1999年9月6日

「ゲーメスト」の新声社が

破産申立手続の準備を開始

 アーケードゲームの専門誌「ゲーメスト」などで知られる新声社は9月6日,代理人を介し,破産申立手続をするべく準備を開始した。

 東京・千代田区にある同社(写真)に貼り出された「告示」(9月6日付)では,「新声社,マルゲ屋,新声パブリッシングの代理人」が,今回の件について説明している。


「新声社は,9月6日の支手決済に資金不足が生ずる事態となりました。
今後の資金的手当の見通しは厳しく,銀行取引停止処分を受けることは必至であります。
従って,清算手続に入らざるを得ず,当職といたしましては,破産申立手続をするべく,準備を開始いたしました。
それに伴い,関連会社の株式会社マルゲ屋,株式会社新声パブリッシングにつきましても,破産申立手続を行います。」

                  (以下略・原文のママ)

 なお,経営不振に陥った要因や,「ゲーメスト」の今後などについては,現在確認中。

 同社社屋は,すべての電気が消え,1階にあるグッズなどを販売している「マルゲ屋」もシャッターが閉まったまま。噂を聞きつけてやってきた新聞記者やゲーマーたちが,数名裏口に貼られている「告示」を熱心に読んでいただけだった。近所の人によれば,9月5日午後8時くらいまで,”マルゲ屋”も営業しており,社員も出入りしていた,という。


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