スクウェア・エニックスがXbox 360に参入!――第1弾は「FINAL FANTASY XI」
Microsoftの「E3 2005 Xbox Briefing」にて、スクウェア・エニックスの「FINAL FANTASY XI」参入が発表された。同時に、これまで不明確であった上位互換性について、完全互換ではないものの、互換性が保たれていると発表された。
Microsoftは、5月16日ロサンゼルスのShrine Auditoriumにおいてプレスブリーフィングを開催し、今年冬に発売が予定されている次世代ゲーム機「Xbox 360」向けとして発売が予定されているタイトルや、Xbox Liveをベースとする新サービスなどについての詳細を発表した。
まず、日本のユーザーにとって非常に関心が高いと思われるトピックについて紹介しよう。それは、「ドラゴンクエスト」シリーズや「FINAL FANTASY」シリーズでおなじみのスクウェア・エニックスがXbox 360に参入すると発表されたことだ。
日本市場においてXbox 360が成功するためには、スクウェア・エニックスの参入は必須条件であったと言っても過言ではない。Microsoftとしても、なんとしてでも参入してもらいたかったパブリッシャーの1つであり、長年の夢が実現した形でもある。とにかく、日本市場にとって非常に明るい発表である。
参入第1弾として投入されるタイトルは、MMORPGの「FINAL FANTASY XI」だ。もちろんXbox Liveに接続して動作することになるはずだが、Play Onlineとの互換性も実現されているそうだ。ということは、プレイステーション2版やPC版のプレーヤーとも同時プレイが可能と考えていいだろう。また、それ以降も順次様々なタイトルが投入されることになるそうだ。
また、テクモの「DEAD OR ALIVE 4」がXbox 360で登場することも発表された。会場ではDEAD OR ALIVE 4のデモムービーが披露されたが、前作を大きく凌駕するクオリティを実現したグラフィックに、来場者からも大歓声が巻き起こっていた。
そして、ハードウェア関連の発表もあった。それは、Xbox 360が、現行のXboxとの互換性を実現しているというものだ。これまでMicrosoftはXbox 360の上位互換性に関して頑なに口を閉ざしていたため、Xboxとの互換性はないという噂が一人歩きしていたが、今回の発表によってその噂は完全に否定された。現世代のソフトもそのまま活用できるという点はユーザーにとって大きな魅力であり、素直に喜べる発表だ。
これら以外にも、プレスブリーフィングではXbox 360向けのソフトが多数発表されるなど、非常に濃い内容であった。それらの詳細については、追ってレポートする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.