連載
» 2010年12月14日 13時35分 公開

ゲイムマンデビュー20周年記念! 「じゃじゃ丸忍法帳」「じゃじゃ丸撃魔伝」ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(2/3 ページ)

[ゲイムマン,ITmedia]

忍者のコマンド式戦闘

妖怪が出現するときは、フィールド全体がぐにゃぐにゃ揺れる。インパクト大

 じゃじゃ丸たちは位(レベル)が上がると、忍術を使えるようになる。お釈迦様が光とともに現れて、忍術を授けてくれるというシュールな設定だ。ただし、じゃじゃ丸の攻撃用忍術の中には、宝玉を手に入れないと使えないものがあり、この宝玉は特定の場所にいる妖怪が持っている。

 さくら姫は攻撃力が低いかわりに、“術”の値(マジックパワーに相当する)が高く、また使える忍術も多彩。妖怪の特殊攻撃を封じる「ばくわんの術」や、怨霊(毒に相当する)を取り除く「はらたまの術」、敵をおむすびに変えてしまう「てきむすびの術」など。

 1章の中盤から、敵の特殊攻撃がきつくなってくる。糸で縛られて何もできなくなったり、操られて味方を攻撃させられたり、一撃で倒されたりする。さらに通常の攻撃も強く、戦闘のたびにじゃじゃ丸たちは大きなダメージを負う。武器攻撃が一切効かない敵も多い。

 エンカウント率も高い気がする。戦闘が終わって1歩進むと、また戦闘が始まるということが頻繁にあった。そのかわりダンジョンは全体的に短め。マッピングをしなくても覚えられるし、隣の道もある程度見通せる。

 3章立て+1ということで、最初の3章は短いのかと思っていたら、3章それぞれ結構なボリュームがあった。わたしが今回プレイしたところ、第1章をクリアするまでに11時間半もかかった。章が変わるとレベルが1に戻されることもあって、別々のRPGを3本やっている感じ。良く言えば、コストパフォーマンスが高い。悪く言えば、同じようなゲームを3回繰り返しプレイさせられる(一応、出てくる敵は章ごとに変わるし、覚える術も一部違いがあるのだが)。

妖術使いには参った。やっかいな術を使ってくる上、ばくわんの術が効かない。凶悪
お釈迦様がなぜ忍術を? 3章では大仏様から敵ボスの情報を聞く場面もある。仏教色が強いゲームなのか?
地下の通路、洞窟、お城の中など、ダンジョンの数はけっこう多い

忍者らの愛!

 第2章は、江戸に現れた妖怪・大入道を倒すのが目的。1章よりもさくさく進む感じがした。わたしがクリアした時点での位(レベル)は、どちらの章も19だったのだが、2章のプレイ時間は1章よりかなり短い7時間だった。

 第3章。雨を降らす神様“竜神”が一向に雨を降らさず、日照り続きで作物が育たない。なぜ竜神が雨を降らせないのかを探るという内容。

 この章はキツかった。わたしのプレイ時間は8時間半で、1章より短かったが、中盤以降の敵がうっとうしかった。体力が高すぎる割に、得られる魂(経験値)の少ない敵が多く、なかなか先へ進めない。しかも宿屋や、イタコの家(セーブポイント)が少ないわ、必須アイテムが見つけにくい場所にあるわで、難度がきわめて高い。経験値稼ぎを余儀なくされる。

 厳しい戦闘で鍵となるのは、さくら姫が使える“愛”というコマンド。戦闘中に2人の能力値のどれかを、一時的に上げる効果がある(効果なしの場合も)。そして高い確率で“術”の値(MP)が上がり、これは戦闘後も元に戻らない。

 各章の中盤以降では、敵の攻撃力が高いので、消費する“術”の値が大きい回復系の忍術をよく使うことになる。そのためどうしても“術”は不足しがち。“愛”のコマンドは、宿屋に戻ることなく“術”の値を増やせるので便利なのだ。

