「大軍勢感」と「マルチアングル・シナリオ」で迫る「Ninety‐nine Nights」:次世代Xboxプレビュー(2/2 ページ)
キューエンタテインメントの水口哲也氏がXbox 360向けに製作している「Ninety‐nine Nights」。韓国のPhantagramとのコラボレーションとなるファンタジーアクションゲームは、「大軍勢感」がコンセプトだ。
数万人の兵士が動き回る「大軍勢感」を
Ninety‐nine Nightsのコンセプトは「大軍勢感」。非常に大きなキャラクターが、それぞれの意志を持って動き回る。リー氏は、映画でよくある、数万人の兵士が動き回るようなゲームを作りたいというのが目標。Xbox 360の性能は我々が当初考えていたものよりも非常に優れており、たくさんの数の兵士を表現できるプラットフォームだと語る。
「最終的には1つの画面に少なくとも1000人、目標としては2000人を登場させたい」(リー氏)。
Ninety‐nine Nightsの、もう1つの特徴は「マルチアングル・シナリオ」。全てのキャラクターをプレイしていくと、この世界の中で起こっているドラマが徐々に明らかになっていくという。Ninety‐nine Nightsでは、違うキャラクターをプレイするたびに、そこから見える世界は、全く違うものになっていくそうだ。
Xbox 360の特徴は「HD環境」HDという、非常に高いクオリティの映像を実現するために、韓国では映画のセンスを持つスタッフを雇い入れるほどの力が入っている。これまでのゲームを乗り越えた、映画のようなシーンを目指しているのがNinety‐nine Nightsだ。
最後にリー氏は「日本のユーザーにも『すごい』と思われるようなゲームを作りたい」と語り、水口氏は「次世代機は技術も変わるため、作り方も変わっていく。今回は国際的なプロジェクトでもあるので、チャレンジを成功に導きたい」と述べた。
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