愛奈さん

◯スタジオジブリ

  • 百瀬ヨシユキ氏

日野晃博氏率いる製作スタッフプロモーション!

レベルファイブ代表取締役社長の日野晃博氏

 開演とともにプロモーションビデオが流れ、その終了にあわせて登場したのはレベルファイブ代表取締役社長の日野晃博氏。

 日野氏は挨拶の後、二ノ国のパッケージを片手に「二ノ国では、これまでユーザーさんたちが味わったことのない楽しみを用意しています」と語り、「市場の皆様にも受け入れ、すでに60万本の初回受注をいただいております」と、まずまずの滑り出しとなる数字を公開した。

 続いて始まったのは、実機によるデモプレイ。登場したのは、同じくレベルファイブの本作チーフディレクター・本村建氏と、本作「魔法の本」ディレクター・丸屋教子氏。


レベルファイブ本作チーフディレクターの本村建氏と、レベルファイブ本作「魔法の本」ディレクター丸屋教子氏。ユーモアを交えてのデモプレイをするも、あまりに遊びすぎて日野氏にたしなめられる場面も

 以前開催されたイベント「レベルファイブVISION 2010」でのデモプレイと似た内容だったが、今回はアイテム合成とフィールドを新しく見ることができた。

 「魔法の本」であるマジックマスターには、モンスターの詳細なデータや、アイテム合成の組み合わせなど、かなりの情報が用意されているようで、活用することでかなりプレイが容易になりそうだ。

作曲家の久石譲氏はビデオメッセージで参加。曲の完成度からか、コンサートをしてみたい、といった発言も

 デモプレイが終了すると、次に音楽担当である久石譲氏のビデオメッセージの上映が開始された。

 ビデオメッセージの中で、久石氏は「ベーシックは格調のある、しかし懐かしい音の世界観を作ろうと考えました。朝起きるたびに(作曲の)スケッチを書くんですが、毎日あるメロディが浮かんでくるんです。これは後にエンディングの曲になるものだったんですが、今回は作品に望むスタンスをぶらさずに望めたかなと、そう感じました」と、本作の作曲について語った。

 久石氏のメッセージを受けて日野氏は「僕は収録の時に、オーケストラでの演奏を生で聴かせてもらうという、実にぜいたくな体験をさせてもらいまして、本当に幸せでした。皆さんにもこの感動を体験していただけるように、コンサートなんかができたら、と思っています」と返礼した。

 今後の展開によっては、コンサートイベントが開かれるかもしれないとのこと。これは期待して良さそうだ。

超豪華な10人のゲストが一挙登場!

日野氏を含めて11人の、そうそうたる面子が揃った

 ついにゲストパートがスタート。まず登場したのは、声優として出演した多部未華子さん、長澤まさみさん、古田新太さん、大泉洋さん、八嶋智人さん、渡辺えりさん、溝端淳平さん、黒田知永子さんの8人。

 まさに、大作映画の試写会のような雰囲気。そこから、トークを交えて、各人が二ノ国についてのコメントをした。

女優の多部未華子さん。役は主人公の「限りなく透き通った心を持つ少年」オリバー。「スタジオジブリさんや、久石譲さんたちのような、方々が参加なされている作品に、私が参加できることを光栄に思います」

女優の長澤まさみさん。オリバーと協力して二ノ国を冒険する「ヒロイン」マルを演じた。「二ノ国の“ふたつの世界”で、それぞれ登場するふたりの“自分”を演じるのが難しかった」と、演じた感想を語った

俳優・声優の古田新太さん。役は、オリバーを二ノ国へ導き、冒険のヒントを与える「涙の妖精」シズク。「いやぁ、今回妖精の役ということでね、ぴったりですよね」とコメント。終始会場の笑いを誘った

俳優・タレントの大泉洋さん。オリバーを助け、ともに二ノ国を冒険する「協力者」ジャイロ(右写真の真ん中)。ファンから「洋ちゃんカッコイイ!」という声に答えて手を振ったりと、非常にフレンドリーでリラックスしてイベントに臨んでいた

ファッションモデル・タレントの黒田知永子さん。役はオリバーの母親、アリー(右写真の左)。「切ない親子のストーリーが心に残りました、私にも娘がいるので、そんなことを考えつつ演じました」とアフレコ時の心境を語った

俳優・タレントの八嶋智人さん。三つの国のひとつ「ゴロネール王国」の王様、ニャンダール14世を熱演。マイクを持つや「元気ですか―!」と、大声で客席をあおり、場の空気を盛り上げた

女優・演出家の渡辺えりさん。役は、三つの国のひとつ「ババナシア王国」の王女、カウラ。「ゲームの声をあてる時って、ひとりでやるものなんですね!」と、慣れないアフレコで驚いたというエピソードを披露した

俳優の溝端淳平さん。役は、三つの国のひとつ「ボーグ帝国」の皇帝、ブヒーデン。「親子そろってのジブリファンでして、今回はスタジオジブリさんの関わっている作品に出られて、ほんとうに嬉しいです」とコメントした

