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任天堂の次世代コンソール「Revolution」はGC互換を確保― GDC 2005基調講演

ゲームデベロッパーズカンファレンス2005(GDC 2005)の基調講演で、任天堂の代表取締役社長 岩田聡氏は、これまで20年間を振り返りながら、今後の任天堂の方向性などを語った。

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RBB Today

 ゲームデベロッパーズカンファレンス2005(GDC 2005)の基調講演で、任天堂の代表取締役社長 岩田聡氏は、これまで20年間を振り返りながら、今後の任天堂の方向性などを語った。

 20年間の業界の変化について触れ、ビデオゲームがユーザの感性に訴えかける商品であることや、アイディアの重要性などは変わらないものの、規模の巨大化など産業としては大きな変化があったと述べた。また、任天堂の今後について、インタラクティブエンターテインメントの追求を2つの方向性でおこなっていくとし、ひとつはいわゆる「ビデオゲーム」をよりよくしていく方向、もうひとつは「何かほかの」エンターテイメントだと述べた。

 前者として「ゼルダの伝説」新作のプレイムービーや、ワイヤレス対応の「マリオカートDS」のステージデモをおこなう一方、後者についてもニンテンドーDSで開発中の「ニンテンドッグズ」(スタイラスで犬と遊ぶソフト)や、インタラクティブ作曲ソフト「エレクトロプランクトン」を披露した。

 この基調講演では、任天堂が開発中の次世代コンソール機「Revolution」についてもいくつかの新情報が明らかにされた。ユーザにとってもっとも大きいと思われるのがゲームキューブとの互換性(バックワードコンパチビリティ)の実現だろう。このほか、ニンテンドーDSで採用された無線LAN(Wi-Fi)についてもすべてのRevolutionに標準搭載するとしており、ニンテンドーDSなどとの連携が可能になるようだ。また、開発者の集まるGDCでの講演ということで開発環境についても言及、現行の環境から大きく変えず、開発者の学習負荷を抑えると述べた。

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