マイクロソフト初の本格的RPG「FABLE」に迫る――と題した体験プレイ記(3/3 ページ)
どんなに「RPGは飽きた」と言われても、いつまで経ってもナンバー1ジャンルはRPGだ。そんな持論を持つ記者があるタイトルに目をつけた。その名も「FABLE」。マイクロソフトが満を持して送り出す、この本格派RPGをプレイすべく、マイクロソフトに乗り込んでみた。
寄り道することでより深まるストーリー
気づくと大人になっていた。というのも「FABLE」は寄り道(これが重要なのだが)がいくらでもできるタイトルとなっている。今回のプレイでは、ストーリーを進めようと寄り道せずにプレイしていたため、いつの間にやら成長してしまっていたようだ。
なお、大人になってからがゲームの大部分を占めるので、早く成長したからといっても嘆くことはないとのこと。
大人になると、いよいよひとりの英雄として旅立つ時がやってくる。とは言え、拠点は変わらずヒーローズギルド。ここを中心に、レベルアップや依頼をこなしていくこととなる。ちなみにレベルアップは、ヒーローズギルドにある緑色の玉に触れることで可能となっており、パワーアップできる項目は幾つかに分かれている。
こちらは自分好みのキャラクターへとカスタマイズさせるため、ということで、重い剣を何回も振りたい、素早く敵を射抜きたい、何ものも寄せ付けない魔力を手に入れたい、といった希望に応じて能力を上げられるようになっていた。
依頼に関しては面白いことがひとつあった。それは困っている人などを助けて善の属性が上がる依頼だけではなく、盗みなど悪の属性が上がる依頼もあったことだ。これにはヒーローズギルドと名乗っておきながら、その実態はよろず屋のようになっている背景が関係しているとのこと。
そしていよいよクエスト「ワスプ退治」に挑戦。ほぼすべてのボタンが戦闘に使用できるため、剣を出したいのに弓を出してしまったりと多少の混乱はあったものの、そこはやはり一番最初のクエスト。血気盛んに剣を振り続け、防御を行わずとも、回復を一回行うだけで(これを忘れそうになったが)何とか撃退することができた。
ちなみに、助けを求めてきた村人の態度が気に入らなかったので、そっちも撃退してみた。ついでに目撃者にも物言わぬ身になってもらったのだが、残念ながら悪い属性はなくならず、主人公が下卑た笑いを浮かべるようになっていた。なお、悪い属性に傾きすぎると主人公の頭から角が生えてくる。そこにタトゥーを彫ると凄みが増すらしいのだが……。
クエスト終了後、楽しかった「FABLE」体験プレイも終わりを迎えた。正直な感想を述べると「期待以上のタイトル」であったと言える。発表当時から注目していただけに、期待値が大きすぎてしまうのではないか?といった不安もあったのだが、それらはすべて杞憂に終わったと思えるだけの内容であった。
FABLE | |
対応機種 | Xbox |
メーカー | マイクロソフト |
ジャンル | RPG |
発売日 | 2005年3月17日発売予定 |
価格 | 7140円(税込) |
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