1画面に数千体のゾンビが表示される?カプコンのXbox 360参入第1弾タイトル「デッド ライジング」
カプコンのXbox 360参入タイトルが、“ゾンビ”をテーマにした「デッド ライジング」に決定した。ゾンビと言えば、同社の人気シリーズ「バイオハザード」が思い浮かぶが……。
カプコンの名物クリエイター・稲船敬二氏からは、「今年のE3は話題が多い。特に各社の次世代機発表がありますが、僕のほうからもそれに関係するタイトルを紹介します」というコメントと共に、Xbox 360参入第1弾となる「デッド ライジング」が紹介された。 「(テーマは)ゾンビですが、『バイオハザード』とはまた違ったゾンビをお見せしたいと思って作りました」とは稲船氏。
本作の主人公はピューリツァ賞を狙うフォトジャーナリスト。賞獲得のため色々な事件を追い取材に行くが、ある事件をきっかけに大変な事態へと巻き込まれてしまう。プレイヤーは彼を操作しながら、生き残りを掛けた戦いに身を投じていくこととなるのだ。
「本作はリアルタイムに時間が過ぎていくのが特徴。前後することはあるが、だいたい10日間くらい。この間、如何にして生き残り、スクープを手に入れ、この世界から脱出していくかがゲームの肝になっています」(稲船氏)
舞台には大きなショッピングモールを採用。プレイヤーはここで、生き残るために逃げ回るのか?戦うのか?戦うとしたら武器を使用するのか? など、自由に選ぶことができるとことだ。
なお、本作のストーリーについては、「ゾンビがたくさん出てきますが、本当の敵は人と人との醜い争いといった部分だと思っています。人間ドラマを描く、ということを考えて制作しています」といったことが語られた。
さらに話は本作のプラットフォームであるXbox 360までに及ぶ。「Xbox 360で制作を行っていますが本当に素晴らしい、というか驚くべきハード。ビデオでも見てもらいましたが、ゾンビを出しても出しても、まだまだ出せる。これからゲームの中にもっともっとたくさんのゾンビやアイテムなど、Xbox 360の性能が許す限り、どんどん作っていきたい」(稲船氏)
上記写真はゾンビがとにかく多い画面写真。まだまだ多くなる、多くしていくとのことだが、何千体のゾンビが1画面に表現されるのかが気になるところだ。なお、最後に稲船氏は、次世代機とこれまでの開発環境の比較や、今後の意気込みについてコメントしてくれた。
「今までハードの制限が、ゲームクリエイターのクリエイティブな部分を制限していましたが、Xbox 360になり、ほとんど制限させられることがなくなりました。コスト的な制限はもちろんありますが、それ以外の制限はなくりましたので、思う存分、皆さんに楽しんでいただけるゾンビゲームを作ってみたいと思います。発売時期についてはまだ発表できませんが、皆さんが想像しているより早くに発売できると思いますので、ぜひ期待してください」(稲船氏)
カプコンの次世代機参入タイトルとしては、1番手での発表となった「デッド ライジング」。今回は初披露の場ということもあり、プレイアブルなどでは出展されてはいないが、今後明らかになっていくであろう新情報を楽しみに待っていてもらいたい。
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