1999年8月21日
本日(8月21日)から,秋葉原のヒロセ無線においてMSXのイベント「MSX電遊ランド」が開催されている。22日まで。 今なお世界中にたくさんのファンを持つMSX。今回のイベントでは,40以上のサークルが集まり,アマチュアクリエイターたちの制作したMSX関連ソフトやハードが会場に溢れている。 アマチュアを中心に,自ら拡張ベーシックや拡張ハードを創り挙げ,独自の世界が展開されていた。驚いたのは,SCSIカートリッジを介し,MSXにCD-ROMやHDDといった機器が接続され,動画とCDサウンドの同時再生などが行われていたデモ(左下写真)。拡張メモリやマルチメディア機能を付加するカートリッジも接続されており,動画もなかなかスムーズだったぞ。通信用に携帯電話(PHS)とも接続されていたぞ。 もちろんゲーム関係の展示も多かった。全方向スクロールに対応し,半透明処理がされたアクションRPGは,市販されていたゲームを超えた出来だった。また拡張BASICにより,4人同時プレイを可能にしたゲームも面白そう。 さらに,前述のSCSIカートリッジのほか,高速通信用RS-232Cカートリッジといったオリジナルハード群も出展されている。 ほかにも,たくさんのMSX関連同人誌や,10年以上続いているという投稿作品を集めたディスクマガジンもあり,ファンのMSXに対する深い思い入れを実感できるぞ。
明日(22日)は,アスキー代表取締役としてMSXを提唱した西 和彦氏による特別講演も予定されているので,秋葉原に出かけてMSXの伝説に触れてみないか? 主催者によれば,講演は整理券が必要になるかもしれないので,入場はお早めに。詳細はオフィシャルホームページを参照のこと。 [SOFTBANK GAMES] |
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