“5.1ch大画面ドライビング”環境のススメ:祝!GT4発売記念レビュー(2/4 ページ)
ますます進化するドライビングゲームに、標準コントローラではつまらない! ハンドル+ペダルシフト+バケットの本格コクピットに、シアター大画面と5.1chサラウンドを組み合わせて「大画面ドライビング」を楽しんでみた。もちろん“祝!GT4発売記念”レビュー。
まずは、いつもPS2をつないでる液晶テレビWEGAと組み合わせてみる。
「sparco racing cockpit Pro」本体に取り付けられる液晶テレビやサラウンドスピーカーが、オプションとして用意されていても面白いとは思うのだが、そうしたものはないので、テレビをコクピットの真ん前に置く。その場合、自分の目からテレビ画面までの距離は130〜140センチ程度になる。手持ちの23インチではやや小さい感じか。また、床置きではハンドルに画面が隠れてしまうので、何か台を用意する必要がある。この姿だと(骨組みだけだが)見た感じもプレイも、まさしくアーケード筐体の感覚になる。
「GT FORCE Pro」を取り付けた「sparco racing cockpit Pro」と、液晶テレビを組み合わせた場合。写真では、テレビが低い感じに見えるが、これくらいでもハンドルで画面が隠れることはない
さて、それではいよいよ、100インチ大画面+サラウンドシステムを組み合わせてみよう。液晶プロジェクター「TH-AE500」、および、ロジクールの5.1chサラウンドシステム「Z-5500 Digital」という構成だ。しかし、液晶プロジェクターに接続する段階で、少々問題が生じた。ふだんは液晶WEGAのAVマルチ端子とRGB接続しているのだが、このケーブルでは、当然ながら「TH-AE500」とはつなげない。
さしあたり、PS2に標準付属のAVケーブルを利用するしかないが、これはコンポジット映像出力なので、かなり不安がある。実際に映し出してみると、やはり粗い。プレイしていても、遠くのライバル車が判別しずらく(というか、できない)、うまく避けられない。これはいかんということで、急いでコンポーネント映像対応ケーブルを買いに行く。購入してきたケーブルで接続してみると、全然違う。精細な画面で、遠くの物体もしっかり判別できるようになった。
ここは今日発売されたばかりの「GRAN TURISMO 4(GT4)」をプレイすべきだろう。美しいオープニングの後、まずはオプションモードに入り、画面を「ノーマル(4:3)」から「ワイド(16:9)」に、ビデオ出力を「ノーマル」から「プログレッシブ(480p)」に変更。「ハイビジョン(1080i)」も選択可能だが、総合的に見ると480pのほうが見やすかった。また、「ノーマル」(480iのことだろう)では、プロジェクター側でのプログレッシブ化と相性があまりよくないようで、ブレが頻繁に出る。720pもほしいところだが、出力は難しいのだろうか?
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