 ところでさっき、さらっと「セーブポイント」と書いたけど、このゲームはバッテリーバックアップがないので、ゲームを中断するときは、イタコの家で表示される長いパスワードを書き写さなければならない。「ファイナルファンタジー」や「ドラゴンクエストIII」より、1年以上も後に出たゲームなのに。

 パスワードの長さ自体は、「ドラゴンクエストII」並みなのだが、フォントが見づらいので文字を見間違えやすい。特に「あ」と「お」、「め」と「ぬ」、「う」と「ろ」がまぎらわしい。

強い敵が相手だと“愛”を使う余裕がない。“愛”を使えそうな敵が出たときに集中して使い、“術”を増やしたい
パスワード入力画面。パスワードは「おいのり」と称される
各地の城にそれぞれ殿様がいるが、そろいもそろってみんな頼りにならない

忍者小ボケ内蔵

武器屋の顔がこわい

 ここまで「じゃじゃ丸忍法帳」について、あまり良いことを書いてないような気がする。決して悪いゲームではないのだが。

 ゲームバランスは厳しめだが、悪くはない。レベルアップしたり、新しい武器・防具を買ったりすれば、強くなった感じがちゃんとする。

 武器や防具の違いが、単に強さの違いだけではないのも良かった。攻撃力は低いが“電光石火”(ドラクエでいう会心の一撃)が出やすいとか、すばやさが上がるとか、連続で攻撃できるとか、それぞれに特徴がある。

 あと、小ネタが意外におもしろい。装備できない武器を買おうとすると、武器屋の人に皮肉られてしまったり、イタコ婆さんに死んだ仲間を生き返らせてもらうと、いったん間違ってまったくの別人が生き返ってしまったりする(さらにその人が外に出た途端、馬に蹴られてまた死んでしまうというカオスっぷり)。こういうセンスは、和風RPGのさきがけ「桃太郎伝説」(ハドソン)の影響を受けているのかもしれない。

 3章すべてクリアすると、いよいよ最終章。今までとは違って位(レベル)もアイテムも、前章クリア時点のものを引き継ぐ。

 最終章は、般若(はんにゃ)島という島でひたすら敵と戦う。第4章というよりはボーナスステージのようなもの。フィールドに出てくる「死のよろい」という敵は、得られる魂(経験値)が高く、位を上げやすい。

 フィールドから敵の城に至るまで、合計6匹の中ボスを倒して、最終ボスの待つ部屋へ。この章では全体的に、敵が嫌らしい特殊攻撃を仕掛けてこないので、今までの3章に出てくる敵より戦いやすい。結局1時間足らずで最終ボス・妖魔大王を撃破! 終盤に来てようやく、爽快感のある戦いができた。

隣村の田吾作を生き返らせてしまうイタコ婆さん。生き返りにはほかにも小ネタが仕込まれている
雪女のおゆきをはじめ、過去の作品に登場した敵が再登場。敵として出てくる者もいれば、味方になる者もいる
なまず太夫は味方となって、潜水艦を貸してくれる。じゃじゃ丸たちに同行するけど戦いには参加しない

