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TVゲームのよい影響を研究する「ゲームの処方箋」プロジェクト

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RBB Today

 ナムコは、TVゲームが人間に与える良い面を研究する「ゲームの処方箋」プロジェクトの発足を発表した。科学的なアプローチによってゲームの影響を調査、ストレス解消などポジティブなゲームの効能を研究するという。

 早稲田大学こどもメディア研究所研究員である河合隆史(早稲田大学)を中心に、渡邊克巳氏(産業技術総合研究所)、宮尾益知(国立成育医療センター)、二瓶健次(身体障害者療護施設 横浜らいず)らにより推進される予定。研究テーマとしては、「心理的効果を中心としたゲームソフトの効能の調査」「TVゲームにおけるインタラクションの評価手法に関する研究」「発達に障害のあるこどもを対象とした臨床現場での処方の仕方の検討」「遊びの要素に着目した学習障害支援用ソフトの制作」が挙げられている。すでに完了した予備実験の成果は、2005年6月に開催される日本人間工学会の全国大会において報告する予定とのこと。

 「ゲーム脳」や少年事件への影響など、何かと悪役にされがちなゲームだが、ゲームの持つプラス面を科学的に証明しようとするこの試みは画期的なものであるといえるだろう。

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