1999年9月2日
本日(9月2日),任天堂とコナミは,新合弁会社・モバイル21を設立することを発表した。その発表会の席上,この新会社が対応ソフトを提供するという,任天堂の新携帯ゲーム機「ゲームボーイ アドバンス」についても概略が明らかにされた。
この新携帯ゲーム機は,80ミリ×135ミリ×25ミリ(高さ×幅×厚さ),140グラムのボディに32ビットのRISC-CPUを内蔵する。このCPUは,英・ARMのCPUコアを採用したもの。 画面は,40.8ミリ×61.2ミリの反射型TFTカラー液晶(解像度は240×160ピクセル)を採用し,最大同時発色数は6万5000色と発表された。単3アルカリ乾電池2本で,20時間の連続駆動が可能。さらに,ゲームボーイやゲームボーイカラーのソフトも利用できるという。 任天堂およびモバイル21が,この新ゲーム機で最も注力したいとしているのはやはり「通信」。 「ゲームボーイ アドバンス」は,コネクタ(ゲームボーイカラーにも使える)により,携帯電話やPHSとリンクし,インターネットにアクセスできるほか,通信対戦ゲームのプレイも可能となる。 任天堂の取締役社長・山内溥氏は,「今や携帯電話は国内だけで5000万台も普及した。この市場をベースに,携帯電話と携帯ゲームを使った新しいゲームを作って行きたい」としている。 山内社長は,従来の「ネットゲーム」と呼ばれるものとは異なる,新しい分野のゲームを提供していく計画のようだが,詳細は明らかにされなかった。 [SOFTBANK GAMES] |
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