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アドベンチャープレイヤーの同梱3タイトル、気になる中身は?

フロム・ソフトウェアが開発中の“PSP”専用ソフト「アドベンチャープレイヤー」に同梱される3タイトルはこんな内容。

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 フロム・ソフトウェアが開発中の“PSP”専用ソフト「アドベンチャープレイヤー」(以下、ADVP)は、UMDを取り替えてゲームをするという既存のイメージを取り払い、データを入れ替えるだけで、様々なコンテンツデータが楽しめる再生エンジンソフト。

 ユーザーはパソコンでADVP公式サイトからダウンロードし、それをメモリースティックにセーブすれば、何種類ものゲームが楽しめるだけでなく、専用ゲーム制作ツール「ADVPスタジオ」を使用して、オリジナルのゲームコンテンツを作成することもできる。

 ADVPは、ユーザーが時にはプレイヤーとして、時にはクリエイターとして参加することができる、新しい「PSPの遊びのコミュニケーション」を提案した画期的なソフトといえる。

 そのADVPには最初から3本のアドベンチャーゲームが同梱されている。今回はその3本を紹介しよう。

「怪奇圏」(かいきけん)――何気ない行動が、怪奇圏の扉を開ける……

 ホラー気分を存分に、そして手軽に楽しめるサウンドノベルタイプ。何気ない普段の行動がいつしか怪奇な世界の扉を開いてしまうというコンセプトで、プレイヤーは究極の2択を迫られる。シチュエーションの異なる3話を収録。

 基本ゲームシステムはPSP全画面表示にて、画像とテキストによるテキストサウンドノベル形式のアドベンチャー。画像上にテキストが表示され、物語の佳境に究極の2択を迫られる。その選択によって、結末が変化するというオーソドックスなタイプ。

【「背中合わせのエレベーター」】

 深夜0時の帰宅。いつものようにマンションのエレベーターに乗り込む。そこには見慣れない髪の長い女性の姿が……。

【「ノークレーム・ノーリターン」】

 ネットオークションで手に入れた1台のポラロイドカメラ。中に紛れ込んでいた1枚の写真。そこに写っていたものは……。

【「つぎのひと」】

 日本の住宅事情ではよくある光景。マンションの上の階から響く、足音と騒音。昼夜問わず聞こえてくる音にイライラが募る……。

 総プレイ時間はそれぞれ約30分で、全3話収録。ダウンロードコンテンツにて続編をシリーズ配信予定。

「Echo Night #1」(エコーナイト#1)――誰もいなくなった豪華客船、さまよう魂と儚くも哀しい物語

 1998年に発売されたプレイステーション専用ソフト「Echo Night」が装いも新たにPSPに登場した。舞台は前作から遡ること2年。あの忌まわしき失踪事件前の処女航海。亡霊たちの残した「想い」を暗闇から助け出すことができるのか……。

 基本システムは、スキンと呼ばれるウインドウ構成(メイン画面、メッセージ表示画面、コマンド画面の3つに分割)のオーソドックスなコマンド選択型のアドベンチャーゲームスタイルを採用している。コマンドを選択し、メイン画面の画像内に介入することで、様々な情報を収集しストーリーを解読していくというもの。場所移動には、全体マップを表示し、選択することでシーン移動を行う。

【プロローグ】

1911年、アメリカ。その日、客船オルフェウス号は旅立ちの日を迎えた……。僅かな招待客と新たに雇われた乗員を乗せ、早春の大西洋に出発したのである……。それは雇われたての私と同じく、希望に満ち溢れた輝かしい処女航海となるはずだった……。


残された「想いの欠片」を呼び覚まし、帰る場所へと届けてゆく。13人の亡霊たちの想いを叶えて、安らかな眠りを授けることがゲームの目的

亡霊となった乗組員たちの思いが「キーワード」となって会話の随所に現われる

舞台は謎の事件で亡霊たちの住処となってしまった豪華客船。

場所移動は、客船マップを開いて指定する場所へ移動

 総プレイ時間は約7〜9時間で、随時セーブ&ロードが可能。

「ハコノナカ」(はこのなか)

 コマンド選択タイプで、「線画」+「効果音」というシンプルな世界観で、想像力を喚起させる思考型アドベンチャー。

 基本ゲームシステムは、「Echo Night #1」と同じくスキン分割画面を採用したコマンド選択型アドベンチャーゲーム。膨大な動作コマンドからユーザーが思考の上、選択する。また場所移動には、擬似3D空間を作り上げ、あたかも屋敷の中を彷徨う、没入感を演出している。

【プロローグ】

 あなたは配達人です。ここに一通の手紙があります。この手紙は何度も配達に出されたようですが、いまだに届けられていません。なぜ届けることができないのか、その理由を受取人の館で知ることになります。あなたを待ち受ける障害を乗り越えて、無事に手紙を届けてください。


膨大な動詞コマンドを駆使して、屋敷の謎に迫れ

じっくりと思考し、館の随所にあるトラップ<罠>を解除し、屋敷の主人を捜し出し、手紙を届けることがゲームの目的

命令コマンドは実に76種類にもおよび、膨大な動詞コマンドを駆使して、謎を解いていく。決して総当りではクリア不可能。プレイヤーが思考し、トライ&エラーで解法を見つけ出さなくてはならない

屋敷内の移動は擬似3D空間。ショートカットキーで快適に移動するショートカットに方向移動を設定

 セーブ&ロードは所定の場所でできる。総プレイ時間は約17〜20時間。

ADVENTURE PLAYER(アドベンチャープレイヤー)
対応機種PSP
メーカーフロム・ソフトウェア
ジャンルアドベンチャーゲームツール
発売日2005年6月30日
価格3990円(税込)
(C)2005 FromSoftware, Inc. All rights reserved.
※画面は開発中のものです


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