1998年10月8日

バンダイの「WonderSwan」戦略

7000店舗のショップで販売

 バンダイの新携帯ゲームマシン「WonderSwan」の生産は,バンダイグループのメガハウスが行うことも10月6日に明らかにされている。同社は'97年に科研,ビーアイ,エンジェルが合弁できた設立されたメーカーだ。

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バンダイ
URL: www.bandai.co.jp

 また,バンダイは「WonderSwan」のPR活動についても計画を明らかにしている。1月までは15〜19歳のゲームファンを,2〜3月はそれに加え15〜19歳の一般ユーザーを,4月からは低年齢層や女性などもターゲットとしたメディアミックスのアピールを展開していく。

 バンダイは,「ライバル機に比べて画面が美しいこと,コンパクトなこと,デザインの良いことなどを積極的に若者にアピールしていく。メインターゲットの15〜19歳の男女の人口は660万人。その半分と年齢的に上下層も含めて,初年度400万〜450万台を出荷する」と強気だ。

 バンダイとパートナー企業からテレビゲーム問屋,玩具問屋の両流通ルートを経て,ゲームショップ,家電店などで「WonderSwan」を発売していく予定。現時点で全国7000店舗の販売店の賛同を得たという。さらに,コンビニエンスルートなどへも販路を広げ,1万店での展開を目指す。海外での販売は「十二分に意識している」(バンダイ)という。

 また当然ながら,同社はサードパーティに対しても,開発ツールキットなどを豊富に提供している。Windows 95版のグラフィックキットなどものほか,デバッグ用やデモ用のTV表示カードなど含まれるようだ。

 発表会の後,実際にデモ機をプレイできたのだが,そのコンパクトさに感心した。これなら,渋谷や原宿の若者が持っていても全く違和感がない。また,高い解像度,8階調のモノクロ画像は目の疲れがなくていい。

 ゲームボーイがカラー化され,ネオジオポケットも一足先にテイクオフする。携帯ゲーム機市場も混沌としてきた。勝者を決定するのはもちろんユーザー。東京ゲームショウはその戦場となる。

[原 毅彦,ITmedia]


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