コラム
ゲームは国境を越えたのか?(前編):新米記者の家族捜しとゲーム三昧の行き当たりばっ旅(4/5 ページ)
正月の成田空港にひとりの新人記者がニンテンドーDSとPSP、そしてパスポートだけを握り締めて立っていた。彼が身を持って経験する、海外でのゲーム関連のあれやこれやを、家族を捜しながら紹介しよう。
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持ち物検査ついでに今回の装備を紹介
どこに行くのかすら分からない身の上だったため、当然南国に適応した衣服など持ってきていない。暖かいのか寒いのか、本当に海外なのかすらわからなかったのだから……。何かを万全に準備することなどできない相談だった。余計な荷物にしかならないものは極力省いていったら、普段使用しているリュック1つに余裕で収まるだけになってしまった。
それだって本当に必要かと問われれば、必要じゃないものばかりなのだが……。困れば全世界共通の魔法のカード・クレジットカードで何とかするつもりだったが、日本から用意していったほうがいいものも当然ある。
今回の冒険(旅)の装備品は以下のものだ。
- パソコン(iBook G4)
- ニンテンドーDS
- PSP
- PSPソフト「どこでもいっしょ」「真・三國無双」「ルミネス」「みんなのゴルフ」
- DSソフト「大合奏バンドブラザーズ」「直感ひとふで」「さわるメイドインワリオ」
- 変圧器(TI-100)
- 全世界対応プラグ(TI-13 サスケ)
- カメラ(DMC-FZ10-K)
- リュック
- 各種充電機器とコード類、髭剃り
- パスポート
あまりにお粗末な武器防具類に冒険もためらわれる装備品だが、いざゲームをするという目的にはこれだけで十分戦えると自負している。むしろパソコンなんていらない。普通の旅行だったらひのきのぼうと皮の衣服でラスボスに挑むようなものだが。
では気になる装備2品についてざっと説明をしよう。
プラグ
世界中の国々、地域によってコンセントのプラグの形状が異なる。日本のいわゆる2口コンセントは比較的使用国も多く、日本をはじめ、アメリカ、カナダ、韓国、中国、台湾、タイ、フィリピン、ブラジルなどの南米諸国などで使用できる。ただし、日本ほど規格が統一されていない国も多いので、全世界対応プラグを持参することを勧める。今回、行き先も分からなかっったため、念には念を入れて、全世界対応プラグ(TI-13 サスケ)を購入。量販店では各国対応のプラグも置いているが、数千円で手に入るこちらを用意することにした。世界中でゲームをしたい人は全世界対応型のご用意を
電圧
プラグの形状が合っても、各国によって電圧が違う。アメリカ合衆国が110〜120V、ヨーロッパなどは220〜240Vなど世界中の国々は地域によって様々。日本は一番低い100Vで、日本の電化製品を諸外国に持ち込む際は、この電圧に注意しないと思わぬ故障や発火の原因になってしまう。今回はプラグ同様、全世界対応型の小型変圧器を持参することにした。このタイプは量販店で7000円から1万円ほどで購入できる。もちろん各国に対応した格安のものもあるので、行き先のわかっている方はそれで十分だろう
要は、このプラグと変圧器さえあれば海外どこに行こうが日本の電化製品が使用できてしまうのである。ゲーム好きにとって、旅行の際に一番気にしないといけない項目である。もちろパスポートは絶対忘れてはならない。
説明書はちゃんと読みましょう
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