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タイトー、ゲーム開発ソフトウェアの保護にフェニックス製品を採用

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 フェニックステクノロジーズ(以下、フェニックス)とタイトーは、フェニックス製「Phoenix Security Software Development Kit(SDK)」とTaito Type Xゲームシステムプラットを組み合わせたことにより、オープンで安全なWindowsベースのゲーム開発環境を実現したと発表した。

 Type XゲームにPhoenix Security SDKが採用された最大の理由としては、Windowsベースの汎用基板の採用により、従来のゲーム専用基板から10〜15%のコスト削減を実現したが、ゲームコンテンツのソフトウェアコピーといった課題が挙がり、そこでさまざまなコンテンツ保護の手段を検討した結果、CSS(BIOS)ベースでのデータ保護を実現するPhoenix Security SDKの採用に至ったとのことだ。

 また、Phoenix Security SDKはデバイス認証、およびその他暗号化セキュリティ機能を各社のアプリケーションに統合する事が可能で、使いやすい開発ツールをプログラマーに提供する。

 これにより、Windowsベースの汎用基板上で動作するTaito Type Xは、通常のWindows開発ソフトウェアを使用したアーケードゲームの製作において、開発期間の短縮と開発コストの削減を実現するとのことだ。

 なお本件に関しては、タイトー AM事業本部 副本部長兼AM開発部長である内藤峰氏が、「Phoenix Security SDK は、ゲームのコアであるコンテンツ保護を強固に実現し、Type X が安全・低コスト・拡張性に優れた強力な製品を実現することを可能にしました。また、これまでの専用ボードから、汎用PC ボードへ移行することにより、単なる低コスト化にとどまらず、幅広い分野のコンテンツを業務用ゲームの開発に利用できる環境となりました。」と語っている。

 また、フェニックステクノロジーズ コーポレート・マーケティング&製品部門 上級副社長兼ゼネラルマネージャであるマイケル D. ゴルドゴフ氏は、「フェニックステクノロジーズは、信頼性という重要な要素をゲーム開発プロセスにもたらそうとしています。今回のTAITO様によるご採用は、当社が幅広いコンピューティングアプリケーションに対して、安全なソリューションの提供に重点を置いていることの証でもあります。」と述べている。

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