「ワイプアウト ピュア」でエンドルフィン出っ放し:レビュー(2/2 ページ)
プレイステーションのタイトルとして登場し、その浮遊感とスピード感がたまらなく気持ちの良いレースゲームとして評判になった「ワイプアウト」シリーズ最新作「ワイプアウト ピュア」が、PSPに登場した。内容はもちろんのことだが、実は内蔵されたブラウザが……。
そのうたい文句はダテじゃなかった! これなら設定で悩む必要ナシ!!
今回は、NECのAtermWR6600Hを借りて、どの程度簡単なのかを試してみた。ちなみに筆者宅の環境は、回線がフレッツADSLモア。モデムはNTTからレンタルしているもので、その下にNTT-MEの「BA8000Pro」を接続。BA8000ProにはPPPoEやポート設定など、かなり様々な設定をしている。普段は、BA8000Proにパソコンを4台接続しているのだが、ネットワークケーブルを1本抜いて、そこにAtermWR6600Hを接続してみた。
このような環境へ“ワンタッチで設定ができる”という代物を接続すると、従来は環境をグチャグチャにするだけで結局つながりませんでした、というオチがつく。しかし、AtermWR6600Hは違った。ワイプアウトピュアのメニュー画面から「オンライン」を選択し、利用する接続する方法から「新しい接続の作成」を選ぶ(まだ何も設定していない場合は、「ネットワークの接続方法を選んでください」との表示が出る)。
次に「自動設定」を選んで「らくらく無線スタート自動設定」を選択し、AtermWR6600HのPowerランプが、緑色で点滅するまで背面のボタンを押しておく。その後、画面の指示に従ってもう一度ボタンを押しっぱなしにして、今度はオレンジ色に点滅するのを待つ。オレンジ色のランプが点滅すれば、もう設定は完了だ。
この間、時間にしてわずか20秒程度。数多くのブロードバンドルータや無線LANの設定をこなしてきた人間から言わせれば、信じられないほどあっけなかった。しかも、何のトラブルもなくPSPがインターネットへ接続してしまったのだから、正直言って驚きを隠せなかった。何せ、一連の作業が終わって接続を確認したとき、夜中なのに思わず「すげぇ!」と大声を出してしまったほど、すんなりとつながってしまったのだ。AtermWR6600Hを使えば面倒な作業をすることなく、簡単にPSPをインターネットへ接続できるだろう。あとは、「らくらく無線LANスタート自動設定」を選択するだけで、ワイプアウトピュア オンラインサイトにアクセスできる。ちなみに画面は、ワイプアウトピュアに内蔵されたブラウザで表示されているのだ。なお、「START」ボタンを押せば、いつでもゲームに戻ることができる。
スピード狂ならば、ゲットして遊び倒せ!
インフラストラクチャモードを使用する初めてのタイトルと言うこともあり、ゲームのレビューに加えてブロードバンドルータの使用レポートも、併せて紹介した。ワイプアウトピュア単体では、コースの数やクラフトもそんなに多くはないので、早めに飽きてしまう人もいるかもしれない。しかし、インターネットへ接続することで、そういった欠点はすべてカバーできてしまうため、全く問題ないだろう。リッジレーサーズ以来となるレースゲームで、しかもPSPであの疾走感と浮遊感を味わえるのだから、レースゲーム好きやスピード狂の人には、マストバイタイトルとなるに違いない。
WIPEOUT PURE(ワイプアウト ピュア) | |
対応機種 | PSP |
メーカー | SCEJ |
ジャンル | 反重力レーシングゲーム |
発売日 | 2005年4月7日発売 |
価格 | 5040円(税込) |
人数 | 1人(アドホック対戦では最大8人) |
対応 | メモリーカードDUO、インフラストラクチャーモード対応、アドホック通信対応 |
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