1999年7月21日

 また,直接模型とは関係ないが(装飾も造形の一部か?)ゲームやアニメキャラに変身したコスプレイヤーたちも登場し,買い物を終えた来場者の注目を集めていたぞ。知らないキャラクターが少なくなかったのは,歳のせいか?

 さらに,話題の携帯ゲーム機・ワンダースワンのブースもあったぞ(前頁写真)。デモ機も30台近く持ち込まれ,両手に購入したばかりのガレージキットをたくさん抱えたモデラーたちが,「ガンダム」ゲームに興じていた。

 さて,肝心のガレージキットの即売だが,会場内を見渡しても,今回は目立ったヒット商品が見当たらなかった。

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 もちろん「カードキャプターさくら」など,近年の人気キャラクターは数多く出展されていたが,以前開場を支配していた「ガンダム」や「エヴァンゲリオン」,「ああっ女神さまっ!」といった従来の人気作品の影が薄くなっていたのが特徴的だった。

 これはゲーム関連のキットに関しても同様で,「To Heart」などはいくつか製品を見ることができたが,かつてこうしたイベントを席巻した「ときめきメモリアル」「サクラ大戦」,さらにカプコンやSNKの対戦格闘美少女たちのフィギュアはほとんど見ることがなかった。

Dreamcastの「北へ。」や最近PSで復活した「アテナ」が見れたくらいか?

 一局集中型のブームが去ったのか,それとも話題になるほどの作品が生まれていないのかは判断が難しいところだろう。

 ただし,プロ作家ブースの人気は高く,最後の1つが売り切れるまで長い行列がとぎれることはなかった。

 また,一般メーカーの京商やツクダホビーも出展しており,こちらもなかなか盛況だった。ゲームメーカーのファミリーソフトらも出展して無料で新作の体験CD-ROMやポスターを配っていて人気だった。

[佐藤 元,SOFTBANK GAMES]

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