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2311/06/news020.jpg 柴犬「友達〜!!!」 お母さんの寝坊で散歩が遅れた柴犬、ワン友に会えず……→怒りMAXの拒否柴発動に母「スマン……」
  2. /nl/articles/2311/06/news041.jpg 素潜りでイソマグロを突いたら海に引きずり込まれ…… 水深25メートルの激闘が100万再生「怖い」「磯のダンプカー」
  3. /nl/articles/2311/05/news045.jpg カナダ留学中の光浦靖子、得意の手芸でまたしても力作を生み出す 「クオリティ高すぎ」「もープロですね」
  4. /nl/articles/2308/06/news018.jpg 柴犬がプールからあがろうとした瞬間……! 「何回見ても爆笑」「好きすぎる」コントのようなずっこけハプニングが発生
  5. /nl/articles/2311/06/news047.jpg 隣家にいった飼い主、ふと視線を感じると柴犬たちが……? じーっと監視するワンコきょうだいの圧に爆笑
  6. /nl/articles/2311/06/news117.jpg 「スト6」フランス大会決勝、モニターにペンキで中断 環境団体乱入で
  7. /nl/articles/2311/06/news068.jpg 村重杏奈の“最強遺伝子”な弟、7歳バースデーお祝いに黄色い声 姉とうり二つな姿に「幼さが抜けて更にイケメン」「可愛いしカッコイイ」
  8. /nl/articles/2311/04/news008.jpg 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. /nl/articles/2311/04/news016.jpg 突然現れた痩せて汚れた野良猫、「ごはんくだちゃい」と訴えてきて…… 距離が縮まっていく姿に「涙が出ます」と100万再生
  10. /nl/articles/2311/05/news052.jpg 「ここはあんたが座る席じゃないよ」 末期すい臓がんの叶井俊太郎、優先席に座るも高齢者から非難 妻・倉田真由美が明かす
先週の総合アクセスTOP10
  1. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  2. 尻尾がちぎれた小さな子猫をサーキット場で保護→1年後“ムキムキ最強生物”に 驚異の成長ビフォーアフターに注目集まる
  3. 「犬ぐらい大きくなれよ」と願い育てた保護子猫が「まさか本当に犬ぐらいになるとは」 驚異の成長ビフォーアフターが192万表示!
  4. 「BreakingDown」出場の元プロボクサー、5人から一方的に暴行される 顔面数針縫うも「私は1発も攻撃してません」
  5. 「頭が大きい」「普通ではない」 パリス・ヒルトン、9カ月長男の受診勧めるコメントにぴしゃり「世の中には病んでる人がいるみたい」
  6. 「最期の最期まで闘って」 元「妄想キャリブレーション」水城夢子さん、27歳で病死 2年前には“しばらく療養が必要な病状”で休止
  7. 3児の母・杏、異次元スタイルのパンツスーツ姿が衝撃的 目を疑う脚の長さに「身長の半分股下」「えっ! 本当!? っと思っちゃうくらい」
  8. 志穂美悦子、68歳バースデーに鍛えられた筋肉バキバキの肉体美披露 「いろいろやりたいことがある」「まだ見ぬ自分へ」
  9. 柴犬と父のやりとりに「20分これ見て爆笑してます」「気持ちよすぎるいい返事」 お笑いコンビを超える関係性が100万再生
  10. 「スカートはないわ」「常識無視の番組でびっくり」 山下リオ、登山中の服装批判巡って反論「私が叩かれているようですが」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 病名不明で入院の渡邊渚、3カ月ぶりSNS更新で「表情に違和感」「そこまで酷い状況とは」 ベッド上で「人生をやり直すこともできません」
  2. 動かないイモムシを助けて1年後のある日、窓の外がありえない光景に 感動サプライズが「アゲハ蝶の恩返し」と話題
  3. 「スカートはないわ」「常識無視の番組でびっくり」 山下リオ、登山中の服装批判巡って反論「私が叩かれているようですが」
  4. 「千鳥」大悟、大物美人俳優にバッグハグされた表情に注目集まる 「マジ照れのお顔ですね」「でれでれやん」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 神田愛花アナ、拡散された女子中学生時代ショットにスタジオ騒然「ヤバい」→“アネゴ感”でSNSもざわつく
  7. 「生きててよかった」 熊谷真実、美麗な初“袋とじ”グラビアで63歳の色気全開 真っ赤なドレス着こなす姿に「すごいプロポーション」
  8. 尻尾がちぎれた小さな子猫をサーキット場で保護→1年後“ムキムキ最強生物”に 驚異の成長ビフォーアフターに注目集まる
  9. 双子モデル・吉川ちえ、美容整形後のひたいが“コブダイ”状態へ 多額の費用要した修正手術で後悔も「傷がこんなに残りました…」
  10. 「犬ぐらい大きくなれよ」と願い育てた保護子猫が「まさか本当に犬ぐらいになるとは」 驚異の成長ビフォーアフターが192万表示!