1998年7月28日

ユークスが今冬自社タイトル第1弾

衛星ビームに「こだわり」を見た!

 ユークスは7月28日,同社の自社タイトルの第1弾となるプレイステーション用3D対戦格闘「封神領域エルツヴァーユ」を今冬に発売すると発表した。

 ユークスは,協力会社として「闘魂烈伝」など他社ゲームタイトルの開発を手掛けてきた。今回,自社タイトルとして初めてリリースする「封神領域エルツヴァーユ」は,今までの開発で培った人間の動きのポリゴン処理などのノウハウを惜しげもなく投入している。

 投入したのは技術だけではない。ユークスの谷口行規社長によれば,同社の「こだわり」を徹底的に取り入れたという。

 例えば,リアルタイムに1本づつ独立した揺れ動く髪の毛,状況に応じた変化を見せる髪型などのグラフィック面はもちろん,プレイヤー操る10人のキャラクターは,往年のアニメや特撮を意識したようなメンバーばかり。

 またオープニングムービーには,「天地無用!」などでアニメファンに大人気のAIC,主題歌は「スレイヤーズ」で有名な奥井雅美さんがそれぞれ担当している。各キャラクターを演じる声優さんも関智一さんら,豪華絢爛!

INFORMATION

ユークス
URL: www.yukes.co.jp

 そして何よりの「こだわり」は必殺技。「完全懲悪ダンザイバー」(すげえネーミングだな)は,仮面ライダーやら宇宙刑事シリーズを意識したキャラクターなのだが,彼の必殺技には,人工衛星から敵に向けてビームが照射されるという,とんでもないものがある! しかもさらに「こだわって」いるのは,技を仕掛けているシーンで,色んなアングルからかっこよく,プレイヤーキャラを見せてくれるのだ。おおお! 燃えるぜ!

 ほかにも「制服マニアのスタッフ」がイチオシの,分身攻撃を仕掛ける女子中学生(もちろん制服着用)など,一クセありそうな連中が戦いを繰り広げる。操作は一見難しいようだが,2つのボタンのみを使用するだけと,初心者にも嬉しいシステムを採用しているよん。発表会時の完成度は20%程度だということだが,けっこう奇麗な画面で動きもスムーズだったぞ。この冬は「こだわった」プレイを楽しもう。

 価格は5,800円(予定)。

[ITmedia]

(c)YUKE'S *ゲーム画面は開発中のものです。


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