「Def Jam FIGHT FOR NY」:本日発売レビュー(1/2 ページ)
最近、静かな格闘ゲームに一石を投じそうなのが、この「Def Jam FIGHT FOR NY」。ニューヨークの裏世界を舞台に、「とんでもないセリフ」と「とんでもない技」の応酬が楽しめる。
アーケードでは人気でも、家庭用ゲーム機では静かな格闘ゲーム
アーケードでは、今でも格闘ゲームが花盛りだ。最近では、ネットを利用して対戦成績を表示したり、各自が持っているカードに戦績を記録するなど、今までにない新たな試みがどんどん取り入れられている。また、見ず知らずの相手と気軽に戦える楽しさや、強敵に勝ったときの喜びなど、得られるものも数多い。
しかし、ゲームセンターから家庭用ゲーム機に視点を移してみると、格闘ゲームがほとんど見られない。1人で遊ぶ格ゲーは、イマイチ燃えないというのが要因だろう。そこで登場するのが、今回の「Def Jam FIGHT FOR NY」だ。
基本システムは、思った以上に簡単
日本で格闘ゲームといえば、「ストII」などに代表される2Dものか、「鉄拳」や「バーチャファイター」などの3Dものと、相場が決まっている。どちらも各キャラごとにフォームや必殺技が設定されていて、プレイヤーはキャラを選択し技を駆使して戦うことになる。しかし、本作では最初にキャラを作り、「ストリートファイト」「レスリング」「マーシャルアーツ」「キックボクシング」「サブミッション」と、5つあるファイトスタイルから一つを選んで戦場へ赴く。戦いの舞台は、暴力が渦巻く都市・ニューヨークだ。
基本的な操作は、△ボタンのパンチと□ボタンのキック、×ボタンのつかみとなっていて、L1ボタンを押しながらで強攻撃が出せるようになっている。ガードはR1ボタンに割り当てられているので、操作体系はどちらかというとバーチャファイター系に近いかもしれない。
他にブレイジング・ゲージというものが用意されていて、攻撃を繰り返してゲージがMAXになったとき、右スティックを倒せばブレイジング・モードを発動させられる。この状態で敵をつかんで再び右スティックを倒すと、「Blazin' Move(スペシャル・アタック)」で大ダメージを与えられるのだ。
プレイヤーはこれらの技を駆使して、対立するギャングたちと戦い、叩き潰し、地下世界でのし上がっていくのが目的となる。
まさに、何でもアリの格闘ゲーム
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