おジャ魔女あどべんちゃ〜 ないしょのまほう インプレッション
「おジャ魔女あどべんちゃ〜 ないしょのまほう」は,1999年から4年間放送されていたアニメーションシリーズ「おジャ魔女どれみ」のWindows用ノベルアドベンチャーゲームだ。
既に11月19日に発売開始され,セールスも好スタートをきっているようだが,SOFTBANK GAMESでも製品版を入手することができたので,実際のプレイ画面を追いながら紹介していきたい。
今回初めて「おジャ魔女あどべんちゃ〜 ないしょのまほう」を知った人,まだ購入していない人は,ぜひこちらの記事を参考にしてほしい。
■どんなゲームなの?
「おジャ魔女あどべんちゃ〜 ないしょのまほう」のジャンルはノベルアドベンチャー。登場人物のセリフが文章として表示されつつ,アニメ版と同じ声優が声を当てて読み上げてくれる。ストーリーが進んで行くと,場面場面で選択肢が出てくるので選択しよう。その選択によってストーリーが変化していく。
もちろんストーリー・グラフィック共に全てゲームオリジナルだ。一度物語が完結した後も,再度プレイして以前と異なった選択肢を選ぶと,これまでと違った物語が展開していくぞ。
文章さえ読むことができれば誰でもプレイできるので,ゲームはちょっと…というおジャ魔女ファンにも十分お勧めできる。
■こういった選択肢を選ぶことでストーリーが分岐していく。(各画像はクリックで拡大)
■ストーリー
ストーリーは「おジャ魔女どれみ ドッカ〜ン」の頃のおはなし。赤ん坊だったハナちゃんも“巻機山花”として小学校6年生になっている頃の夏休み中の8日間が舞台だ。主人公はゲームオリジナルキャラクターの「マジョリズム」。
魔女界で一人前の魔女を目指すマジョリズムだが,引っ込み思案でちょっとドジなところもあり,落ち込んでしまう。そんなところに女王様から“人間界・日本のMAHO堂のマジョリカに手紙を渡す”という命令を受ける。早速人間界に赴くマジョリズムだったが,いきなり迷子になってしまい,途方にくれる。そんなところに現れたのは,以前魔女界で楽しそうに飛んでいた魔女見習いの少女だった……。というところから始まる。
プレイヤーは,主人公「マジョリズム」の視点に立ってゲームを進めていくことになる。MAHO堂で過ごす8日間は,マジョリズムにとってどんな体験になるのだろうか。もちろん,おジャ魔女の面々が相手なだけに,笑いあり涙ありと大いに盛り上がることは間違いないだろう。
■システム
「おジャ魔女あどべんちゃ〜 ないしょのまほう」のシステムはいたってシンプルだ。ゲームがスタートしてからは,基本的に左クリック(またはリターンキー)を押すだけでストーリーが展開していく。
一度見たメッセージは飛ばして見ることもできるので,2度目以降のプレイでまだ選んでいない選択肢を見極めることは簡単だ。
具体的には,画面上部の「メニューバー」の「一度読んだところは」の設定を,「ノーウェイト・ページ末まで一気に」に選択しておけば,既に一度読んだところを飛ばすことができる。
また,「システム」の「メニュー」,あるいは右クリックで現れるゲームメニュー内の「メッセージスキップ」を選択しても,“未読または選択肢のあるところまで”スキップをすることができる。このゲームメニューからは,セーブやロードもすることができる。
■左:「メニューバー」 右:「右クリックゲームメニュー」
プロローグが終了し,どれみと出会ったところから選択肢が現れ始める。選択はどれが良いと言うものではなく,次回以降のプレイで違う選択肢を選んでいけばいいだけなので,初回のプレイでは思ったまま選んでいこう。
「マジョリズム(リズムちゃん)」がMAHO堂に到着して,みんなとおはなしするまでにいくつかの選択肢が用意される。「どれみ」「はづき」「あいこ」「おんぷ」「ももこ」「ハナ」のうち,誰が中心となって主人公と8日間を過ごすことになるかは,ここまでの選択によって自動的に決まるようだ。
■ここまでの選択肢その2。(各画像はクリックで拡大)
具体的には,当初シーンの切れ目に差し込まれる画面には,単にロゴが現れるだけなのだが,魔女見習いの誰かとのストーリーに入った段階で,差込画像がそのキャラクター独自のものに変わっているはず。今回のプレイでは画像のように「おんぷちゃん」のシナリオになったようだ。
チャイドルとして忙しい日々を送るおんぷちゃんとマジョリズムは,どんな8日間を送るのだろうか。
■おんぷちゃんの仕事場までついていったり,お祭りで玉木ちゃんといっしょになったり。(各画像はクリックで拡大)
■おまけ
ゲームクリア後のおたのしみとして,「タイトル」から「オプション」を選択すると,「アルバム」と「おもいで」モードが現れる。
「アルバム」モードは,プレイ中に見ることのできたCGをもう一度見ることができ,「おもいで」モードでは,クリアしたシナリオを回想できる。
■オプションから選択できる「アルバム」と「おもいで」モード。(各画像はクリックで拡大)
また,初回特典として用意されたCD「ないしょの想ひ出」には,「Windowsのデスクトップテーマ集」と「壁紙」が収録されている。これであなたのマシンも完全におジャ魔女に染めきることができる。
■「ないしょの想ひ出」のデスクトップテーマと壁紙。(各画像はクリックで拡大)
簡単な紹介だったが,ゲームの雰囲気はつかめるのではないか思う。おジャ魔女好きにはぜひお勧めしたい良質の作品だ。ここから先は実際にゲームをプレイして楽しんでみよう。
■インプレッションで紹介した画像から拡大画像の用意されているものの一覧。 (各画像はクリックで拡大)
[H_B,SOFTBANK GAMES]
・販売元:天田印刷加工
・おジャ魔女あどべんちゃ〜 「ないしょのまほう」 公式サイト
・2004年 PC GAME特集 INDEX
・PC GAME Special INDEX
・SOFTBANK GAMES TOP INDEX
※画面写真は開発中の為,実際の製品とは異なる場合があります。
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