「東京国際アニメフェア 2005」開幕――ゲームも出展:東京国際アニメフェア 2005
3月31日から4月3日まで東京ビッグサイトで開催されている「東京国際アニメフェア 2005」を、ゲーム中心で見て回る。
東京国際アニメフェア実行委員会主催、世界最大級のアニメフェア「東京国際アニメフェア 2005」が東京ビッグサイトで開催された。期間は3月31日(木)〜4月3日(日)。ただし、3月31日、4月1日の2日間はビジネスデーとなっている。
今年で4回目を迎える「東京国際アニメフェア」は、現在急速に成長し、世界的にも注目されている日本のアニメ産業の約8割が東京都で制作されていることから、東京の「地場産業」と位置付け、振興と育成を図ることを目的に2002年から毎年開催されている。
今年は197の出展企業・団体による見本市・各種シンポジウムやステージイベント、特別企画展など催され、コンペティションとして優秀なアニメ作品に贈る「アニメアワード」や、アニメ産業の社会的地位向上に寄与した功労者への表彰なども行われる。
当然、イベント自体アニメが中心のイベントだが、アニメを原作に持つゲームや、ゲームとのメディアミックスを予定されている作品も多く、会場ではゲームの試遊台も若干ではあるが設置され、一般の人でも発売に先駆けて遊べるようになっていた。
それではゲームに関連あるブースを紹介していこう。
バンダイ
バンダイは5月26日発売のプレイステーション2用ソフト「スチームボーイ」を出展したほか、3月31日発売の「陰陽大戦記 白虎演舞」、昨年発売済みの「ケロロ軍曹 メロメロバトルロイヤル」、ニンテンドーDSから3月10日に発売済みの「メテオス」の試遊が可能となっていた。
バンプレスト
バンプレストは「機動戦士ガンダム0079カードビルダー」と「機動戦士ガンダムSEED 連合 VS. Z.A.F.T.」を出展。ゲーム関連ではおそらく一番の注目を集めていた展示内容だった。こちらの紹介はのちほど。
ナムコ
4月4日からCSキッズステーションで放送が開始される「太鼓の達人クレイアニメ」に関連して、PS2版「太鼓の達人」が遊べたほか、「テイルズ オブ リバース」(PS2)と「テイルズ オブ シンフォニア」(PS2)、「テイルズ オブ エターニア」(PSP)のテイルズオブシリーズの3作品や、「ゼノサーガ」なども手にとって遊べた。
タイトー
電通グループの総合ソフトエンタテインメント企業のジェネオンブースと、創通エージェンシーブースではPS2用ソフト「エレメンタルジェレイド」の試遊ができるようになっていた。
トミー
4月より放映開始の「ゾイドジェネシス」に関連して、発売中のPS2「ゾイド インフィニティ」、GBA「ZOIDS SAGA フューザーズ」、PS2「ZOIDS STRUGGLE」(ゾイド ストラグル)、ゲームキューブ「ZOIDS VS.III」(ゾイド バーサス3)が出展。
コナミ
4月6日からテレビ東京系列で放送開始の「極上生徒会」が出展。こちらは既にお伝えしたとおり、今年の夏にゲーム化を控えている。
上記したメーカー以外にも、アイディアファクトリーが「天空断罪スケルターヘブン」のOVAを上演したり、アルケミストが3月31日発売のPS2ソフト「バルドフォースエグゼ」のプロモーション映像を大型モニターで出展、物販ブースでも関連グッズを販売。ウィンキーソフトは、「ディスタンス オブ ディザイア」のプロモーション映像が流されていた。
また、ステージイベントなどでも、4月2日には「創聖のアクエリオン」の最新映像&トークイベントが開催される予定で、こちらもすでに既報でお伝えしたとおり、ゲーム化が控えており注目しておきたい。
あくまでも「東京国際アニメフェア」というだけあって、主役はアニメ作品。テレビや映画、OVAなど、現在のアニメを知るには外せないイベントである。特別企画展「やなせたかしとアンパンマンの世界」や、「アニメアワード」公募作品や特別功労賞受賞者作品の上演、興味深いシンポジウムなど見どころは満載。一般公開される4月2日、3日はビッグサイトへ足を運んでみるのはいかがだろうか?
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