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» 2011年03月02日 14時00分 公開

今度の“Z”は新エンジン、東芝“REGZA”「Z2シリーズ」登場デュアルコアです

東芝は、液晶テレビ“REGZA”の新製品「Z2シリーズ」を3月下旬に発売する。新しい映像処理エンジン「レグザエンジン CEVO」(シーボ)を搭載。

[ITmedia]

 東芝は3月2日、液晶テレビ“REGZA”の新製品「Z2シリーズ」を発表した。新しい映像処理エンジン「レグザエンジン CEVO」(シーボ)を搭載する“Z”の新シリーズ。37V型、42V型、47V型の3サイズを3月下旬に発売する。


 新エンジンは、これまで「CEVO ENGINE」と呼ばれていたもの。「CELL EVOLUTION」が語源という通り、CELL Broadbandプロセッサ上でソフトウェアとして動作していた部分をLSIに起こした。具体的には、40ナノメートルのプロセスルールを採用したデュアルコアプロセッサをメインCPUとして、専用グラフィックアクセラセーターを組み合わせた統合型チップで、メインCPUの処理能力(MIPS値)は従来型「レグザエンジン」の約3.4倍という。

「レグザエンジン CEVO」(左)とメインLSIのウェハー(右)

 レグザエンジン CEVOでは、超解像技術などの高画質処理に加えてGUIの表示も高速化され、グラフィカルな3Dアニメーションを採用した「レグザメニュー」で「新感覚の操作を実現した」(同社)。また、EPGの起動時間も約0.3秒(スタンバイ状態からリモコン起動)と大幅に短縮されるなど、動作レスポンスも向上している。

グラフィカルな3Dアニメーションによるメニュー画面。リモコンの「レグザメニュー」ボタンで起動し、方向/決定キーだけで操作できる(左)

 超解像技術の「レゾリューションプラス」は6世代目となり、CELL REGZAに採用された“色の超解像”を取り込み、さらに複数フレームによる超解像処理を初めてサポートした。従来からの再構成型超解像処理に複数フレームによる処理を加えた2段構えの差分検出とフィードバックを行うことで、より高精細な映像になるという。一方、色の超解像に関してはCELL REGZAをも上回る機能を搭載。「デジタル放送への変換で元映像の4:2:2フォーマットは4:2:0になり、色情報は減少してしまう。レグザエンジンCEVOでは、4:4:4にまで戻すことができる」(同社)。

レゾリューションプラス6の概要

「3次元フレーム超解像技術」と呼ばれる複数フレームの超解像技術

 これらの映像処理を生かすため、パネルには新開発のIPS液晶パネルを採用。Z1シリーズに比べ、コントラストで45%向上。ダイナミックコントラストは全モデルで200万:1となっている。色再現性についても専用カラーフィルターや蛍光体の改善により、ITU-R BT.709の99%をカバーした。

 LEDバックライトはエッジ式ながら、両サイドに光源を配置して上下8分割のバックライトスキャンが可能。また補間フレームを入れて毎秒120コマの倍速駆動ではあるが、バックライトスキャンと組み合わせることで、高い動画応答性を実現したという。東芝ではこれを「アクティブスキャン240」と呼ぶ。また16分割のエリアコントロールもサポートした。

両サイドに光源(LED)を置くエッジ式のLEDバックライトを搭載。新しいスリット状の導光板によって光の直進性をたかめたことで正確なバックライトスキャンが可能になった

異なる素材感の新スリムミニマルデザイン

 アルミダイキャスト製のスタンド部が特徴的なデザインは、「スリムミニマルデザイン」を継承したもので、47V型でパネル部の厚さは29ミリとなった。前面キャビネットには帯電防止素材を採用してほこりの付着を抑えるという。


 USB HDDへの録画機能は従来通り最大4台を接続可能(ハブ使用時)。地上デジタル×3、BSデジタル/CS110度×2のチューナー構成も従来機を踏襲しているが、録画時に「マジックチャプター」が2番組同時録画の両方に適用されるなど細かい改善がある。

 「ゲームダイレクト」も“3”に進化。メモリ制御技術のFIFO(First In First Out)を倍速処理プロセスにも適用することで、動画表示性能を確保したままで遅延時間を短縮した。倍速処理なしなら約0.2フレーム、倍速処理アリの場合でも約0.7フレームという。さらに、超解像処理を使って「Wii」などD2入力や「PSP」のゲームを画面いっぱいに表示して楽しめる。

新たに「YouTube」をサポート

 ネットワーク機能は、「来るべきスマートTV環境を先取りする」(同社)という意気込みを感じる豊富な機能を備えている。まずCELL REGZAの「X2/XE2シリーズ」に採用された「おすすめサービス」を搭載。REGZAやRDシリーズのユーザーが録画している番組をランキング形式で教えてくれる。EPG上にもおすすめ番組のアイコンが表示される。ネット配信動画は、従来からの「ひかりTV」や「アクトビラ」に加えて「YouTube」をサポートした。

 DLNAはクライアント機能(DMP)を搭載。またレンダラー(DMR)もサポートしたため、PCや後述のスマートフォン用アプリから再生指示を出してZ2シリーズの画面にコンテンツを映すことが可能だ。もちろん「スカパー!HD録画」やネットワークダビング「レグザリンクダビング」にも対応している。

新REGZA「Z2シリーズ」の47V型

 スマートフォンを活用する「REGZA Apps Connect」にも対応した。既存のスマートフォン用アプリ「RZタグラー/コマンダー」にくわえ、今後はアプリのラインアップを強化する構え。例えば、放送中番組の一覧からチャンネルを選べる「RZ現在番組」、REGZAブルーレイの録画番組一覧から再生する番組を選べる「RZ見るナビ」、さまざまな画面デザインから好みのリモコンを選べる「RZアートリモコン」といったユニークなアプリケーションを提供していく。

 そのほかの主な仕様は下表の通り。


型番 47Z2 42Z2 37Z2
画面サイズ/解像度 47V型(フルHD) 42V型(フルHD) 37V型(フルHD)
地上デジタルチューナー 3
BS/CS110度デジタルチューナー 2
外形寸法 1127×756×254ミリ 1017×694×254ミリ 905×628×208ミリ
実売想定価格 32万円前後 25万円前後 20万円前後
発売日 3月下旬

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