2005年5月3日〜10日に、東京・上野の森美術館で天野喜孝展「マニエラ」が開催される。
天野喜孝氏は、ファイナルファンタジーシリーズのビジュアルコンセプトデザインで有名だが、それだけでなく、アニメーションのキャラクターデザイン、本の装幀、版画、映画などのビジュアルコンセプトデザイン、アメリカンコミックス、舞台美術、陶芸など、現在最もさまざまなメディアに関わっているアーテイストだ。
2003年のファインアート界へのデビュー以来、北米やヨーロッパにおける大規模なアートショーへの作品出展、ドイツ・ケルン、ベルギー・クノック、フランス・カヴァレールでの個展開催など、活動の舞台も海外を中心に展開している。
天野喜孝展「マニエラ」は、98年の上野の森美術館「THINK LIKE AMANO」以来の、日本における大規模な個展になる。アメリカでの活動を中心に、天野アートの多様性を最先端の技術とのコラボレーションで拓く作品を加え、現代アートの新たな表現を美術展の形で演出するそうだ。
展示内容としては、1998年の上野の森美術館個展に出品されて以来公開されていない大作「New York Nights」(3000×16000ミリ)が展示されるほか、1999年にニューヨークで開催された「HERO」展の作品の一部や、天野ワールドの代表的な作品の1つであるファイナルファンタジーの世界が、セイコーエプソンのデジタル技術「ピエゾグラフ」にて再現される予定だ。このほか、日立製作所の立体映像装置で、天野作品が360度の視点の立体動画で再現される。
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チケット発売:3月末(予定)
なお、東京・日本橋の高島屋東京店で、天野喜孝作品 野菜の妖精「N.Y. SALAD」のアート展が同時期に併催されるほか、上野の森美術館では、天野喜孝サイン会(日時未定)や、杉本彩さんとのトークショー(5月3日(火)午後1時からを予定)も企画されている。
天野喜孝作品 野菜の妖精「N.Y. SALAD」のアート展 | |
日時 | 2005年5月4日(水)〜5月10日(火) |
場所 | 高島屋東京店(日本橋)7F |
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