1998年7月30日
7月26日,有明ビックサイトイベント会場においてガレージキットの祭典「JAF・CON7」(ジャフコン7)が開催された。主催はホビージャパン,特別協力はバンダイグループ。さあ,ジャフコン7を皮切りに今夏も熱いイベントの季節がやってきた! 今回で7回目を迎えるジャフコン7も年々イベントの規模を拡大し,参加ディラーや一般入場者も確実に増加している。蒸し暑い中,全国から集まった4000人の来場者が長い列を作った。終了までの総来場者は1万3000人。ジャフコン7では入場者に配慮して,余裕を持った広い会場を用意し大きな混乱もなくスムーズに素早く一般入場者を入場させていた。 ジャフコン7と言えば「ガンダム」のような,比較的版権問題の厳しいキットがアマ・プロの作品を問わず販売され大いに盛り上がる。入場者にとっては専門誌で活躍中のプロモデラーの限定製品を手に入れる数少ないチャンス,会場と同時に足早……と言うより,全力疾走で目指すブースに突進していく,人気ブースにはたちまち人だかりができ,会場はすごい熱気に包まれた。 今回,ガンダム関係に限って見た場合,全体的には新製品よりも過去の人気商品の再販品が多く見られた。また,前回までの人気商品であった「エヴァンゲリオン」などの製品は明らかに少なくなっていた。 ゲーム関係では,プレイステーションへの移植が決定した「ToHeart」のフィギュアを多く見かけたほか,「サクラ大戦」も相変わらず人気だった。等身大アイリスにも注目が集まっていたぞ! 対戦格闘ものでは「ヴァンパイアセイヴァー」のリリスなどで出来のいいキットがあった。メカものにも注目して会場を歩きまわったが,「ヴァーチャロン」などは残念ながらほとんど見かけなかった。 アニメ関係では前述のガンダム関係以外に,映画公開が待たれる「起動戦艦ナデシコ」「カードキャプターさくら」などが人気だった。仕事でなかったら,三頭身のルリルリ欲しかったなあ。 また,京商ブースでは「井上涼子」の水着フィギュアコンテストなどを行っていたほか,タカラやトレカでお馴染みの天田印刷といったメーカーのブースも見られた。 会場奥には,雑誌「ホビージャパン」などで活躍中のモデラーの作品が展示され,プロの作品を目の前で鑑賞するために長い列を作っていた。また,ジャフコン恒例の模型コンテストも開催され,全国各地からアマチュアモデラーが作品を持ち込んでいた。 入場者の買い物も一段落した午後からは,コスプレーヤーの写真撮影会やOVA「機動戦士ガンダム第08MS小隊」の上映会なども行なわれ,会場を盛り上げていた。 夏のガレージキットの祭典はまだ終わらない。JAF・CONに続き,8月9日には海洋堂主催のイベント「ワンダーフェスティバル」が同じく有明ビックサイトで開催される。 ガレージキットに興味がある方はぜひ参加してみてはいかがだろう。 [ITmedia] |
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