1998年10月10日
今回の東京ゲームショウにおいて,1つの見どころは,携帯ゲームの新ハード。ショウの前日発表されたバンダイの「WonderSwan」(10月8日の関連記事参照)などにも注目されるところ。その一方で10月28日の発売が迫ったエス・エヌ・ケイの「ネオジオポケット」が,同社ブースで90台も展示され,そのコンセプトなども説明されている。 ネオジオポケット用の本体と同時発売タイトル8本中7本が,それぞれ10台ずつくらいの試遊機でプレイできるのだ。対戦格闘の「キング・オブファイターズR-1」などに人気が集まっていた。 実際に触ってみて,ライバルの携帯ゲーム機たちとの操作性の違いを感じることができた。キャラクターなどを移動させるキー(スティックやゲームボーイの十字ボタンに当たる部分ね)が,ネオジオCDで採用されたドーム上の「グリグリ」動くレバーとなっており,非常にスムーズだ。映像も非常に見やすい。 ユニークな迷彩色やスケルトンを含むカラーバリエーションも展示され,ハードを見ているだけでわくわくするマシンだ。 さて,ネオジオポケットのウリであるDreamcastのとの連携についても,同社ブース内で説明されていた。ケーブルにより,DReamcastと接続してデータのやり取りなどが行えるのだ。説明員によればネオジオポケットで育てたキャラクターを,同社が発売予定のDreamcastソフトで利用できるなどといった連携が考えられるという。 そしてなんと! 本体がまだ発売されてすらいないのに,SNKブースでは,「ネオジオポケットカラー」がいきなり参考出展されている。デモでは「キング・オブファイターズR-1」に色がついていたぞ! 発売時期などはもちろん未定だが,今後の展開が楽しみ。 [原 毅彦,ITmedia] |
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