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ガイアックスがボーステックから「プロジェクトEGG」と「ストーンエイジ」を獲得

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 ガイアックスは、ボーステックが事業運営していたオンラインゲーム「ストーンエイジ」および、同社が運営していた80年代レトロゲーム総合配信サイト「プロジェクトEGG」を含む「Soft-City」の事業譲渡を受けることに合意、今後のサービスを引き継ぐことを発表した。


ガイアックス代表取締役社長の上田祐司氏。「今回の発表を皮切りに、今年はさらにオンラインゲームサービスを拡大していきたい」と意気込みを語る

 ガイアックスは昨年より台湾・中国で人気の「M2〜神甲演義〜」の日本展開や、NTTコミュニケーションズとの共同事業である80年代レトロゲームが楽しめるゲームコミュニティサービス「なつゲー」の事業を展開している。

 今回のボーステックからの移管に伴い運営が移る「ストーンエイジ」は、ライセンサーのデジパークより新たに国内独占営業権を獲得したもので、「ストーンエイジ」のマーケティングパートナーでオンラインコミュニティサイトを運営するNHN Japanとオンラインポータルサイトを運営するガマニアデジタルエンタテインメントとは、今後も協力関係を維持する。現在利用している会員の再登録は必要ないとのこと。

 「プロジェクトEGG」は、ボーステックがオンラインサービス「Soft-City.com」にて、80年代PCゲームを販売するプロジェクトとして、2001年11月24日に開始されたサービスで、アートディンク、エンターブレイン、ゲームアーツ、日本ファルコム、リバーヒルソフトなどを含む28社がタイトルを提供し参加、現在250本以上のタイトル、有料会員数1万人を超えるものとなっている。こちらも既存ユーザーが新たに登録するなどの手間はなく、従来どおりに利用できる。


ガイアックス コミュニティ事業部部長の佐別当隆志氏は「プロジェクトEGG」について、「ガイアックスはゲーム開発力や業界へのつながりが弱く、多くのゲーム資産を抱える『プロジェクトEGG』は、とても魅力的」と語った

「プロジェクトEGG」を共同運営するD4エンタープライズ代表取締役社長の鈴木直人氏は「有名無名に関わらずユーザーの思い入れのあるタイトルをより多く復刻していき、数多くのレトロゲームを復刻、保存していきたい」と挨拶

 「プロジェクトEGG」と「なつゲー」というレトロゲームを扱う2つのコンテンツを有することになったガイアックスだが、2つのコンテンツを繋ぐサービスの統合などは計画されていない。しかし、「なつゲー」を提供するNTTコミュニケーションズとの協力も視野に入れているとのこと。今後の事業展開によってはレトロゲームを扱う総合コミュニケーションサービスとなる可能性も考えられる。

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