1998年10月6日

Dremacastは情報端末として普及狙う

セガ・大川会長が挨拶

 10月6日,東京・品川の新高輪プリンスホテルにおいて,セガ・エンタープライゼスの「SEGA New Challenge Conferencee II」が開催された。ここでは,流通関係者,プレス関係者などを対象に,11月27日に発売日が決定したDreamcastの価格やネットワークサービスなどが明らかにされた。

 挨拶に立ったセガ代表取締役会長,大川功氏は,「今までのゲーム機との最大の違いは”通信”」と切り出し,Dreamcastが近い将来,情報端末としての役割を担う製品であることを強調。

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セガ・エンタープライゼス
URL: www.sega.co.jp

 大川氏は,情報端末として一般に普及するためには,TVと接続できること,CGが奇麗なこと,インターネットに接続できることがポイントだとしている。さらに,「端末自身がコンテンツを持っていることも重要だ」(大川氏)と,かつて普及しきれなかった情報端末とは,違うこともアピール。つまりDreamcastは「普及すべき情報端末に必要なこと」すべてを満たしたマシンなのだ。

「しかも,”安い”ということも重要なキーワード」だとも繰り返した。Dreamcastの価格は2万9,800円。大川氏らの挨拶の直後にデモされたゲーム群のワークステーションにも匹敵する映像やスタート時から充実したネットワークサービスを見る限り,安い! 安いよコレ!

 そして大川会長は,通信機能を持った情報端末としてのDreamcastが,ユーザーにとって「新しい価値」となり,業界の活性化となることを期待するとしめて,入交社長に壇上を譲った。

[原 毅彦,ITmedia]


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