ゴールデンウィークの真っ只中、東京ビッグサイトに萌えが集結――「DreamParty東京 2005春」後日譚(1/4 ページ)
5月4日に行われたキャラクターコンテンツ展示会「DreamParty東京 2005春」(以下、ドリパ)。新作「true tears」を発表したブロッコリーをはじめ、全71のメーカーがミニイベント開催やオリジナルグッズ販売などを行って大盛り上がりをみせた。
いざ東京ビッグサイト。萌の聖地「ドリパ」へ
ゴールデンウィークを間近に控え、休みの予定をあれこれ考えていたある日。「長期休暇を旅行に費やす」という夢を打ち破るかのように、私の元にドリパ取材の依頼が舞いこんだ。何を隠そう、私はこのドリパなるものに参加したことがなく、予備知識もまったくない。資料に目を通してみると、ドリパとは東京と大阪で春・秋の年2回行われ、キャラクターコンテンツ総合展示会として名高いイベントであるらしい。旅行がフイになるのは残念だったが、ライター稼業に携わるからにはぜひ1度行っておかねばと思い、2つ返事で承諾した。
自宅の最寄り駅から電車で揺られること約50分。国際展示場駅に着くと、そこはすでに人だかりの山だった。普段は閑散としている広い駅前から東京ビッグサイトへかけて、人の波がうごめいている。中にはすでにコスプレをしている人もチラホラ。ここに日本全国から「萌え」が集結しているのか……。初めて隣りにお姉さんがつく飲み屋に行ったときのようなドキドキを抑えながら、人の波に流されながらビッグサイトの中へと飲み込まれていくのだった。
怪我の功名!? 秘密の花園への潜入に成功
会場となっている西3・4ホールに着くと、見渡す限りの人、人、人。あまりの人の多さのため入場口が分かりにくく、到着するなり半迷子状態に。とりあえず人の流れに身を任せていると、いつの間にか周りは女性だけになっていた。
戸惑いながらもよく見てみると、そこは女性向けゲームを扱うメーカーが集まる「Boy'sParty」の会場。同じ場所で行われていた別のイベントに紛れ込んでしまっていたらしい。たちまち恥ずかしさと孤独感に襲われることとなったが、せっかく来たのだからとりあえず取材を敢行することに。
「Boy'sParty」内の花梨エンターテイメントブースでは、3月に発売されたPCゲーム「アニマムンディ」のドラマCD化が発表されていた。
本作は女性向けゲーム界に「ゴシックホラーAVG」という新風を吹き込み、話題を呼んだ作品。中世ヨーロッパを舞台に、魔女裁判によって首だけの姿になってしまった妹を救うため、禁忌とされている錬金術に手を染めていく主人公ゲオリクの姿が描かれていく。
ちなみに、今回発表されたドラマCDはシリーズ化が決定しており、その第1弾となる「親友編」は8月発売予定。貴族学校に転校して来た主人公・ゲオリク(声/置鮎龍太郎)と、王宮騎士団見習いのミハエル(声/緑川光)、研究者を志望するサンジェルマン(声/石田彰)らの出会いなど、ゲームの物語よりも少し前のエピソードが描かれるようだ。
萌の聖地には男の熱気が溢れていた
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