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現実の競馬とリンクしてゲーム内の資金が増える?――本格派競馬ゲーム「ダービータイム」

携帯ゲーム機史上、初となる本格派競馬ゲームが登場。初心者に優しいゲーム設計はもちろん、現実の競馬をやる人も大注目の無線LANによる「予想モード」を搭載。

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 ソニー・コンピュータエンタテインメントから、2005年4月21日に発売されるPSP用競馬総合エンタテインメント「ダービータイム」。携帯ゲーム機としては、初となるであろう競馬の本格的な育成や競争が楽しめるタイトルだ。

 本作の目的は、日本中のホースマンが憧れる最高峰のレースである「日本ダービー」を制覇すること。そのためにサラブレッドを買ったり生産しながら、レースに出して賞金を稼いでいき、その資金を使って、さらに強いサラブレッドの生産に励むことになる。

 ゲーム序盤は、初心者ならば配合が分からなかったり、ある程度知識のある人でも、資金的な問題から良血な馬を生産できないので、それなりに苦労することとなる。とは言え、随所でお助けキャラがアドバイスをくれるので、余程のことがない限りは、誰もがゲームオーバーにならずに進めることができるだろう。

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 本作には国内外の競走馬2700頭、騎手42人が実名で登場している。他にも、全国の競馬場が緻密に再現されており、もちろんレーシングプログラムも最新の2005年バージョンとなっている。

 レースには引退した名馬たちも出馬してくるので、自分の馬以外に注目して見ると、現実にも見てみたかった、世代の壁を超えた名馬同士の対決も見ることができる。この辺りの「if」を体験することができるのはゲームならではと言える。

 なお、引退したばかりの馬も種牡馬として登場している。このタイプのゲームの魅力としては、データが常に更新されるので、同じ競馬ゲームであったとしても、それぞれに違いが生まれることが挙がるだろう。

 ただし、「血統」「調教」「騎手の選別」など、競馬ゲームは複雑だと考えている人も多いと思う。だが、本作では「調教」や「騎手」はおまかせモードが搭載されており、配合にもアドバイスがある。

 指示に従い続けるというのは、若干寂しいものがあるが、それでゲームオーバーになってしまっては元も子もないので、慣れないうちは素直にアドバイスに従い、自分の愛馬たちの雄姿を見るだけでも良いのではないかと思う。

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 ちなみに携帯ゲーム機であるPSPからのリリースということで、お互いの愛馬同士をいつでもどこでも対戦できるようになっている。しかもその数は最大9端末18頭と、まさに現実の競馬と同じシチュエーションで楽しむことができるのだ。

 さらに言えば、現実の競馬をする人も注目の機能として、実際の競馬と連動し、予想が当たればゲーム内の資金も増える「馬券自慢」といった要素がある。

 これは、例えば先に行われた皐月賞の前に「予想モード」でサーバーにアクセスすることで、現実の皐月賞の出馬表がアップされる。プレイヤーは、ゲーム内で仮想投票し、レース後に結果にアクセスし、見事予想が当たれば、配当に応じてゲームの資金も増えるというものだ。

 なお、本機能を使うには無線LANに対応している環境が必要。現実のお金は増えないものの、現実の競馬とリンクして、ゲーム内の資金は増える。考え方次第だとは思うが、伴う痛みはないのだから、「ダービータイム」で競馬のいろはを勉強して、無線LANの「予想モード」で実際の競馬を勉強するという楽しみもあるかもしれない。

 この無線LANでの「予想モード」を含め、後日掲載するレビューではさらに詳しく「ダービータイム」を取り扱う予定なので、楽しみに待っていてもらえればと思う。

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ダービータイム
対応機種PSP
メーカーソニー・コンピュータエンタテインメント
ジャンル総合競馬エンタテインメント
発売日2005年4月21日予定
価格5040円(税込)
(C)Sony Computer Entertainment Inc.


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