スタジオジブリより百瀬ヨシユキ監督

 各出演者の紹介と、二ノ国に対する簡単なコメントが終了すると、そのままフリートークの流れとなった。

 どうやら、各出演者はすでにゲームの完成品を手渡されており、各人がプレイ状況を述べていった。そんな中、大泉さんが自信満々に「私は正直、RPGを初めてやったんですが、かなりやりこみましたよ!」と発言。「“滝の回廊”まで進んじゃいました、魔物もかなり倒しましたし」と、相変わらずの軽い口調で武勇伝を語る大泉さんに対し、日野氏が冷静に「そこは一番最初のダンジョンですね」とツッコミを入れる。さすが「レイトン教授」シリーズからの付き合いというべきか、やりとりも慣れた雰囲気だ。そして自分のトークの締めに「是非みなさんRPGをやってみてください」と、自分のことを棚に上げたこれまた軽めな発言に会場もゲストも苦笑いをするしかなかった。

 ゲーム内容に関して八嶋智人さんは、「本を持って、それを見ながらプレイするというのがすごく斬新で、参加意識っていうんですかね、すごく面白かったですよ」と発言。さらに百瀬氏は本作を「DSという小さいものの中に、色々なものが詰め込まれている。まるで精巧な腕時計のような愛おしいような“気持ち”がある」と形容した。

子役女優の芦田愛奈さん

 続いて登場したのは、今回CMに出演した子役の芦田愛奈さん。会場からの「かわいい!」との歓声を受けて「芦田愛奈です、よろしくお願いします」と元気よく挨拶した。

 芦田さんが出演するCMのメイキング映像がスクリーンに映し出され、日野氏は「朝早くから夜まで続いたんですが、ずっと同じ調子で頑張ってくれました」と撮影の様子を振り返ると、芦田さんも「1日に3つも撮ったので、ちょっと大変でした」とコメント。実にしっかりしている。

 子供らしからぬ「プロっぷり」に日野氏は「人生の2週目を生きてるんじゃないかと疑っています」と舌を巻く。芦田さんは「私もやり始めてるんですが、とってもかわいくて、ほんとうに面白いです。みなさんぜひ、二ノ国を買って、楽しんでください」と、最後までしっかりとアピールも忘れずに役目をこなした。

歌手の麻衣さん
歌に合わせて、バックスクリーンに映像が流れた。透き通るような歌声が、会場を満たす

 この豪華なイベントのトリを飾るのは、本作エンディングテーマ「心のかけら」を歌った、歌手の麻衣さんの生ライブ。日野氏はこの「心のかけら」について「完成した歌を聴かせていただいて、この作品が“いい作品”になると確信を持ちました」と、歌を聞いた時の感動を語った。

 最後に日野氏が「本作を、当社の『レイトン教授』や、『イナズマイレブン』に続くヒットタイトルにしたいと考えております。これからも私たちは“新しい物”を追い求めて作品を作っていきます」と期待を込めて今回の完成披露発表会の締めとした。


「ニノ国 漆黒の魔導士」
対応機種ニンテンドーDS
ジャンルファンタジーRPG
発売日2010年12月9日
価格(税込)6800円(※魔法指南書「マジックマスター」同梱)
CEROA(全年齢対象)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/21/news189.jpg 「大物すぎ」「うそだろ」 活動中だった“美少女新人VTuber”の「衝撃的な正体」が判明 「想像の斜め上を行く正体」
  2. /nl/articles/2411/22/news014.jpg 川で拾った普通の石ころ→磨いたら……? まさかの“正体”にびっくり「間違いなく価値がある」「別の惑星を見ているよう」【米】
  3. /nl/articles/2411/22/news114.jpg 中村雅俊と五十嵐淳子の三女・里砂、2年間乗る“ピッカピカな愛車”との2ショを初公開 2023年には小型船舶免許1級を取得
  4. /nl/articles/2411/21/news027.jpg 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  5. /nl/articles/2411/22/news032.jpg 「壊れてんじゃね?」 ハードオフで買った110円のジャンク品→家で試したら…… “まさかの結果”に思わず仰天
  6. /nl/articles/2411/22/news018.jpg 猫だと思って保護→2年後…… すっかり“別の生き物”に成長した元ボス猫に「フォルムが本当に可愛い」「抱きしめたい」
  7. /nl/articles/2411/22/news171.jpg なんと「身長差152センチ」 “世界一背が低い”30歳俳優&“世界一背が高い”27歳女性が奇跡の初対面<海外>
  8. /nl/articles/2411/22/news145.jpg 大谷翔平と真美子さん、「まさかの服装」に注目 愛犬デコピンも大谷家全員で“歩く広告塔”ぶり発揮か
  9. /nl/articles/2411/20/news027.jpg 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  10. /nl/articles/2411/22/news184.jpg 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた